貞心・南龍二人会(19-082)
14:00 此花千鳥亭
・一龍斎貞司 (清正の若い頃)
・旭堂南龍 長講 赤穂義士外伝 俵星玄蕃
中入り
・一龍斎貞心 長講 玉菊灯籠
最近(でもないか)、講談が楽しい。
まだまだ、聞いたことのない演目がたくさんあって。
よく知ってる古典落語でも、リズムや間合いでワクワクすることもあるけど、確実に減っている。
どうも、繁昌亭昼席や島之内寄席、先日の鰻谷寄席のような短い人で10分とかの会では、あまり楽しめない。
今日は、東京からの一龍斎貞心さん、貞司さん師弟と南龍さんの会。
前売り完売で、当日分も席があるだけの大入り。
なんでも、貞司さんは弟子入り間も無く、まだ、高座に上がれる「身分」ではないそう。10月に「前座見習い」になったばかり。
実は、大阪(東大阪)出身で、今日は故郷に錦・・・を飾る舞台だそう。
ちなみに、貞司という名前は、師匠貞心さんの前名。
貞心さんの玉菊灯籠は5年に一度しか舞台にかけないネタで、平成12年以来、5年に一度演っているそう。
本来なら、来年の11月の国立劇場の順番だが、まあ、大阪ということもあるし・・・。とのこと。
あらすじは、大和郡山出身の大工弥吉が江戸で修行し、年老いた母親が心配で郡山に帰ってくる途中、玉菊花魁と深い仲になり、将来を約束する。
弥吉は郡山に帰り、地元の大工の棟梁の娘との縁談が持ち上がるが、母親に玉菊との事情を話し、断るよう頼む。
母親は女郎との結婚に反対し、寺の坊主と一計を案じ、玉菊に弥吉が死んだと嘘の手紙を出す。
玉菊は郡山に訪ねて来て、寺で、弥吉の墓といわれた卒塔婆だけの墓で白無垢に着替えて自害する。
まもなく、弥吉も寺に来て、死んだ玉菊に対面する・・・。
たっぷり、1時間の長講。
大和郡山という地名だけでも反応する(40年以上住んでいた)のに、悲恋の話で、なんとも言えませんね〜。
久しぶりに「満腹」の講談でした。
そんな残酷な話をされた講釈師は、こんな穏やかな風貌です。
以前、この方のお弟子さんの貞寿さんの高座も聞いたことがありますが、「どちらかというと、ブルドッグ似」って仰ってました。
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