染吉っとんの会(16-077)
18:30 動楽亭
・林家染吉 米揚げ笊
・林家染吉 黄金の大黒
・林家卯三郎 仔猫
・林家染吉 淀五郎
まずは染吉さん。
来年の8月に入門十周年を迎えるそうで、そうなると繁昌亭夜席を借りる「権利」ができるそう。
まあ、抽選にはなるらしいんですが、来年10月に独演会をやりたいとのこと。
で、入門月である8月には、ここ、動楽亭で5日間連続で落語会を開催するとのこと。
1日二つのネタ、それもリクエストで、を、5日間続けトータル10席。十周年にちなんで10席というイベントを検討中だとか。
米揚げ笊、演目にもよるんですが、染吉さんの噺、ときに「力み過ぎ」って感じることがある。
今日もそんな感じで、でも、まだまだ、若手なんで、そのうちにいらない力は抜けてくるんでしょうし、このままやっていってほしいですね。
続く、黄金の大黒、なんでも修行中に師匠にリクエストしてつけてもらったネタだそう。
いっぱいいっぱい貧乏人が出てきて大好きな噺なんだとか。
卯三郎さん。
卯三郎さんを聞くのは、7月頃の平成11年入門の同期会(旭堂南湖、桂まん我、林家卯三郎、桂 吉坊)以来。
マクラでは、染吉さんが師匠の会で淀五郎をかけて、すごいいい出来だった(らしい)って話を。
なんでも、師匠が「染吉ぬいぐるみ」を着て演ってたんじゃないかとか。
演目は、染吉さんのリクエストで仔猫。
今日はお客さんが少なくって残念でしたが、この数のお客さんだけで聞くのはもったいないいい雰囲気でしたよ。
トリの染吉さん、淀五郎。
こちらも染吉さんの大好きな噺で、弟子入り前にテレビで師匠染丸さんの見て、ずっと憧れていたとか。
で、師匠に頼んでも、蔵丁稚ができてからとのこと。(芝居の場面が同じなので)
稽古をつけてもらい始めてからも、何ヶ月もかかって上がったらしい。
いやー。いい噺でした。
最近、六代目松鶴さんの「重ね扇」を聞いたんですが、正直、松鶴さんは「東京弁」がボロボロで、まあ、そこが楽しかったりもします。
で、同じ笑福亭で、孫弟子生喬さんも演ってはるんですが、染吉さんなら、落研時代の江戸落語の雰囲気もあるし、東京弁のシュッとした喋りもできそうだし、ぜひ聞いてみたいものです。
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