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カテゴリー「林家うさぎ」の記事

2017.08.15

染吉10周年記念 5日連続落語会〜染吉っとんの会 第四夜(17-033)

18:30 動楽亭
・桂りょうば  強情灸
・林家染吉   蔵丁稚
・林家うさぎ  餅屋問答
中入り
・林家染吉   辻占茶屋 



動物園前に着いて、最初にすることはファミマでお茶を買うこと。
今日も動楽亭で並んでいる人たちを尻目にファミマでお茶を買って、煙草を吸っていると、今日のゲスト林家うさぎさんが天王寺の方から歩いてこられた。

あれれ、動楽亭の楽屋の入り口をこえて、ファミマも通り過ぎどこへ行くのかと思っていたら、動楽亭のお客さんの入り口を見に行ってたみたい。

さて、開演。今日のトップバッターはりょうばさん。
いつもみてるので、逆に舞台にいる方に違和感があったりして。
マクラではこれまでの三日間や、今日のブリーゼの米朝一門会のお話。
三日間で、染吉さんが着実に衰えてきてるそう。
これだけ大変やったら、二日目のそめすけさんが言ってた「10だけ用意しておいて、(投票を放っておいて)、リクエストの結果、今日は一文笛ですねーとか言うたらええやん。」って、手もあったかも。
で、強情灸。
なんか、以前より声が大きくなっている?

これは、実は初日から思っていることやけど、染雀さんやそめすけさんも、かなり大きな声を出してるってイメージ。
なんでやろ?

染吉さんは蔵丁稚。
なんか、デジャブがあると思ってたら、初日の淀五郎か。
そらそうやね。

うさぎさん、「手水廻しはやらないようにと言われました。」これ、染雀さんを聞いてないとわからない話。
演目は餅屋問答で、これまでの三日間ほどの長い話ではない。(残念な気持ちもあるけど、早く帰りたい気持ちもあるので、いいかも。)



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2015.03.21

島之内寄席三月席(15-029)

14:00 トリイホール
・笑福亭飛梅 道具屋 
・露の団姫  鯛(桂三枝・作)
・林家うさぎ 隣の桜
・桂 文福  金婚旅行
中入り
・笑福亭仁勇 紀州
・桂雀三郎  天王寺詣り



久しぶりやなー島之内寄席。
結構な入りやし。
思い出したようにここにやってくるのは、この寄席がある意味「標準形」やと思ってるから。
◯◯一門会や◯◯独演会でもなく、テーマを持った落語会でもなく勉強会でもない。
一番オーソドックスな上方落語会やと思っているから。

で、一昨日、桂米朝さんが亡くなって、さて上方の落語界はどうなるのか、なんてことは実はどうでもよくて、実質的に何年も米朝不在ではあったわけで。
まあ、米朝師がお年を召されてからは、雀々さんや吉坊さん、他の一門ですが春蝶さんなども東京に行ってしまったりはあるものの、まだまだ静かにブームは残ってたりする。

そんなことは置いておいて。

まずは飛梅さん、初舞台で、オタの直前になって会場で携帯が鳴って頭が真っ白になった話をマクラに。やや短めの道具屋を。
団姫さんは、鯛。いまや多くの噺家さんがやってる鯛やけど、女の人は初めて聞いたかも。
続いてお馴染みのお囃子が、タラッタラッタラッタ♩と流れてきて、うさぎさん。
隣の桜も今の季節感いっぱいの噺。

文福さんも、相撲甚句で大阪の春の感じ。

仁勇さんの紀州は二度目かな?

さて、トリの雀三郎さん。
今日はこの天王寺参りを聞きに来たと言っても大げさではない。
彼岸の中日に、天王寺参りを聞く。それも雀三郎さんの。
こんな幸せ。
噺は部分的に暗記してるほど聞いてるけど、この幸福感。なんやろー?

今日は最高のいちにちでした。



2014.06.21

特撰!おはよう染丸一門会(14-076)



10:00 天満天神繁昌亭
・林家愛染  ろくろ首 
・林家染雀  もぎ取り〜軽業
・林家染丸、愛染、染雀  軽口や形態模写 
・林家うさぎ  寝床  



さすが、四代目が出演するとなると、朝席といえなかなかの入り。


これが最初にもらってきたチラシ。



20140621



で、こちらが最近もらったチラシ。おお!一人若返ってる!?





