動楽亭 昼席〈6月席〉(11-010)
道楽亭 14:00
開演前
・桂あおば 桃太郎
・桂 優々 ん廻し
・桂ちょうば 看板の一
・桂よね吉 稽古屋
・桂 雀々 夢八
中入
・桂 雀松 盤若寺の陰謀
・桂 宗助 蔵丁稚
珍しくごまめさんから誘っていただいて、天気を心配してはいたものの、梅雨の間に珍しい晴天。
ごまめさん、ほとんどがメールでのお付き合いで、電話を直接いただいたのは最初の飲み会の待ちあわせと、ワタシがiPhoneに替えてメールが届かなくなったとき以来・・・・去年の6月に機種変更したので、ほぼ1年ぶりか。
お会いするのは、たしか3月以来なので、それでも3ヶ月ぶり。
その時にはすごく忙しそうにしておられたが・・・落ち着いたのでしょうか?
で、そのごまめさん、電話では、13時10分くらいに道楽亭でとのこと。
確か、道楽亭の昼席は14時なので、「何で、そんなに早く?」と思ってました。
で、道楽亭のWebを見てみると、「開演前 あおば」なるほど、そういう訳か。
提灯がなくなってますね。
以前の座布団に代わって、座椅子になってます。
座椅子の写真は、こちら。
くーっ。写真撮られてた!恥ずかしい。
13時45分ごろ、会場の照明が落とされ舞台が明るくなる。
お囃子に乗る訳でもなく、イケメンの若い男の子が登場。「桂ざこばの八番弟子、あおばです。開演前にお勉強として…」
演目は桃太郎。
大きな声を出そうとして頑張ってる。
まあ、若いうちはこうして声を出すところからなんでしょうね。
続いて、桂 優々さん。
ワタシ、ここのところ落語会へはあまり行ってないモノで優々さんも初めて。
ん廻しの、「先年、神前苑の門前・・・」なかなかの口跡で、十分楽しませてくれた。
顔の表情の使うタイミングだとかは、喬太郎さんを思わせるところがあったりして。
噺自体が短くカットされてるのが残念なくらい、将来有望、オススメです。
つづく、桂ちょうばさんは、羽織を羽織って。
師匠、ざこばさんの競馬の話をマクラに、博打のお話、看板の一を。
ちょうばさんの月収くらいの額を、グランプリゴールドという馬の一点買い、・・・。
続く、桂よね吉さんは、自身の長唄や日舞のお稽古話をマクラに、稽古屋を。
踊りのお師匠さんは普通の(一般の)生徒さんには優しいけれど、落語家には非常に厳しく、女性が使うような言葉かというような言葉でののしられる・・・。
こちらはオチまで行かず、途中まで。
中入り前には、桂 雀々さん。
舞台に上がってくるところで、「なんか、老けたかな〜っ」って思う。
演目、夢八では例によっての熱演で、汗だくになって。
(ああ、若くないのにな〜っ、頑張ってるなあって思う。雀々さん、ワタシよりひとつ下。)
オチの拍子木、「キンッ」ってならしたのは、よくある仕込みか?
「台無しや〜っ。」って半泣きになり、「また、次回しゃべります。」で舞台を降りる。
その顔は興ってる訳でもなく、むしろ楽しそうにも見えたし。
中入り後は、桂 雀松さんから。
一度聞いたことがある・・・はずの、盤若寺の陰謀。
ある寺(盤若寺、はんにゃでら)の住職が思ったことが現実になるってストーリー。
こんなスジやったっけ?
さて、今日のトリは、桂 宗助さん。
歌舞伎と落語の違いや、芝居に影響を受けすぎる話をマクラに(超定番マクラで、ここまで来るとマクラとも呼べないのでは?って思いますね。)、蔵丁稚を。
これくらいのホールでは、宗助さんの声が大きすぎるくらい。
また、前から3列目にいると、どうも、「強すぎる。」
(これは終わってから、ごまめさんとも話してたんですが、「濃い」というか、「脂っこい」というか。)
最初のあおばさんが、頑張って「力んで」大きな声を出そうとしてて、トリの宗助さん、軽く力まず、はるかに大きな声が、それも、響く。
会自体は、子供の話から、だだけもん、お寺に芝居話、アホの出てくる話・・・あと、なかったのは酔っ払いと泥棒話くらい。
ちゃんとした構成の落語会になっていて、久しぶりの「フルバージョン」の落語会として楽しめましたね。
後の、ごまめさんとのお酒も。
う〜ん、でも今年も半年が過ぎようとしてるのに、まだ10回目・・・
« 安養寺寄席(11-09) | トップページ | 第54回 紀の川寄席(11-011) »
コメント