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2010年10月

2010.10.30

安養寺寄席(10-38)

大和小泉 安養寺 14:00
・笑福亭たま
 人間国宝
 山寺飄吉
 長短
 陰陽師

忘れた頃にやってくる「安養寺寄席」
不退山安養寺(ふたいさん・あんようじ)
Img_0426

Img_0429

ちなみに、安養寺という名のお寺は日本に351寺もあるらしい。
詳しくはこちら。なんとこのサイトの管理人は安養寺さん。

会場は、本堂。
Img_0430
この写真の右側の障子が南側の本堂の入り口、で、左の衝立の向こうには仏さんがいてはる。
ご本尊さんの前を横向きに使ってるって感じ。
結局、満員になりましたよ。

で、お囃子にビートルズのLOVE ME DOが流れ、たまさんの登場。
今日はお囃子のCDを忘れたそうで、「住職のビートルズでずっとやります。」

さてさて、最初に放送では絶対に聞けないという伝説の新作、人間国宝。
文楽の人形遣いが舞台で倒れた。倒れた後、別の人形遣いが人形遣いを操っていたが、耐えきれず、倒れてしまう。
その時に演っていたのが高師直、倒れた加減で師直の頭が飛んでしまう。
(由良助は本懐遂げたなあ、などとちょっとした笑いを織り込んで、)
で、何とか一命をとりとめた人形遣い。
弟子への遺言で「人間目標を目指して頑張れ、オレもなれるものなら人間国宝になりたい。」
で、なんとその師匠、人間国宝に選定された。
ところが、認定書交付式の当日の朝、死んでしまう。
人間国宝は重要無形文化財保持者で、生きている人でなければならない。
そこで、なくなった師匠の想いを実現すべく、弟子たちが人形遣いよろしく師匠を操る。

天皇のものまね(?)などもあり、社会風刺や反体制などと受け取られることがあって、繁昌亭では何度かかけておられるそうですが、eoのライブ繁昌亭でも放送されないそう。

続いて、二席目。
演目は山寺飄吉。
女房が面会に来てくれないことから脱獄して人質をとって立てこもった森田、古くから面倒を見ていた元刑事山寺飄吉(やまでら・ひょうきち)。
人質と山寺、森田のドタバタ劇。
大爆笑。

三度目は縞の着物に着替えて登場したたまさん、次は陰陽師という新作をしたいが、お客さんには古典も聞きたい人がいるだろうからということで、まずは短い長短を。
気の長い方の人のしゃべりが早めで、ギャップがなかなか出てなかったけど。

で、最後の演目新作陰陽師。
ある雑誌の特集で安倍晴明の子孫に密着するという企画。
フジサキ(女)「安倍晴明の子孫なんていてるんですか。」
(タナカ)「いてはるよ、安倍のキンテツさん。」
これだけで笑いが止まらない。
悪霊が乗り移ったとき「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」でフジサキを除霊したところ、タナカに乗り移る、また、除霊したところ最後には安倍のキンテツにまで。
たまさん曰く、「ドリフのオチ的」な三段オチも笑えるし。

さてさて、ラストには一番の悪霊、卓球部出身の「みながわ・るいこ」(皆が悪い子?)の登場。
タナカを殺そうとするが・・・

オチは、なんとなく古典落語風のすっきりした感じ。
さすが、たまさん、最高ですね。

2010.10.24

第4回たかつガーデン寄席~たかつ笑い亭~繁昌亭大賞受賞者の会(10-37)

大阪府教育会館たかつガーデン8階ホール 14:00
 ・桂 福丸  米揚げ笊
 ・桂 文也  親子酒
 中入り
 ・桂 文華  阿弥陀池
 ・笑福亭三喬 へっつい幽霊

003

予定もないし、せっかく案内をいただいたので。ってことででかけた落語会。
じつは、「出前 田辺寄席」の案内(整理券)もいただいてたけど、入場料は無料でも神戸までの電車賃を考えると、あんまり変わらない。
で、通い慣れた上本町へ。

出前 田辺寄席も桂文太さんを筆頭に、春駒さん、風喬さん、朝太郎さんとなかなかのメンバーやったんですがね。


まずは、桂 福丸さん。
ここで気づいたけど、この落語会、マイクなし!
名ビラの寄席文字(白い部分を少なくする、大入りを祈って。)や、座布団(つなぎ目が前にくるように置く。)など縁起をかつぐ話題をマクラに。
いつの時代にも縁起をかつぐ人がいるようで…と、米揚げ笊を。

次に桂 文也さん、マクラでは名古屋の「奇跡の寄席」大須演芸場のお話を。
これまで何度か、つぶれかけたところを古今亭志ん朝さんや笑福亭松鶴(六代目)さんの尽力で復活を遂げたが、今はまた低迷状態。
いつもの登場人物は、というと・・・というお話。
演目は親子酒。

中入り休憩の間に、なんと、ごまめ〜さんに会う。

で、中入り後、桂 文華さんから。
知ったかぶりをする人・・・をマクラ(定番)に、阿弥陀池を。
以前にも聞いたことがあるけど、
「東南アジアで、唯一独立を守り通した国。○○世が教育に力を入れて、植民地にならず、首都はバンコク」→タイとか、
「耳の大きな、牙のあるやつもいてて、アフリカとかインドとかの種類があって、陸上最大のほ乳類で長い鼻のある。1年間お腹にいてて、鳴き声はパオーッ。」→象
がパワーアップしてる感じ。
爆笑。