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ねたのたね2でもまだ、そめすけさんになってましたね〜。







2009.02.14

島之内寄席~2月席~(09-015)

ワッハホール 14:00
 ・桂 春菜 ご先祖様
 ・笑福亭右喬 二人ぐせ
 ・林家うさぎ 悋気の独楽
 ・桂春之輔 祝のし
 中入り
 ・笑福亭忍笑 桃太郎
 ・笑福亭仁智 源太と兄貴(純情編)

今日の島之内もY氏と同行。
二番太鼓は笛もなく寂しい。繁昌亭とは違ってある意味、本家である島之内寄席では、もっと、こう、豪華さが欲しい。
本格的というか・・・・何か。

で、石段ではない出囃子が流れ、幕があくと、名ビラには「桂 春菜」の文字。
「吉本お得意のダブルブッキング」だそうで、代演に出てきた桂 春菜さん、「吉本のあほボンの代演は松竹のあほボンが務めます。」
ワタシ、月亭八光さんの落語は聞いたことがなかったので、その意味では残念だけど、ファンクラブ会員のワタシ的にはラッキー。
坊っちゃん5という落語家二世ばかりのユニットを組んでいるが、どうも、ゆるい。
居心地は非常にいいが、「ずっとここにおったら、だめになる」ってわかっている。
で、その公演に「重石」として、師匠桂春團治が出てもらっている。
すると、師匠も二世で、この雰囲気におかされてきて、最近は噺にマクラをふったりしている。とのこと。
春団治さんのマクラ聞いてみたいですね。

※ 坊っちゃん5
 林家いっ平、父親が林家三平。
 林家木久蔵、父親が林家木久扇(笑点のラーメンのひと)
 三遊亭王楽、父親が三遊亭好楽(笑点のピンクのひと)
 月亭八光、父親が月亭八方
 桂 春菜、父親が桂 春蝶
ついでに、桂春団治、父親が二代目春団治

噺は、墓参りに行って墓を間違えた話をマクラに、ご先祖様を。
去年聞いたときには、「来年は春蝶を襲名させていただきます。」って話があったが、あと半年になってその話をしないのはなぜ?

続いて、笑福亭右喬さん、春菜さんのあとはいやですね・・・・とつぶやいて。
あほの会の告知をして、二人ぐせ。
何弁?って思ったけど、大阪生まれの大阪人でした。
なんでしゃべりに癖をつけるんやろう?

続いて、林家うさぎさん
安定したというか、おちついたというか、誠にいごこちのいい・・・・・眠りを誘う?
ごめんなさい。寝てしまいました。(寝られるのはうまい証拠。)

中トリ、桂春之輔さん、祝いのし。
お正月には、「師匠の前で祝いのし」って落語会をやった(一部では評判が良くなかった)春之輔さん、今回も、どうしても春団治さんのイメージが先行して・・・損ですよね。

中入り後、笑福亭忍笑さんから。
今年50才になるそうで、まだ小学生のお子さんがいてはるそう。
ワタシと同級生やん。見た目はもっと若いけど。
そうやねんなぁ。この世代やったら六代目の直弟子なんや。
小学生のお子さんの話から、桃太郎へ。

さてさて、トリの笑福亭仁智さん
「私の師匠は笑福亭仁鶴といいまして、黒いホームペースみたいな顔をしたひとで、師匠が寝てはるときに滑り込んだことがあります。」って、仁智さんも近い世代やけど、この人は六代目の孫弟子に当たるんや。
で、演目は源太と兄貴シリーズで純情編。
ちり紙がチェルシーになるのはわかっていても笑ってしまうし、「ひばりちゃんはサギちゃいまっか?ええカモでっせ。」「いや、宇治田原言うてた。」、「ヤクやってる女」がヤクルトおばさんやったり、最後にはトクさんも登場して全編大爆笑。

終演後、H氏と会いましたが、バレンタインデーのためまっすぐ帰りましたとさ。


2008.09.20

花◎花寄席~梅田花月花形落語寄席~〔08-075〕

花◎花寄席~梅田花月花形落語寄席~ 10:00
 ・桂 三幸
 ・林家うさぎ
 ・桂 文昇
 ・笑福亭たま
 ・月亭遊方

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先週、H氏が行って招待券をもらってきたというので、ワタシもご招待。
日程調整では、いろいろ予定もあってなかなか難しかったけど、東の旅(その4)より優先ということで。

