第15回もんぼう寄席(11-02)
京都聞法会館 16:00〜
・桂ひろば 大安売り
・桂 米二 長家の花見
・桂 春若 京の茶漬
中入り
・桂 米二 軒付け
ここは一度嫁はんと行きたかった落語会。
京都って、京都以外の人にはなんか、「非日常」感があるでしょ。
嫁はんが亡くなってから、浄土真宗の「本山」の西本願寺には一度お参りして、その時にここ聞法会館で数珠を買った。
2月の、その日も寒い日やったけど、西本願寺で仏前結婚式が行われていて、その披露宴が聞法会館で開かれていた。
身内の死をきっかけに、やっとこさ、すこし芽生えた宗教心というか、なにか。
釈徹宗さんの本や五木寛之さんの本を読んだり、西本願寺では門主 大谷光真さんの本も買ったりした。
まあ、前置きはこれくらいで、落語会のレポートを。
会場は、後ろの席の老夫婦はずっと喋ってるし、前の中年男性は居眠りで船を漕いでいる。
まー、落ち着いて古典芸能を鑑賞するって雰囲気ではないですね。
別にいいけど。
むしろ、こういう雰囲気のほうがこちらも気が楽。
まずは、桂ひろばさん、芸名の由来や、他の名前の候補の話などから、ギャラの話などをマクラに。
相撲が好きで、と、話をふって、演目は大安売り。
続く、桂 米二さん、黄色い着物で登場。
なんと、大震災の時には東京にいっていたそう。
劇団四季を見に行ったものの、結局みれずに帰ってきたが、なんか、自分だけが逃げてきたような感じがしてるとのこと。
実は、今日3月20日にNHKで米二さんの落語が放送予定だったが、震災のため延期。(中止かも?)
で、今日はその「まぼろしの」貧乏花見を。
中トリは、桂 春若さん。
おなじみ、落語家の数が多い→単価(時間給)は高い、をマクラに、いつものジョーク集のネタをいくつか。
ワールドカップの妻の席が楽しかった。
「あなたの隣の、この席は空いてるんですか?」
「そうなんです。妻が亡くなってしまって。」
「いや、あなた、ワールドカップの席って言ったら何十万もするんですから、知り合いとか、親戚とかに来てもらったらよかったのに。」
「いえ、その知り合いや親戚は、妻の葬儀に行ってますから。」
あと、仲良し夫婦の秘訣とか。
演目は、米朝師匠も「京都ではやらん方がええ。」と言ったという、京の茶漬。
さて、中入り後。
前の居眠りさんは出て行ったみたい。
それ以外にも幾つか空席が見える。
今度は、地味な着物で登場した米二さん。
歌舞伎や文楽などの古典芸能話題から、浄瑠璃の話題をマクラに、軒付けを。
« 米朝一門会(11-01) | トップページ | iPad2(番外編) »
コメント