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カテゴリー「桂 三段」の記事

2010.09.25

島之内寄席~9月席~(10-34)

ワッハ上方  14:00
 ・桂 三段  医ー家族
 ・林家染弥  天災
 ・桂枝曾丸  和歌山弁落語・おばちゃん旅日記
 ・森乃福郎  はてなの茶碗
 中入り
 ・桂 春駒  親子酒
 ・笑福亭仁智 多事争論

以前、Y氏やOちゃんが「めっちゃ面白いですよ!!」って言ってた笑福亭仁智さんの「多事争論」をお目当てにワッハへ向かう。
まあ、今日は落語会「でも」行こかっていう「でもつき」の落語会。

日差しは強いものの、風は涼しくめっきり秋の気配。
秋はお腹がすくし、眠たいし、嫌いな季節。

落語も、真剣にきかず、眠たくなったら寝るぞ。ってな意気込み(?)で。

今日はこんな席に座ってみました。
Img_0308

まずは桂 三段さん、師匠三枝作、医ー家族から。
三段さん4年ぶりで見るが、格段の進歩。
4年前には正座もできへんかったもんね。
やけど、この家族、何で大阪弁をつかわへんの?(三段さんが北海道出身やから?)
設定はどこ?

続いて、林家染弥さん、さすがに落ち着いて見える。
演目は天災、思っても見ないところで吹き出したりしてしまった。
楽しい。

続く桂枝曾丸さん、和歌山弁落語で、おばちゃん旅日記を。
う〜ん、和歌山弁がわからんので、ついて行けない。
マクラではてっぱんの(南海電車のアナウンス)「さだんはでんせきだせきしていで・・・」
※ 南海電車の長距離、最近乗ってないなあ。
中盤、寝てました。心地よかった〜。

中トリは、森乃福郎さん、京都検定2級の実力を垣間見せながら、うまく、はてなの茶碗へ。
京都出身の福郎さん、間違いはあるはずもないけど、どうも大阪弁・京都弁の使い分けが気になる。
油屋さんは大阪出身で、でも、実家は勘当されるくらいなのでまずまずの商家、茶金さんはいうまでもなく京都の超一流の茶道具屋。
一瞬「あれっ」って思ったのがどこだったか、メモも取ってないのでわからない。
この人の話しぶりも心地よい。
なんとなく、ですが、「はてな」には、見台は不要なのでは。
番頭さんや、茶金さんが、茶碗を改めるところ、見台の上に置くのが変な感じがして。

お中〜入り〜
Img_0309

中入り後、桂 春駒さんから。
顔を見ると、ちょっと寝てられへん強面やし、声は大きいし。
演目は親子酒。
あれれ、こちらも見台をおいたままでいいの?
酔っぱらったときどうするの?
と、おもいきや、思いっきり見台にアタマをぶつけて寝入ってしまいました。なるほど。

さて、お待ちかね、トリの笑福亭仁智さん。
東京と大阪との違いをマクラにふっておいて、東京出身の妻とこてこて大阪夫とのいさかいをコミカルに。
まずは、目玉焼きにソースか醤油かというところから、仲裁に入った家主さんは塩、近所の田中さんはケチャップ。
豚まんには・・・(東京出身の妻は肉まん)、天ぷらには、と話は広がり調味料も醤油、ソースからバルサミコソース、マスタードと広がり、これぞ仁智ワールド。

2006.08.29

第76回地底旅行寄席

今日は初めての地底旅行寄席。港区の田中機械ホールというところ。

元工場なので勝手がわからず、階段から降りてきた兄ちゃんに寄席はどこでやってるんですか。と聞く。
やさしいその兄ちゃんは、会場の階段下まで連れてってくれる。

階段をあがると、大きな集会室のようなところ。
いわゆる地域寄席で、近所のおばちゃん、おばあちゃん達の集会のような有様。

左に座ったおばあちゃんは、スーパーの袋いっぱいにお菓子を持参して、それを延々ビニールの小袋に分けている。
がさがさ、何をしているのかと思えば、小分けにしたお菓子(幼稚園児の遠足のおやつ状態)を、知り合いのおばちゃん、おばあちゃん連中に配っている。
もらったおばちゃん達も、決して手ぶらで来ているわけがなく、あたりは、おやつ交換会。

まずは、桂 三段さん、涙なみだのご対面。
桂三枝さんの話を聞いたことがあるが、やはり、三枝さんってうまかったのね。
入門1年程度の三段さんにはとてもムリだった。

話がつまるだけでなく、完全に止まってしまったり、着物は乱れ、足はしびれ、立ち上がった時にはよろめいている。
せめて、正座の稽古だけでもじっくりやってきてください。

見かねたのか、桂 三金さん、「演者が3人だけとは、ちょっと寂しいので、、、、」と急遽登場。
ネタは、野ざらし。
釣りに行って、暴れるところまで。

三金さんも最近何度か聞いてますが、着実にうまくなってますよね。
今日、眼鏡を外していたのは、暑かったから?それとも、おばあちゃんが多かったから?

続いて、月亭遊方さん、自作の虚礼困惑騒動。
師匠八方から「もう、お歳暮とかはいらんから。そんなんするくらいやったら、子供に何かええモン食べさしたりや。」と言われ、歳暮をやめたが、弟弟子八天は続けているらしいとの話。

自作のネタは、豚足まんじゅうが引き起こす、元上司と部下、部下夫婦の話題。
演じ方でこんなにおもしろくなるんやなぁ。

ここで中入り。
すでに開演から65分が経過している。
このあと、地獄八景全編が聞けるのだろうか。途中で「おなじみの地獄八景で、、」と終わってしまうのかと考えていた。

トリに、登場した桂 三風さん。
よく見ると、会場に来たときに案内してくれた兄ちゃんやった。

(現代版)地獄八景亡者戯。
自ら現代版にしたとの噺は、効果音をふんだんに使った楽しい落語。
地獄八景は、もともと演者によって色んな時事ネタを織り込むことができる、いわば懐の広い噺だが、鯖を「冷蔵庫」にしまったり、大家さんを「ロイヤルハイツの大家さん」にしたりという細かいところが楽しい。
でも、やはり、鯖にあたって死んだのは「竹田」(本人の本名)さんだったり、扇子でかんざしのビラビラを表現したり、古いところもいっぱいあって、そのギャップも楽しかったりするし。

最後に、効果音がきかなくなったあたりは、ちょっと苦しかったけど、すごく楽しめた落語会でした。

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