幟(のぼり)がカラフル。
P9200002

まずは、桂 文昇さんが登場して、これからミニ大喜利をやるとのこと。
客層を見るのが目的らしい。
で、桂 三幸さん、林家うさぎさん、笑福亭たまさん、月亭遊方さんが登場。
1〜10までの数字でいろいろなものを表す、、、ってやつで、お客さんからのリクエストで、寄席にまつわるもの。1は一番太鼓、2は二番太鼓、3は三番太鼓・・・でなく、三枝師匠とか・・・・。

大喜利のおかげで、会場も暖まり(暖まったのか?)
桂 三幸さんの出番から。
おなじみのマクラで、技術的にもまだまだやけど、声はよく出てるのでこれからの人。
演目は十徳。

またまた、例の黒子(くろこ)さんの座布団返しがあって、違和感を覚えつつ、林家うさぎさんの登場。
うめだ花月ではどんなお囃子で登場するのかと思っていたら、「うさぎのワルツ」でなく、普通のお囃子テープで。
演目はうなぎ屋。

次に登場した、桂 文昇さん、餅屋問答。
文昇さんも優しい声で、花月のゆったりした椅子にすわって、台風一過の土曜日をゆっくり過ごす幸せに浸る。
村はずれのお寺は「ほうがんじ」

で、中入り。今日のお客さんは、は30人ほどか。
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中入り後、笑福亭たまさんから。
例によって、ショート落語で会場の雰囲気を見つつ、、、、、でも、読み切れなかったのか、「これまで落語に10回以上来ている方、来ていない方。」とアンケート。
ほぼ同数で、微妙なところ。
会場には、ワタシでもよく見かけるコアなマニアな人たちもいて、一方では、「初めて落語に来ました。」って人もいて、確かに微妙か。
「初天神か、船弁慶をやろうと思ってました。」って、船弁慶ってお囃子もあるしどうすんのん?
で、船弁慶。
噺は、(カミナリの)お松が帰ってきて、清八と対面するまでの短いバージョンで、「おなじみ船弁慶の半ばでございます。」って。
こんなところで切るのん、アリ?

トリに登場した月亭遊方さん。マクラでは、「噺家はみんな桂南光に見える。」って話から。
(途中、あせっていたのか、「たまくんと南光くん」などと口走ってみたり。)
で、物覚えの悪い人、顔覚えの悪い人・・・・で、忘れ唄。
手元に時計を置いて、ちらちら見ながらもたっぷりの長講。
(たまさんも、遊方さんも手元に腕時計を外して置いていて、ちらちら見ていたのは感心しない。本人は気づかれていないつもりかもしれないが、無駄な動きはわかるし、そのたびに自分の時計も気になって現実に戻る。うめだ花月には芸人さん用の時計がないのかもしれないけど。)

たまさんの船弁慶は「恐妻」ってなってました。
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2008.06.14

島之内寄席~六月席~〔08ー041〕

ワッハ上方5階ワッハホール

・桂しん吉 眼鏡屋盗人
・林家うさぎ 腕喰い
・笑福亭晃瓶 始末の極意
・桂 都丸 ねずみ
  中入り
・桂 枝光 紙入れ
・桂小春團治 大名将棋

ちょっと落語会にも間があいてしまったか。
なんか、久しぶりの感じ。
入り口で、林家染雀さんの出番は代演になるらしい、、、とだけ横目で見て入場。
13時40分ぐらいに入場。Y氏の姿を見つけて前から8列目くらいに座る。

まずは、桂しん吉さん、眼鏡屋盗人。
誰かの独演会ならともかく、入門10年を超えたしん吉さん、こんな早い出番で。

さて、代演は誰かと思っていると、「ソソラ ソラ ソラ 兎のダンス」のお囃子で、林家うさぎさんの登場。
染雀さん肝臓病で入院とのこと、大丈夫なんでしょうか。
ひとしきり染雀さんにまつわるエピソード(「嫌いではないけど、好きにはなれない男です。」って。)をマクラに腕喰い。
もしかして、別ネタをかけるのかとも思ったけど、そこは一門。

次に、笑福亭晃瓶さん笑福亭鶴瓶さんの弟子なんで若いと思ってたけど、もう48才。入門24年の中堅どころです。
演目は、始末の極意

続いて、桂 都丸さん、先週、ポリープの手術を受けたところというのを知っていたので、どうなのかと思っていたけど。
演目のねずみの舞台は岡山でした。

中入り後、桂 枝光さん
今日もハイテンションで、紙入れ(紙入れ間男)。

トリ、桂小春団治さん
マクラでは、「師匠」の呼び方から、いっときのフィリピンパブで働く女性は「こんにちは」よりも「ありがとう」よりも「社長」「あなた、すけべ」という日本語を教えられるという話で、演目は大名将棋。