トリの笑福亭三喬さん、自己紹介の「上方落語界のクマのプーさん」を山陰地方の落語会で使うと、なんと、「クマ警戒警報」が出ていたとか。
演目のへっつい幽霊は江戸時代の話やのに、届け先、ピョンヤンとか、自由自在に操る。
で、違和感もなく。
さすがですね。

終演後、雨模様の上六、慌てて帰りました。

2010.10.15

しろきたライブ~桂雀三郎withまんぷくブラザーズ~(10-番外)

城北市民学習センター 19:00
桂雀三郎 with まんぷくブラザーズ

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今日は元々はもっと沢山で押しかける予定が、Y氏は別の落語会にいっちゃうわ、鶴ちゃんやO谷さんはお仕事で抜けられないわ、で、結局、H氏とMさんとで。

時間がきたから、みたいな感じで突然4人が登場。

(1)まずは、定番「ミュージック・コンサートのテーマ」から。

続いて
(2)ヨーデル食べ放題
(3)やぐら行進曲
(4)で、「姉妹曲」二人のやぐら
(5)ペンションはまかぜの話があって、はまかぜラプソディ ♪パンパンパン♪が楽しい。
(6)想い出の渚 同じく♪パンパンパン♪を織り込みつつ、
(7)おばあさんの古時計
(8)遠野物語 2番を聞きたかったなぁ。
(9)コモエスタ一人鍋 う〜む、今日は鍋を食べたい。♪土鍋なべ〜♪
(10)反逆者の唄
(11)江戸の人気者 聞いてて楽しく、やってる方はもっと楽しそう。
(12)怖い夜 指が36本って。♪怖いと思うから、増えるんや〜♪
(13)煮えろ水炊きよ  やっぱ、鍋!
(14)あぁ青春の上方落語
(15)それぞれの味 鍋には黒ラベルや!
(16)エンディング ♪ウォウウォウウォウ、ライラライ、君の好きな花束抱いて♪
〜声を出すまもなく、アンコール。
(17)忘れん坊のサンタ苦労す
(18)サルサ・デ・ベツバーラ

で、MさんHさんと、ぢどり亭。
なんと、ミニ鍋があって、塩ちゃんこ2人前を肴に(黒ラベルはなかったけど。)
終電1本前で帰宅、やっぱ、遠いなあ、旭区。


そうそう、ブログつながりのぽっぺんさんごまめさんにお会いしました。


2010.10.10

枝さんの朝から落語会(10-36)

天満天神繁昌亭 10:00
 ・笑福亭風喬 普請ほめ
 ・桂枝三郎  ふぐ鍋
 ・笑福亭扇平 八五郎坊主
 ・桂枝三郎  一文笛

Img_0336
ちょっと色合いがおかしい。
雨上がりの繁昌亭。

昨日までの長雨もやっとこさ上がって、時折指す日差しは強く、お日様だけなら夏の強さ。

天神さんでは古本市が開かれていて、ぼちぼち開店タイム。
あちらこちらの店主さんが「雨漏りでぬれてしまって・・・」商売にならなかった様子。

で、9時40分開場。
まずは、笑福亭風喬さん。

8月28日にお子さんが生まれたそうで、親バカな話をいくつか、で、ほめられると嬉しいって話から「普請ほめ」を。
(牛が出てこなかったのであえて、こう書いておきます。)
オチも工夫されたカタチで、「小遣いはやれん、株で家計簿に穴をあけた。」「おっさんええこと教えたろか、家計簿の穴にも・・・」ってよく分かるオチ。

続く桂枝三郎さん。
今日は、林家染丸さんのお誕生日だそう。
何故、染丸さん話題が出てきたかというと、今の運動会シーズン、どうしてもお客さんの入りが悪くて、運動会と言えば噺家はみんな「運動音痴」が多くて、特に染丸さんは・・・・という展開。
客席の反応を色々確かめたり、さぐったりしながら、さて、何を演ろうかという雰囲気で。
季節を踏まえて、ふぐ鍋に。

続いて、笑福亭扇平さん、ワタシもしかして扇平さん、お初かも。
「私のこと、知ってますか?知らないでしょ。」
うん、確かに知らない。
マクラでは落語の歴史に触れ、1680年頃に・・・落語と説教は縁があるもので・・・・私の方はお坊さんにちなんだお噺を・・・と八五郎坊主を。
「季節は春先、木蓮の花が・・・」
八五郎坊主、春先と秋口の二つの設定があるみたいですね。
(桂枝雀さんは「鶏頭の花がまっ赤に」咲いてたので秋口でした。)
封筒に封をするのに、おひつからご飯を取るあたりも、秋の新米の方が美味しそうやし。

で、トリ、枝三郎さん。
今度は演目を決めていた様子で、「三ぼう」の話から「けち」の話をマクラにいくつか。
で、「始末の極意」かな?と思いきや、何と一文笛。
寄席で(ナマで)きくのは初めてです。
まだ、あんまり慣れてはいない様子で、聞いたことのない人は場面展開について行けたのかどうか、ちょっと不安ですが。

初、一文笛、ありがとうございました。


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