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大阪市中央区役所が作っている「中央区史跡文化事典」ってパンフレットを入手したので、ごまめさんの職場に「届けておきますね。」って、メールしたら、「すぐにおりて行くから待ってて。」とのこと。
で、お会いして、一杯行きまひょか?って話になったものの、いつもと違って「今日は、上六に行こう。」とのこと。
上六、徒歩5分の飲み屋さんには、なんと、笑福亭瓶太さん。
おまけに(おまけは失礼)、旭堂南華さんもご一緒。
へー、こんな飲み会もあるんやと思ってると、なんと、桂文福さんまで登場。
いやいや、今夜は多くは語りません。
多くの落語ファンと話ができて、桂蝶六さん風のかたとか…
あー。この落語日記の読者さんもいらっしゃって。
あとは、私の見たままを写真で見てください。
って言っておいて、写真は後日追加って、詐欺?
最後、お店の前で。
実はこれまで写真をお願いできへんかった。
最後になってすみません。
あ~んし~ん生命のマグカップもいただいたんですが、写真を撮る機会がありませんでした。
後日、必ず掲載しますのでしばらくお待ちください。って言って。カウントを増やす…ウソウソ。
13:00 天満天神繁昌亭
・森乃石松 つる
・桂しん吉 遊山船
・林家小染 浮世床
・AKO(マジック)
・笑福亭扇平 看板の一
・桂梅団治 壷算
中入り
・豊来家一輝(太神楽)
・桂 文福
・笑福亭竹林 平の陰
・桂 雀松 替り目
6月22日は朝から鶴橋で集合して、落語に出てくる地名をたどって3時間近く歩きました。
で、その後に昼席。
ウォーキングは、またまた後日追記します。
まずは、森乃石松さん、つる。
う〜ん。聞きづらいし。
間違えるのは仕方ないけど、肝心の所では・・・ねえ。
上下もよくわからない。
う〜ん。
続いて、桂しん吉さん。
こちらはさすがに落ち着いた高座。
演目の遊山船はつい最近聞いたところなんで、いろんな型が楽しめてうれしい。
さて、続く林家小染さん。ぬの字の紋付きの着物。
演目は、浮世床、うん、安心して聞ける。
ってか、落語会では常に安心してたいですよね。
で、雰囲気が変わって、マジックのAKOさん。
うんうん。そうそう。こう来なくっちゃあかんよね。
ちょっと味を変えるって言うか。
で、今回ちょっと意外だったのが、笑福亭扇平さん。
こんなに上手な人やったんか〜、いえ、落語じゃなく雰囲気の取り方というか、場の盛り上げ方。
客席をぐっと掴んでる。
演目は看板の一。
さて、中トリには、桂梅団治さん。
壷算。
「瀬戸物」って、実は今日歩こうとしてた天満橋の石町、坐摩神社行宮・・・陶器神社とのゆかり・・歩いておけばよかった。
中入り後は、豊来家一輝の太神楽。
そういえば、今日のこのメンツに近いメンバーで来たときにも豊来家一輝さんやった。
ワタシは大好きですが、もっと大胆な芸の時もあったので、もっと刺激が欲しくなりますね。
(キリがありませんが。)
さて、桂 文福さん、緑の着物に黄色い文字で「かつら文福」と染めてある。
演目は・・・・書き様がありませんね。
いつもの、楽しいお話です。
さて、笑福亭竹林さん。
ワタシ、この人も大好きです。
福島で落語会をして、いろんな経験ができたって話をマクラに。
いま「ある意味、東北行かな損ですよ。」
演目は、平の陰。
浮世床に登場する「字が読めないオヤジ」とかぶる噺で、そこがイマイチか。
さて、トリの桂 雀松さん、気象予報士話題で「暖めようとする私と皆様との間に前線が・・・時にはカミナリが・・・」も楽しいですね。
演目は、替り目。
う〜ん、時間も経過しているし、とも思ってたけど、きっちりラストまで。
よかった〜。
一緒に行った人たちに聞いても、今日の秀逸。
感動です。
で、落語会の後はウォーキングの続きを5分、で、その後は定番の飲み会。
暑気払いには早いけど、焼肉〜。
まー、そのあたりは後日追記します。