2008.05.09

第276回NHK上方落語の会〔08ー030〕

Y氏が当選した上方落語の会に同行。
やっと、今年30回目の落語会。
タイトルの〔08ー030〕って3桁にしたいみがあるんやろか。

まずは桂 三若さん
昨年度、1年間かけて47都道府県をまわり、471ヶ所で落語会をこなしてきたって話から。

ある時は公民館、またある時は個人のお宅や畑に張られたテントなど。
泊めてもらうのも、ある時はお寺の「新仏」を祭っておく部屋だったり。
ある会で、一人の子供がいいタイミングで笑ってくれていた。
が、母親が恥ずかしがり、「笑いな、笑いなって。」止めようとする。
とは言うものの相手は子供、笑いはおさまらない。
ついに怒ってしまった母親、三若さんの真ん前で大声で「ええ加減にしなさいっ。何がそんなにおもしろいのっ。」
演目は、カルシウム不足夫婦。
夫婦の、よくある(?)口喧嘩から、「ある、ある〜。」って思わせるディティールに光を当て、一つの落語に作り上げる。
夫が妻をぼろくそにけなす場面では、むしろ女性客に受け、逆の場面では男性客に受けていることから、三若さんのねらいがはまっていたのがわかる。
もうちょっと洗練される余地はあるとおもうけど、男性、女性どちらが聞いても楽しめる噺です。

続いて、桂こごろうさん。茶の着物に袴姿。
(演目、いらち俥はわかっていたので、裾の乱れを気にしないようにとの配慮か。)
裾を気にするような派手な俥屋ではなかったけど、客のもたれ具合をネタに織りこんで色々工夫を凝らしていたのがわかる力作。
(でも、高座から下りるとき足が痺れたのかよろめいたのはどうなん?)

中トリ、桂 米二さん
以前にも聞いた色紙の話から。
若草色の手ぬぐいが鮮やかで、青きな粉の袋に化けるとは。
やや短めの茶の湯。
NHKホールの大きさでは、茶碗をまわす仕草や表情が伝わらず、残念。
もっと早く行って、前の方の席をキープすればよかった。

中入り後、林家うさぎさん
お囃子はうさぎのダンス。(たらったらったらった〜うさぎのダンス〜。)
奥さんがカナダ人で、息子さんの名前をショーンにしようとしたとき、さてさて、どんな漢字を当てようか。師匠 林家染丸さんに聞くと、「勝運」がいいという。(字画が悪く不採用)
桂 文珍さんに聞くと「消音」!
結局、史恩にしたとのこと。
演目、悋気の独楽には多くの登場人物が現れるが、誰一人として物まねっぽい演じ方をせず、淡々と。

トリ、笑福亭福笑さん
以前にも聞いた千早ふるだけど、さてさて。
マクラでは、知ったかぶりの話、角座の話から、グルメの話。
養殖の魚をとやかくいう人がいるが、牛も豚も、米も野菜もぜ〜んぶ、言わば養殖やんけ。
グルメに関わる時事ネタもあったけど、多分放送できないのでは?

「ひゃくにんひとくび」に凝っているという人が登場、「おのこちょう」や「きよししょうのげん」、「き かんの」の歌が飛び交い、「にしゆき」から「ざいはらぎょうへい」の千早ぶるへ。
浪曲で説明したり、講釈で説明したり、果ては河内音頭、仏の道、天神さんの教え、、。
(「天神さんって金儲けに走ってるやんけ。」「こら、ここではええけど、繁昌亭で言うたら出入り禁止やぞ。」)

大爆笑につぐ、大爆笑、さてさて放送ではどうなるのでしょう。

2007.02.09

島之内寄席(2月席)〔07-011〕

ワッハ上方 ワッハホール
ひさびさに、Y氏との落語会。

まずは、露の団姫さんで、鉄砲勇助。
この間の初天神もよかった。20才とは思えないといえば、女性に失礼か。

続いて、笑福亭喬若さん。マクラで、松坂のものまねの仕方。
演目は牛ほめ。

松坂に続いてアリアス、ならぬ林家うさぎさん。
今の季節にあった、ふぐ鍋やけど、いろいろ短い仕上げ。
お客さんは、例の大橋さん。

中入り前に、露の五郎兵衛さん、浮世床。
師のいろいろ噺をはさむパターンはおもろいですね。
 
中入り後、桂 三風さんは何を聞かせてくれるかと期待していたら、ロボ・G。
もしかして、古典落語を何か変わった演出で、、、。とも思っていたが。
でも、随所に最近の話題を織り込み、笑わせてくれました。

