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2009年9月

2009.09.27

ウォーキング(09-番外)

今日もお天気に恵まれてウォーキング日和。

で、この間とおった尼ヶ辻から自宅までのルートを逆行してみようと歩き出す。
自宅から約1時間くらいで見えてきたのは、薬師寺。
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秋篠川は決してきれいな流れではないけど、昔々の風情がある。
千年以上昔からの川の流れの記憶
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1300年前にはもっと東側を流れていたそうな。
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奈良自転車道は西大寺の南側あたりから東に折れ平城宮跡のなかを通る。
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平城宮跡から東、若草や魔法公を望む。
ええ天気や。
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ただ、だだっ広い。
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平城宮跡を東に抜けると法華寺。
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国分尼寺法華寺門跡。
尼寺やったんや。

「尼いうたら、女の坊さんのことや。」
「女が尼なら、男の坊さん、西宮。」
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拝観料がいるので、今日はここまで。
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近所にあった奈良市のウォーキングコースの看板。
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宇奈多理坐高御魂神社(うなたりにいますたかみむすびじんじゃ)、平城宮跡内に復元された東院庭園のすぐ北側にあります。
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重要文化財で、「日本書紀」に「持統天皇六年(692)二月には新羅の調を伊勢住吉紀伊大倭菟名足の五社に奉る」と記されているそうです。(ネットってすごい。)
ちなみに、菟名足(うなたり→ここです。)、伊勢や住吉の神様と同列に書かれてる!
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平城宮跡に復元された東院庭園
奈良時代の天皇や貴族がここで儀式や宴会を行っていたそう。
南西からの写真。
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南やや東からの写真。
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南東からの写真。
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北東からの写真。
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北西から、南東の隅っこにある隅楼を。
二階建ての建物で一番上には鳳凰・・・・までは見えへん。
ここで見てみてください。
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同じく。
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最後はおまけに、近鉄西大寺駅南側の区画整理事業の進捗状況を。
施行者奈良市で、阪奈道路から西大寺駅までの都市計画道路を含む事業。
奈良市のホームページによると、進捗率81パーセントで、大きな工事は今年度の駅前広場くらい。
平城遷都1300年では、南側駅広からシャトルバスが出る予定とか。
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今日の歩数は、約17000歩でした。

2009.09.26

島之内寄席~9月席~(09-072)

ワッハホール 14:00
 ・桂雀五郎 宿屋町
 ・桂 福矢 みかん屋
 ・桂 文也 花色木綿
 ・露の慎悟 鳥屋坊主
 ・露の団四郎 浮世床
 ・笑福亭鶴志 試し酒

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久しぶりの島之内のY氏、H氏と。

開演待ちの間に、月亭八天さんの独演会の切符を買いに行く。

今日は客の入りもイマイチでやけど、ワタシ、土曜日の午後の落語会が一番好きです。
何たって、翌日も休みやし、夕方の早い時間に終わるのでその後も「何か」できそうやし。

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で、まずはおなじみ桂雀五郎さんの宿屋町から。
雀五郎さんはよく聞いているからか、耳になじんでいて、聞きやすい。
トップバッターとして会場のお客さんすべてを引きつけるって強さはないけど、聞き慣れたレコードを聴いているような安心感があって好き。
途中、ちょっとだけオリジナルな部分もあるけど、ほとんどが師匠、大師匠、そのまた師匠である米朝さんのCDと同じ。

続いて、桂 福矢さん
「すぐ、済みますんで。」と登場。
この人のちょっと「斜(はす)に構える」って感じも楽しい。
よくあるみかん屋に比べ、福矢さんのみかん屋はちょっと気も荒くて、強そう。
ただ頼りないだけの男と違って、「それがどないしてん。」って言われそう。

マクラが終わったあたりで、会場から携帯の音。情けない。

桂 文也さんは花色木綿。
「三ぼう」の話をしかけたので、ちょっとやばいかもと思ってたら、「泥棒、貧乏、けちん坊」。
ふ〜ん、なるほど。

中トリには、露の慎悟さん
この間、露の団六さんの会に行ったところで、そのときにも鳥屋坊主がかかっていたので、ある意味兄弟弟子の聞き比べって感じ。
(ちなみに、そのときもY氏とH氏は同行。)
団六さんの会と一番異なるのは、客層。
協会主催の島之内寄席は圧倒的に「一般的なお客さん、もしかして、落語をきくのは初めてかも・・・」、「五郎兵衛の遺した噺」と銘打った団六さんの会は、ある種マニアな人々の集まり。
で、慎悟さん、「最近はやりにくくなりました。下げを先に言うようですが、お茶湯、仏さんにあげるお茶のことがわかりまへんねん。」とうまく説明。

