第7回京の噺家桂米二でございます(09-074)
天満天神繁昌亭 18:30
・桂 二乗 道具屋
・桂 米二 子ほめ
・桂 米二 風の神送り
・桂 吉弥 天災
・桂 米二 植木屋娘
Y氏、H氏と同行。
Y氏とは、一緒に繁昌亭についたが、互いにプログラムの番号が離れるよう意識してバラバラに入場。
繁昌亭は久しぶりで、懐かしい感じがする。
入口、正面に飾ってあった四天王の似顔絵。
どれも雰囲気がででいて、情緒もあっていい感じ。
お隣では、こんな提灯も出来てました。
さてさて、まずは桂 二乗さん。
マクラでは、一人で飲みに行ったときに仕事の話をすると「なんや〜、じぶん落語家かいな〜っ。飲んでんと、稽古せな。」って「職業差別」を受ける。あるとき学生相手に「飲んでんと、勉強せな〜っ。」って言おうと思っていたら、「京大生です。」と言われ、めげたということ。
演目は、道具屋で、例の「こんにちは〜。まあお入り。」ってひな人形の落語もあって楽しかった。
続く桂 米二さん、子ほめ。
「皆さん、ホンマに私の噺、3席も聞きたいですか〜?」
米朝師匠が、独演会では3席やるもんや。と言っていた教えを守って「ムリして」3席やっているって話から。
自身が人に言いたいことを言ってきたって話から、人をほめるのが上手な人がいる・・・・で子ほめ。
「ホンマのことを言うたら、仲がわるくなる」小咄は、米朝さんのCDでも何度か聞いた話で、わかってるのに面白い。
羽織を着替えて、また米二さんの登場。
自身のインフルエンザ体験から、風の神送り。
ワタシ、多分、生で聞くのは初めてやけど、「おほえちゃう(覚え帳)」のくだりは楽しく、啖呵をきるあたりは上方落語では珍しいのではないかと思う。
オチは、「それで、弱み(夜網)につけ込んだ。」
中入り後、桂 吉弥さん。
登場すると、後ろの席の人が隣の人に「この人が、NHKで有名な人や。」って解説。
なるほど、納得。
登場した吉弥さん、まずは「ゲストの桂吉弥でございます。」で笑いをとる。
楽屋に来ている小佐田定雄さんと今回の出番の話や、宮崎落語会で「ざこば・吉弥二人会」の話などたっぷりマクラ。
演目は天災で、心学の先生は紅羅坊先生ではなく下寺町の「ほりさだかんべい」。
「短気ですな〜」「誰がたぬきやねん!」
「いらちですな〜」「誰がイタチやねん!」
の順序を言い間違え(?)(飲んでいるときには、わざとやってるでとの指摘あり。)
トリの米二さん、黒い着物でしまった感じ、吉弥さんの後だけに体も締まって、細面に見える。
演目の植木屋娘では、「おまえとは離縁して、ワシはおミツと一緒になる。」って微妙な表現があったり、のぞき見のシーンでは「二人にははっきり溝があるのが見える。」とか、聞いたことのないような描写が。
お待ちかね抽選会では、大入りのため、Y氏、H氏、ワタシとも当たらず。
Y氏はお祝いの花をばらしたもの(いい表現はないものか。)を貰って、3人でさくら水産へ。
12時帰宅。
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