第8回京の噺家桂米二でございます@繁昌亭(010-005)
天満天神繁昌亭 18:30
・桂ちょうば 平林
・桂 米二 田楽喰い
・桂 米二 たち切れ
中入り
・旭堂南左衛門 赤穂義士銘々伝・三村の薪割り
・桂 米二 軒付け
おお〜っと時間や!!って感じで、職場を抜け出し、テクテクと南森町まで歩く。
桂 米二さんの会はいつもならY氏に同行するので、時間も見計らって声をかけて貰えるのだが、Y氏は現在海外逃亡中のため、一人で行く。
まずは、桂ちょうばさんから。
携帯電話の注意がいつもより厳重に。
「今日は、米二師匠がたちぎれをされるので、こんな落語の途中に携帯電話を鳴らしたりたら、座席から電機が流れるようにしてます。」
演目は平林で、オチは「平林(ひらばやし)さん、お宅には用はおまへんわ。」
続いて、桂 米二さん、1985年に名古屋の大須演芸場に、松鶴さんを始め笑福亭の一門との落語会に行ったときのことをマクラに。
(このエピソードは、ここの「1月15日放送分」でも聞けます。)
演目は、田楽喰いで、電車道一周付き。
続いて、米二さん、前回のこの会では一席目と二席目の間に、二乗さんの入れてくれたお茶が渋かったって事を思い出したって話から。
喉を潤すつもりがあんまり渋かったんで、逆効果やったのを思い出したが、今日は、弥太郎(桂 吉弥さんのお弟子さん、まだ「協会員プロフィール」には載ってません。)さんのお茶だったので安心して飲めたとのこと。
マクラでは、自宅の時計がぴったり合っていないと気になって仕方がないこと、そのためほとんどの時計を電波時計にしていること、・・・から、昔はお寺の鐘を頼りにしたり、色街では線香で時間を計って・・・・で、たちぎれを。
オチは、三味線の「つんっ」って音もなく、フェードアウトさせて、「ひけしまへん、立ちきれました。」
中入り後、旭堂南左衛門さん、赤穂義士銘々伝・三村の薪割り。
マクラ・・・(講談では何て言うの?)では、南陵師匠に「仮名手本」の意味を聞いたことがあって、師匠は「昔は、仮名手本とは言わなんだ、忠臣蔵は、鮒じゃ鮒じゃ、鮒サムライじゃって、鼻でフンッてやるから、鼻でフンッやったんが、いつの間にか仮名手本になった。」って、弟子の講釈士にまで嘘をつく大講釈士だったそう。
初めて聞いた話ですが、忠臣蔵はいいですねぇ。いや、講談がいいのか。
今年はちょっと講談に重点を置こうかと思わせる名演。
さてさて、トリの米二さん、全体のバランスを考えて、本来ならここで演るたちぎれを前半に持って行き、ここでは軽い軒づけにしたとのこと。
確かにたちぎれの後で、抽選会っていうのはどうもバランスが。
ちょっとくすぐりが増えてる軒づけで、てんさんの三味線も、鰻の茶漬けも畳みかける。
何と終演は9時15分、ここから抽選会。
賞品はイチゴや、メローゴールド、お菓子のセット。
ここに写真を載せられないのが残念です。
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