中入り後、露の団四郎さん
中入りで、ややだれた会場を一気にトリに向けて盛り上げていく。
う〜ん。やっぱりベテランのテクニックやなぁ。
「え〜らいこっちゃ、えらいこっちゃ。」の四部作も後半ではつられて爆笑してしまう。
噺は浮世床で、散髪屋の情景を描いただけの噺なのに、楽しませて貰いました。

トリ、笑福亭鶴志さん、先ほどの団四郎の倍はあろうかという体躯でのっそりと登場。
「酒やめろという医者は酒を飲まん医者、控えろという医者は酒飲みの医者。」から、酒癖の悪い噺家を挙げていく。
「春蝶(先代)、小染(先代)、文我(先代)、、、、松鶴(六代目)」すべて故人。
特に師匠松鶴さんについては、「狛犬みたいな顔して、何言うてるやわからん。晩年は舞台でも何言うてるやわからんかった。」
お酒を飲むシーンはさすがで、日本酒が飲みたくなりますねぇ。ワタシ日本酒は弱いねんけど。
都々逸の文句を言う件も最高、酔っ払いが「いえいえ、ただ聞いたことがあるだけ。たまたま聞いて覚えてただけですわ。覚えてただけで、旦さん方と違うのは頭がええことくらい。」「思い焦がれて2年間、思い遂げたら2分半。」
今日はなんと言っても鶴志デーでしたね。
圧倒的な存在感、話術、これぞ笑福亭みたいな。

で、歯医者に行くY氏別れ、日本橋に日本酒を飲みに行こうかという相談がまとまる。
日本橋に向かって歩いていると、よさげなホルモン屋。
生ビールが190円! の昭和ホルモン
で、のぞいてみる。食べてみる。飲んでみる。
珍しいメニューがあったけど、食べてみたいとは思わない。
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ああ、腹一杯、ビールで。

これで帰りゃいいのに、当初の目的を忘れていない二人、日本橋で日本酒。
日本橋のおでん屋、初かすみで、またまた飲んで帰ったとさ。
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2009.09.24

第67回日曜落語~なみはや亭~公開録音(09-071)

ABCホール 18:00
 ・桂 三幸 初天神
 ・林家花丸 たいこ腹
 ・桂 文太 百人坊主
 ・桂こごろう 替り目
 ・月亭八方 質屋芝居

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Y氏の当たった、朝日放送ラジオの「日曜落語 なみはや亭」の公開録画に同行。
久しぶりのABCホール。
16時30分に職場を出て、約25分、整理番号は124、125番。
1時間程度、ホール前の芝生でそれぞれ持参した本を読む。

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6時開場、なんとか、前から7番目くらいの席に。

何かルートがあるのか、やはり、「マニアな人たち」がたくさんいる。

プログラムに三味線が内海英華さんだったり、お囃子が林家うさぎさんと桂福矢だったり書かれてあるせいか、意識してお囃子を聴く。
さすが、今日の笛は美しい。

例によって、伊藤アナウンサーの前説で「強く、大きく、歯切れよく」のあと、桂 三幸さんから。
子供は、「連れてってくれやぁ。友愛が大事や。」とちょっとだけ時事ネタを入れて。
演目は、初天神、みたらし団子の件で、「わたわたゆうております。初天神、半ばでございます。」

続く、林家花丸さん、人を喜ばせる仕事・・・・から幇間の話へ。
若旦那は、針を「なからい先生」にちゃんと習っていて、定吉の迎え針や太兵衛の意見針など細かいところが楽しいが、極めつけはカマボコ板。
「なりも悪い、たいこの皮が破れた。」

中トリは、桂 文太さん
田辺寄席の常連さん(多分)から「待ってました!」「たっぷり!」の声で登場。
あれっ、こんなに背中、曲がってたっけ。
百人坊主は、高野詣りから太地に鯨を見に行ってって、熊はんがだます設定。
う〜ん、太地か、なんだかなぁ。
でも、その後はさすがの文太さん、「たっぷり!」堪能させてもらいました。

桂こごろうさん
酔っ払いの話題から、マクラをたっぷり。
でも、聞き慣れている話があったりして、ここのところはイマイチ。
ラジオの尺もあるのはわかるけど、どうせなら、あと少しやし、全編話して欲しいところ。
「おまえ、まだ居とったんか!」まで。

トリの月亭八方さん、娘さんが嫁いだという長唄の師匠の話題から、昔は歌舞伎が今よりずっと大衆的で、誰でもが芝居のことをよく知っていたってマクラから、質屋芝居を。
お囃子も楽しいし、(あっ、英華さんの声や!)場面展開も楽しい。


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入場待ちの広場から南側の風景。

2009.09.23

ウォーキング(09-番外)

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2009.09.21

ウォーキング(09-番外)

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2009.09.20

戦国VS幕末~講談バトルにて候!~(09-070)

動楽亭 14:00
 ・旭堂南舟 雷電相撲
 ・対談 旭堂南海、神田陽司、斉藤弓子
 ・旭堂南海 真田幸村・天王寺の激闘
 ・神田陽司 坂本龍馬・勝海舟との出会い

K本氏と出かける講談。
今日は天気もよく、「絶好の行楽日和」(最近テレビでしか聞かない言葉)やったんで、大阪市の東の端っこあたりからウォーキングもかねて動楽亭へ。
通天閣では、入場のための行列、串カツ屋でも有名どころは二重の行列。
異常!