こんな実がなってます。
で、梅の実を見た後は梅干し屋さんへ続く。
本来なら、6月22日の所に載せるものです。
後で、日付順に並べ直しますね・・・。
集合場所は鶴橋駅前、なので当然最初には「ひめこそ神社」へは行ってるし、その後には産湯稲荷にも行った・・・のに、写真を撮ってないという大ボケ。
で、写真は、ここ高津さんから。
高倉稲荷。
「こう、ず〜っと行きなはれ。」行ってはる行ってはる・・・・
絵馬堂で仁徳天皇の話だとか、崇徳院、はては延陽伯のあらすじまで話したのに、伝わらない面々。
このあたりまでに、瓦屋町を通って、帯久の話題とか。
いわゆる「わるもん」の帯屋がタイトルになってる不思議。(決して、泉屋与兵衛ってタイトルではない。)あと、不思議なところでは、登場した時点で死んでて、おまけにあだ名がタイトルになってる「らくだ」。
(あー。千日前も行ったらよかった。)
そうそう、この直前に「鰻谷の由来」の話題も。
全然写真とってへんやん。あかんわー。
次の御用日の住友の浜って、夏の情景を描く素晴らしい話やと思ってるんですが。まあ、いまのところこんな感じで。
遠くに見えるは、西町奉行佐々木信濃之守に「親あらば親もろとも、町役付き添いの上、 即刻西のご番所まで出でますよう。」と四郎吉くんが連れ出された奉行所のあったところ。
他には、「あ〜!」って叫ぶお奉行さんとか。
一次会終了後、天満橋から。
今日はライトダウンの日、何か変わるかなって20時ちょうどを3人で待ってました。
あれが、大屋形。「いつも金を借りにいくところ。」
川面を流れる風は心地よく(陸に比べれば・・・くらい)、夕涼みもいいもんですね。
次回は、このメンツではちょっとしんどいので、単独行かな?
もっと写真も撮って、地図もしっかりしたのを作って・・・
まあ、行ければですが。
そうそう、ワタシごとですが昼休みには、米揚げ笊とか、池田の猪買とかに出てくる「表へ出るとこれが丼池筋、これをド~ンと北へ突き当たる。」「でぼチン打つわ。」のあたりのカフェにいつもコーヒーを飲みに行ってて、あー、大阪には落語の時代性(?)がまだまだ生きてるんやなーって感動してます。
ついでに、ここにはいまだに橋がないので、「船で渡ろうか、泳いでわたろうか、それでは事が大胆な。」で、三休橋を歩いて帰ってます。
18:00 中井神社
・笑福亭喬介 道具屋
・笑福亭風喬 鹿政談
・笑福亭三喬 鳥屋坊主
・笑福亭喬楽 牛ほめ
・笑福亭松喬 遊山船
大雨の昭和町、寺西家をでて、まだまだ時間もあるしって、とりあえずミスタードーナツでコーヒーを。
iPhoneでルートを探すと、なんと、文の里まで歩くとトータル15分くらいで行ける。
困った。1時間40分。
外は大雨。歩くわけにも行かない(歩いても30分くらいでつくみたい。)
で、持参してたiPadで「旅のしおり」を作成。っても、世紀末亭からテキストをダウンして整形するだけやけど。
で、なんとか、いくつかまとめた頃、Yさんからメール。
なんと、6時前に会場に着いているらしい。
で、ワタシも6時までに会場着。
おー。はるか、左の方向にIさん(以前Yさんと同じ職場やったひと。)がいる。
まずは、笑福亭喬介さん。
落語会の掟を「あいうえお作文」で。
あくびをしない。いねむりをしない。うろうろしない。えがおで聞く。おもしろくなくても笑う。だそうな。
演目の道具屋も、「あほ」の甥っ子(?)がニンにあってていい感じ。
明るいキャラで楽しいですよね。うん、楽しい。
続いて、笑福亭風喬さん、袴姿で登場、おお奉行の雰囲気か。
演目は鹿政談。
豆腐屋の六兵衛さん、なんと72歳。
奈良町奉行は松本肥後守。
トリ前には、笑福亭三喬さん、最近よくやってるのか「例の阪急電車のマクラ」ってな言い方をされてる。
阪急はお上品、阪神、近鉄は・・・ってマクラ。
演目は、鳥屋坊主で、桂文紅さんからの直伝とのこと。
以前露乃団六さんのを聞いたのとはオチが全然違っていた。
