第3回図書館寄席~鹿乃芸亭(しかのうんてい)~(09-076)
奈良県立図書情報館 13:30
・桂 文鹿 十徳
・笑福亭喬楽 寄合酒
・笑福亭小つる ちしゃ医者
・トーク
中入り
・桂 文鹿 宿屋町〜瘤弁慶
10月の三連休、文化施設巡りの初日は、第3回を迎えた奈良県立図書館寄席 鹿乃芸亭。
今回から会場の使い方が変わって、しきりを入れた細長い形に。
後で結構満席近くなる。
最初に、真っ赤な着物で登場した桂 文鹿さん。
着物の話題で、東京の落語家さんは地味な着物を着て、自分をできるだけ目立たせず、噺を聞いて貰おうとしている。
上方では全く逆で、「オレが、オレが」というタイプが多い。
着物の紋は3年以上経たないと付けられなくて、同様に羽織も着られない。最初に紋付きを許されたときは、「命の次に大事なもの」と教えられた。
ある時、奈良県北葛城郡三郷町に仕事に行くと、町役場に「三ツ柏」の紋が・・・・と思ったら町章だった・・・。(ここで見られます。)
あと、春団治さんの羽織の脱ぎ方や、羽織の紐(特注のチェーン)などをマクラにしてたので、もしかして、「カラクゴボックス」かも?って喜んでたけど、着物マクラ → 十徳って流れ。
続いて、笑福亭喬楽さん。
ワタシ、喬楽さんはじめてかもって思ってたけど、2回目。
「落語日記」によると、前回は去年の8月の島之内寄席、演目は花色木綿でした。
「夏川りみ」ってこのときも言ってたんですね。
ひと言小咄が面白かったんで、書いておきます。
「おかあちゃん、火事や!」「ひ〜」
「お母ちゃん、鍵、忘れた!」「キーッ」
演目は寄合酒を。
続いて、笑福亭小つるさん。
出演順が「微妙」で、ここで小つるさんの登場。
例の「楽屋のテレビを見てましたら、ノーベル平和賞のオバマ大統領が狙撃され、、、、」って、このマクラ、わかっていてもイヤな気分にさせる。
来年10月22日に六代目枝鶴を襲名する話などをマクラにチシャ医者を。
はじめ、かすれた声が気になったが、なれてくるとなかなかいい雰囲気に思えてくる。
で、3人の出演者のトークコーナー。
これまでの2回は、奈良県出身の落語家さんばっかりやったけど、それでは持たないので、今回から「奈良に縁のある」で、奈良市在住のお二人をゲストにしたとのこと。
小つるさんは大阪市福島区出身、喬楽さんは鶴橋出身とのこと。
メインは、襲名にまつわる内輪話をいくつか(松竹と松竹芸能は別会社で、松竹座の使用料は600万円・・・書かない方がいいかも)。
で、4席目にまたまた文鹿さんの登場。
前回までのCDでなく、今回から三味線のお囃子が入ったので、ハメモノのある噺ということで、宿屋町〜瘤弁慶。
弁慶の立て弁はちょっと噛んだけど、普段聞けない噺でいい気分になれた。
オチは、「これでは、また壁土に塗り込められてしまう。」
ちなみに、明日は国立奈良博物館に行く予定。
※ 午前中、買い物に行ったスーパーの隅っこで、CDの廉売会。
上方落語名人選6(林家染二(当時・現四代目染丸))を購入。
10月18日 一部修正。
詳しくは、コメントを参照してください。
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