花月花形寄席〔08ー039〕
花花寄席 うめだ花月シアター
笑福亭智之介 動物園
林家染弥 癪の合薬
おしどり
桂 三歩 宿題
桂 三扇 転失気
桂つく枝 時うどん
いつかはいってみたいと思っていた花花寄席。
できれば、開放感のある金曜日にと考えていたので、今日、休暇をとり、上司(落語好き)に内緒で出かける。
梅田花月に12時頃到着し、当日券2,000円(前売り1,800円)だけど、花月の前で配っているビラを持って行けば1,800円。(無料招待もある。7月まで60才以上先着10名。)
梅田花月の舞台は、テレビなどでもたまに映るけど、例の、延々と地下に降りていく劇場。
客席には、15名程度のお客さん(ワタシ含む)。多分、無料招待の60才以上の人もいてはるので、正味有料のお客さんは10人程度か。
まずは、笑福亭智之介さん。
さわやかなレモンイエローの着物に黒い羽織、羽織の紐は赤。
演目は動物園。
トラになる男は、アルバイト募集の張り紙で応募してくるという設定で、短い時間にまとめるための工夫がされている。
ワタシ、智之介さんの落語を聞いたのは初めてで、「笑いのタニマチ」で、膝送りの依頼に出てきたところしか知らないけど、いい声で。
智之介さん、神戸の方で落語会をされているらしいけど、神戸まではなかなか行けない。
いつか、ゆっくり長めの噺を聞きたいですね。
花月では、こうするのか。って思ったのが、お茶子さんが男性で、それも「黒子」の装束。
なんか、どう?
続いて、林家染弥さん。
あれっ、以前よりちょっと太った?
もうちょっと二枚目でスリムな感じがしてたけど、、、、、。
演目は、癪の合薬、上方では3人しか演る人がいないとのことです。(ちょっとうれしい。)
東京では、「やかんなめ」というお題で、これを聞くと、ああ、あの噺かと思う方も多いでしょうが。
オチは「まだ漏れるほどではございません。」
照明が落とされ、真っ暗な中で舞台の設定(高座を取り除く)。
で、登場したのがおしどりのご両人。
歌にあわせて針金細工を、、、、ってな説明はここではしません。
でも、おみやげをもらったので、見て見て。
日常生活の小さな不満を「小満」といい、小満を歌いこんだ、「コマンタレブー」。
リクエストでは、「ドラえもん」と「招き猫」。
それらを作っている間の「シャンソン風ドラえもん」は情感のこもったいい歌ですね。
続いて、桂 三歩さん。
宿題。
宿題を教えてくれる新入社員は岡山県出身で広島大学出の山口賢ってあたりが三歩さんの工夫か。
まあ、もう何度も聞いてるので。
中入り後、桂 三扇さん。
三扇さんも桜宮寄席でお見かけしたくらいで、落語は本日初。
マクラの、「はっはっと笑うと、幸せは(はっは)で、64パーセントになる。しくしくしていると(しく)で36パーセント、ちょうど100。」
演目は転失気。
トリ、桂つく枝さん。時うどん。
うどんの食べ方はさすがです。
ホンマ、見とれるくらい。
翌日のうどん屋には、「もう、お金もよろしぃわ。」っていわれるくらいの気味悪さ。
1時開演、ちょうど3時終了でした。
普段、ワタシの行く落語会ではお見かけしない噺家さんがたくさんみられたし、ちょうど予約の団体さんがいない日で、ゆっくり楽しい午後を過ごしました。
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