「この仏にはお茶湯をあげるに及ばない。」って感じやったかな。
今回は、ニセ坊主が柏手を打って指摘され、「元、鳥屋、拍手は付きもんでございます。」
ふ~ん。
中入り後、笑福亭喬楽さん。
あんまり聞いたことのない方。
演目は牛ほめ。
ちゃんと、仕込みしてたのに、してなかったと思って、って難しいですよね。
ちょっとしたミスが・・・
トリの笑福亭松喬さん。
20日のフジテレビ「ほこ×たて」にソースカツ丼の審査員として登場されるのをマクラに。
演目は遊山船でしたが、ワタシ、ちょっと疲れが出ましたね。座り疲れ。
で、Y氏、Iさんと飲み会。
かご屋が満席のため、その下のお店(お初)。
14:00 寺西家
・桂 雀太 替り目
夢の革財布
・映画「G&G」
主演 桂雀三郎、林家染二、重定礼子、蟷螂襲、野本有流ほか
原案 小佐田定雄
監督 松井公一
駅から徒歩1分の寺西家、まあ、初めてなので余裕をみていく。
おうち(ほんま、普通のおうち)の前で、雀太さん他が話してる。
「まだ、いけますか?」と聞くと、「まだまだ行けます。」とのお答え。
前説では、雀太さん、松井監督が入れ替わりにご挨拶を。
まずは、落語コーナー。
雀太さん、演目の一つは、夢の革財布で、もうひとつは「おたのしみ」。
笑うとナチュラルキラー細胞というのが活躍して、病気をやっつけてしまう。
なので、朝から笑う、朝も昼も笑う。一日中笑ってると病気になりにくい、ただ、病気やと思われるのが難点、とか、笑ってる人、プラス思考の人は口角は上がって、目元は下がって、顔全体が○になる。
怒ってる人、マイナス思考の人は目尻がつり上がり、口はへの字型。どうしても顔の真ん中に×のマークがついてしまうって話は面白かった。
夢の革財布は芝浜の改作で、大阪版。
芝の浜ではなく、住吉の浜で、情景描写は少なめなもの。
落語二席で1時間あまり。
そこから中入りをかねて、スクリーンのセット。
さてさて、映画、G&Gの始まり始まり。
たしか、去年、ごまめさんと「やぐら」に行ったときにポスターがあり、いつ・どこでみられるのか、真剣に探したわけやないけど、ずっと気になっていた映画。
感想・・・・?
う〜ん。
落語と映画は違うモノやし、ストーリーも必要やし。ね。
ただ、繁昌亭と雀のおやどの大きさの違いは、会場を知らない人でも違和感があるのでは?
さて、ワタシの本日の昼の部が終了、外は大雨、持ち時間は約2時間。
どうする?
18:30 サンケイホールブリーゼ
・桂吉の丞 時うどん
・桂 塩鯛 読書の時間
・桂 団朝 阿弥陀池
・桂 塩鯛 百年目
中入り
・桂 塩鯛 天狗裁き
ひょんなことから、何と、ただで回ってきた、S席(4,000円)の指定席チケット。
ありがとうございます、7月1日に異動されるFさん。
で、そのFさんのルートで、Y氏とY氏のお友達が一列後ろの席に。
ブリーゼホールは初めてで、さすがの高級感に驚いていたのは座席に着くまで。
座席は特に広いわけでもなく、ゆったり感やくつろぎがあるわけでもなく。
舞台への距離感や見やすさなど繁昌亭に軍配が上がります。(まあ、2階席ってこともあったからかも。)
さてさてまずは吉の丞さんから。
「前座です、おまけです。」と自己紹介してから時うどん1人バージョンを。
初っぱなにしてはノリもよく、うまく和ませている。
続いて塩鯛さん、短大での講師の経験を話題に、最近の(女子)学生への嘆きをマクラに、読書の時間。
たしか、二度目だと思うけど、さて、5回、10回と笑えるんやろうか。
続いて、団朝さん、「時間制限があるので、団朝、マクラなしでいきます。」
演目は、阿弥陀池。
たしか「過ぎし日露の戦争で」を「過ぎし大戦」としておられた。
う〜ん、時間的な(歴史的な)感覚・制限をなくそうとしてるのか。
「米屋を探してブラッシー飲むねん。」って、わかる世代はいくつくらいなんかな〜。
そういえば、「お米屋さんでブラッシー」ってコマーシャルありましたよね。(→40代以上の方?)