トリの笑福亭仁勇さん、鼓ケ滝。
初めて聞いた西行の話、あちこちにくすぐりを入れてているが、話がつながりにくい。
五郎兵衛さんや、鶴光さんの雰囲気か。難しいんでしょうね。いろいろ織り込むの。

演目あてバクチをしたが、二人とも1つも当たりませんでした。

終了後、Y氏とは久々の王将へ。
隣にへんな言葉づかいの3人の女。
ええ若いモンが大声で、エロ話をしている。

10時過ぎに携帯の電源を入れると、嫁はんからのメール。
上司から電話があった旨。
なんやろっと思いつつ、上司宅に電話すると明日、土曜日出勤(!)とのこと。

2006.08.21

SOMEZA 5days〜初日〜

林家染左さんの10周年記念落語会、SOMEZA 5daysが開催された。
会場のECCアーティストカレッジ梅田校には、受付周辺に桂阿か枝さんがいて(お囃子の太鼓)、ビデオカメラのセッティングで桂ちょうばさんもいた。

ちょうばさんが私のすぐ後ろでビデオカメラをセットしていたので、「俺の頭を写さんといてやぁ。(ちょっと薄いねんから。頭をなでながら。)」と言うと、「いえいえ、全然大丈夫です。入ってません。でも、最前列の方(2名の頭の薄い方)はどうしても入ってしまいますねぇ。」

最初に染左さんが出てきてご挨拶とリクエストの集約。
何を隠そう、今日はアンケートで演目が決まる。
アンケート用紙を自ら集めながら、だらだらとした雰囲気の中で始まっていく。

結局一席目は、阿弥陀池、二席目は猫の忠信と決まった。

さて、寄席の開会、しっょぱなは、林家市楼さんで、犬の目。
この間のイチロウの交流戦以来だが、なにか力んでいるように思える。
噺はスムーズに流れるのに、何か乗り切れない雰囲気がある。
(こう思ってしまう噺家さんは結構いる。生喬さんとか。)

次に、林家染左さんの阿弥陀池。

阿弥陀池はごく最近聞いたところだが、染左さんは上下はともかく、こうした噺でメリハリがつかないように思う。
まぁ、はじめてなんで、次の猫の忠信に期待か。

噺の筋としては、「女の坊主が尼やったら、男は西宮か。」で終わらず、「おかまは宝塚で、」と続けるところや、和光寺に盗みに入った泥棒が「大橋上等兵」やったり、東の辻の米屋の大将が泥棒を縄で縛る前に、ろうそくで明かりを点けたりするところに工夫が見られた。

次に、林家うさぎさんで、鰻屋。

演目「鰻屋」のときには「林家うなぎ」に間違えられたりする話や、落語会のアリアスの話、桂 文珍さんについての全国めぐりの話など、マクラだけで十分に笑わせてもらった。
特に、今日の主役染左さんや、ゲストの市楼さんの失敗談はおもしろかった。
声の具合がもう一つだったのか、話し方につらそうなところが見られたのが残念。
声の調子の良いときにもう一度聞きたい、きっと良い声だと思うし、全体になんとなく「華」がある。
また、鰻屋のなかでも、「ぬか箱や金槌」の設定や、「光秀うなぎ」など随所に笑いのタネが仕込まれている。

トリに、染左さんで、猫の忠信。
今日の寄席の会場、ECCからカルチャースクールに話が変わり、「昔もいろいろ稽古屋がはやったもので、、、、」とつなぐあたりは、なかなか練られている。(リクエストがなかっても猫の忠信を演るつもりだったのでは?と思ってしまう。)
メリハリや登場人物の描き分けも十分だったが、「常はん」というところを「二郎はん」と言ったのはいたい。
同一人物の落語とは思えないほど、「阿弥陀池」との差が感じられる。

さてさて、あしたは何が聞けるでしょうか。
(今日のリクエストでは私の希望は数が少なく、全然入りませんでした。)

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