銀瓶・春菜 二人会~最初で最後の二人会~(09-061)
そごう劇場 18:00
・笑福亭喬若 道具屋
・笑福亭銀瓶 書割り盗人
・桂 春菜 山内一豊と千代
中入り
・桂 春菜、笑福亭銀瓶 対談
・桂 春菜 七度狐
・笑福亭銀瓶 不動坊
もうすぐなくなってしまうそごう劇場で、もうすぐ襲名する春菜さんと銀瓶さんの二人会。で、「最初で最後の二人会」。
Y氏のお誘いで、そごう劇場へ行ったことがない二人で出かける。
屋上の庭園からは、ひと雨降った後の、北、東、南方向の大阪の町がきれい。
会場は、ごく普通のレベル。
ただしあちらこちらに案内の女性がいて、ここらでちょっとゴージャス。
何にせよ、なくなってしまうのはおしい。
で、落語。
まずは、久しぶりに聞く、笑福亭喬若さん。
前座役だけど、羽織を着て登場。
演目もいわゆる「軽い」道具屋やけど、やっぱりちょっと違いを見せてくれる。
柔らかいしゃべりで、「さすが」と思わせる「間」。
続いて、笑福亭銀瓶さん。
マクラでは、最近の芸能界麻薬ネタから笑福亭小松さんの話題などから、書割り盗人を。
真後ろのおじいさんが銀瓶さんファンなのか、引き笑いが耳につくし、単発で一人拍手をしたり、うるさい。
ローカルな落語会(区民センターなどの)ではよくある風景やけど、そごう劇場ではやめて欲しい。
まあ、それもこれもあわせて落語会やけど。
続いて、1週間後の8月30日に桂春蝶を襲名する桂 春菜さん。
師匠方に挨拶回りに行った話を米朝、仁鶴、ざこば、、、って三段オチで。
演目は山内一豊と千代。
聞いたことがある。講談だったか、春菜さんだったか。
オチは、「重い槍」
中入りでは、ホールを出ると一つ下のフロアが飲食店街。(何か、言い方古い?)
で、喫煙室がある。
中入り後の対談。
まず銀瓶さんが口火を切って、「いよいよ、来週になりました。皆さん、是非行ってください。衆議院議員選挙。」
春菜さんからは、芸人の家庭の話題や、襲名までのトラブルなどのお話。
対談後は、桂 春菜さんから。
演目は七段目。
落語というのはいろいろな芸能の中で、遅く始まった芸能、だからいろんな芸能をふまえている。という話はよく分かりました。
二階との上下感がこの話の立体感というか雰囲気やけど、そこはもう一つのような気がする。
階段を上るところ(人形振り)、二階に向かって怒鳴るさま、階段から落ちるところ・・・う〜ん。
とはいえ、さすが芸人の二代目、若旦那や芝居噺は雰囲気が出ている。
鳴り物ともばっちり。
で、トリの銀瓶さんの不動坊も、上下感と鳴り物とのマッチング。
そうか、二人会とはいえ、勝負やったんかも。
オチは一工夫されているけど、ちょっと台詞が長くなってしまって、ややキレがよくないかも。
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