中入り前の塩鯛さん。
あるカウンターばかりの飲み屋で、後から入ってきた客が見えないけど、その客がまずビールの差し入れをしてくれた。
自分の席から「えらい、すんまへんな〜。」
続いて、焼酎の差し入れも。
これまた自席から「ありがとうございます、えらい、ほんまに。」
今度は、ウイスキー。
またまた自席から相手が見えないままで、「もう、きぃ使わんとってください。ありがとうございます。」
最後にはなんと、ヘネシーが1本。
こら、しゃれにならんわと、立って挨拶に行くとなんと、そこにはざこば師匠。
震えた声で、「ヘネシー出さんと、挨拶にきませんか〜?えらい、偉なりはって。・・・・・・・」
あ〜、百年目やと思った・・・・演目の百年目に。
着物の説明でちょっと噛んだり、詰まったり、ブリーゼで上がるはずはないので、練習不足?
中入り。
ロビーには、こんな巨大な(あんまり、大きさ分からないでしょ。)
「ワタシの弟弟子に喜丸というのがおりまして、もう亡くなりましたが・・・」と、なんかしんみりした感じかと思えば、当時朝丸師匠についてあちらこちらを回っていた頃、朝丸師もいびきは大きいが、どちらというとリズミカル。うるさいなりにリズミカルなので眠れる。
ところが、喜丸さん、うるさいは、リズムはないは、おまけに無呼吸のときがある。
気になって寝られないでいると、起きてきた喜丸さん「いやあ、マクラが変わると一睡もできませんわ。」
まあ、夢を見ない人間はいないそうで、・・・と、天狗裁き。
こういう、「来るぞ、来るぞ」って笑いに大阪の人は弱いのかな。もう、みんながワクワクしてるのが分かる。
楽しい天狗裁きでした。
で、おあと、4人で飲み会。
カウンターだけのお店で、Y氏、ワタシ、I(Y氏のお友達)、Fさん(チケット元)。
Y氏とワタシは明日の落語会、Iさん、Fさんはお仕事の話をしていたそうです。
さて、明日はダブルヘッダー行けるか?
※ 実は、22日に繁昌亭昼席にいくんですが、晴れれば昼までウォーキング。
高津さんや、産湯稲荷から住友の浜、本町の曲がり、西町奉行所跡、八軒屋浜から繁昌亭ってルート。
ああ、玉造稲荷もいいかも。
東の旅の発端ですもんね。
で、その観光案内というか、「旅のしおり」を作ることに。
まあ、地図だけでいいかな?演目の概要と・・・
明日、Y氏と落語会に行ったら飲んで帰るし、飲んだらぐにゃぐにゃやし。
さて、明日の落語会、何だと思います?
ヒントは谷町線。
19:00 橋本商工会館
・桂 華紋 大安売り
・桂歌之助 片棒
・桂 文華 崇徳院
仕事を半日休んで、はるばる橋本まで。
っても、家(奈良県)からなら、繁昌亭も橋本も時間は変わらない。(ただし、車。)
開演15分まえに入ると、何と、先客3人!
おまけに、夕方、空き席があるかどうか電話で確認したので、前売り扱いにしてくれてた。
商工会館の駐車場はただやし。
ええのん?
会場に入ると先客のおばあちゃんから、「ここに、まんじゅうあるから、一個ずつ食べや。」って。
「あかんねん、ちょっとダイエット中やねん。」
「一個、持って帰ったらいいやん、一個だけやで。」
「は〜い。」
そんなこんなで開演・・・と、思いきや、私服姿の文華さんの登場。
いわゆる前説って言うんでしょうか。
で、最初に桂 華紋さんの登場。
入門1年2ヶ月とのこと。(にしては、客扱いに慣れてる。)
マクラで我々、若い噺家も応援して欲しい、応援はする側をも元気づけられる・・・から、お相撲さんを応援しようとすれば大金がいって・・・と、大安売りを。
続いて、桂歌之助さん。
自身が双子で、二人とも二浪して・・う〜ん、聞いたかも。忘れてたけど。
例の大阪のおばちゃんネタ、今日は「橋本にいます?こんなおばちゃん、大阪にはいるんです。」
れっきとした古典落語やけど、妙に落ち着かない・・・たとえるとシャンプーで体を洗うような違和感のある落語をやります・・・
演目は片棒。
さて、今日は3席の会だから、トリになる、文華さん。
演目は崇徳院で、オチをつけずに「一対の夫婦ができました。」
途中、百人一首の歌を「瀬をはやみ・・」でなく、「ちはやふる〜・・・あ、これは別の落語や。落語ファンしか分からんこと言うてしもた。」には、笑いましたね。
行きは1時間40分、帰りはカーナビの言うとおり・・で1時間10分くらいで帰ってきました。
まあ、夕方の渋滞のセイもあったしね。
道楽亭 14:00
開演前
・桂あおば 桃太郎
・桂 優々 ん廻し
・桂ちょうば 看板の一
・桂よね吉 稽古屋
・桂 雀々 夢八
中入
・桂 雀松 盤若寺の陰謀
・桂 宗助 蔵丁稚
珍しくごまめさんから誘っていただいて、天気を心配してはいたものの、梅雨の間に珍しい晴天。
ごまめさん、ほとんどがメールでのお付き合いで、電話を直接いただいたのは最初の飲み会の待ちあわせと、ワタシがiPhoneに替えてメールが届かなくなったとき以来・・・・去年の6月に機種変更したので、ほぼ1年ぶりか。
お会いするのは、たしか3月以来なので、それでも3ヶ月ぶり。
その時にはすごく忙しそうにしておられたが・・・落ち着いたのでしょうか?
で、そのごまめさん、電話では、13時10分くらいに道楽亭でとのこと。
確か、道楽亭の昼席は14時なので、「何で、そんなに早く?」と思ってました。
で、道楽亭のWebを見てみると、「開演前 あおば」なるほど、そういう訳か。
提灯がなくなってますね。
以前の座布団に代わって、座椅子になってます。
座椅子の写真は、こちら。
くーっ。写真撮られてた!恥ずかしい。
13時45分ごろ、会場の照明が落とされ舞台が明るくなる。
お囃子に乗る訳でもなく、イケメンの若い男の子が登場。「桂ざこばの八番弟子、あおばです。開演前にお勉強として…」
演目は桃太郎。
大きな声を出そうとして頑張ってる。
まあ、若いうちはこうして声を出すところからなんでしょうね。
続いて、桂 優々さん。
ワタシ、ここのところ落語会へはあまり行ってないモノで優々さんも初めて。
ん廻しの、「先年、神前苑の門前・・・」なかなかの口跡で、十分楽しませてくれた。
顔の表情の使うタイミングだとかは、喬太郎さんを思わせるところがあったりして。
噺自体が短くカットされてるのが残念なくらい、将来有望、オススメです。
つづく、桂ちょうばさんは、羽織を羽織って。
師匠、ざこばさんの競馬の話をマクラに、博打のお話、看板の一を。
ちょうばさんの月収くらいの額を、グランプリゴールドという馬の一点買い、・・・。
続く、桂よね吉さんは、自身の長唄や日舞のお稽古話をマクラに、稽古屋を。
踊りのお師匠さんは普通の(一般の)生徒さんには優しいけれど、落語家には非常に厳しく、女性が使うような言葉かというような言葉でののしられる・・・。
こちらはオチまで行かず、途中まで。
中入り前には、桂 雀々さん。
舞台に上がってくるところで、「なんか、老けたかな〜っ」って思う。
演目、夢八では例によっての熱演で、汗だくになって。
(ああ、若くないのにな〜っ、頑張ってるなあって思う。雀々さん、ワタシよりひとつ下。)
オチの拍子木、「キンッ」ってならしたのは、よくある仕込みか?
「台無しや〜っ。」って半泣きになり、「また、次回しゃべります。」で舞台を降りる。
その顔は興ってる訳でもなく、むしろ楽しそうにも見えたし。
中入り後は、桂 雀松さんから。
一度聞いたことがある・・・はずの、盤若寺の陰謀。
ある寺(盤若寺、はんにゃでら)の住職が思ったことが現実になるってストーリー。
こんなスジやったっけ?
さて、今日のトリは、桂 宗助さん。
歌舞伎と落語の違いや、芝居に影響を受けすぎる話をマクラに(超定番マクラで、ここまで来るとマクラとも呼べないのでは?って思いますね。)、蔵丁稚を。
これくらいのホールでは、宗助さんの声が大きすぎるくらい。
また、前から3列目にいると、どうも、「強すぎる。」
(これは終わってから、ごまめさんとも話してたんですが、「濃い」というか、「脂っこい」というか。)
最初のあおばさんが、頑張って「力んで」大きな声を出そうとしてて、トリの宗助さん、軽く力まず、はるかに大きな声が、それも、響く。
会自体は、子供の話から、だだけもん、お寺に芝居話、アホの出てくる話・・・あと、なかったのは酔っ払いと泥棒話くらい。
ちゃんとした構成の落語会になっていて、久しぶりの「フルバージョン」の落語会として楽しめましたね。
後の、ごまめさんとのお酒も。
う〜ん、でも今年も半年が過ぎようとしてるのに、まだ10回目・・・
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