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ジャンジャン横町なんか、通勤電車並みのラッシュ。

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で、久々の動楽亭。
会場の後ろにある額などを撮影。
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これは桂米朝さんの「一笑、一少、一怒、一老」

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桂枝雀さん「万事機嫌よく」
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桂朝丸さん時代のサイン。

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桂ざこばさんの描く枝雀さん。


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吾妻ひな子さん。

まずは、旭堂南舟さん、身長171cm、47kgというスリムなひと。
「今日は、乱国vs幕末やけど、どちらかといえば、正直、どちらも嫌い・・・温室育ちなもので。で、お相撲の話を。」と雷電初相撲。

続いて、神田陽司さん旭堂南海さんの対談。
どうも、神田陽司さんが最近の歴史ブームと、「歴女ブーム」をあてこんでの戦国vs幕末って企画だそう。
神田陽司さん、もともと大阪(尼崎)の出身だそうで、東京弁、大阪弁どちらでもしゃべれるらしい。
客席にいた、斉藤弓子さんを呼び、三人で対談。
今日は、終演後、戦国と幕末のどちらが人気があるかを決めるそう。

で、まずは幕末編から、神田陽司さんの「坂本龍馬・勝海舟との出会い」。
幕末モノがわかりにくいのは勤王、佐幕、攘夷、開国が複雑に絡み合って、誰がどの立場かわからなくなるから。として、2分でわかる幕末って話を。
・・・・・ある村に帝屋というお菓子屋さんが流行っていて、支店の徳川屋を出店した。そこへ、ペリー洋菓子店が出店、これからは洋菓子の時代ですよと徳川屋と契約、ところが徳川屋は本店である帝屋に何の断りもなく契約していた・・・・・・
う〜ん、ちょっと違うと思うけど。

続いて、旭堂南海さん、「坂本龍馬・勝海舟との出会い」。
NHK大河ドラマでは数年前にテーマが決まっている。
大阪では、冬の陣、夏の陣をテーマに大河ドラマをつくって欲しいと活動している人たちがいるが、冬の陣400周年で売り出すとなると、そろそろ決まってる必要がある頃。(冬の陣1614〜夏の陣1615)
でも大阪ではロケをする場所がなくて、出来ないのではないか・・・・大阪城を実際に燃やすとかしないと、、、この際、大阪城もCGでなく実際に燃やして、西長堀も駐車場やめて、もう一度堀を掘って、クリスタには水を入れる・・・・・
あと、史実ではないようですが、、、
・徳川家康の陣は西田辺にあたりにとった。「大御所さま、どうして西田辺に?」「近くに長い競技場があって避難に便利やから。いざとなったらシャープの工場もあるし。」「さすが、大御所様、目の付け所がシャープですね。」
・真田○○(東軍)の陣は、今の近鉄百貨店あたり。
あと、「○○の陣は現在のあべの筋の西側、最近更地になって再開発が進んできた。」、「近鉄上本町、ハイハイタウンの古本屋のあたり。」、「谷町筋を南に下り、天王寺区民センターのあたりで、、、」とか、大阪の地名が色々出てきて、畳みかけるような話もあいまって、そらぁ、大阪の人は「戦国」に一票入れたくなる。

終演後、観客の挙手の結果、「戦国」の勝ち。


終演後、K本氏と、西隣の大よしへ。
ここは串カツ1本99円からのお店。
1本200円のエビなんか注文してへんのに、会計はしめて8000円。
なんぼ飲んだんや〜っ!

で、午後6時頃の動物園前駅前。
歩道に自転車の二重駐輪。
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K本氏は天下茶屋まで歩いて帰ったとさ。

天王寺清水寺(09-番外)

シルバーウィークの二日目、講談の会に行くのに動物園前。
で、その前に、天王寺図書館に予約した資料を受け取りに行く。
じゃ、その前に鶴橋あたりをちょっとぶらつくか。
いやいや、その前に今里筋も見ておけば、、、、、って、結局近鉄今里駅で下車。(わざわざ、鶴橋から折り返して。)

結局、写真に撮ったのは、ここから。
天王寺警察署の北側の道。昔、巫女町という町があったあたり。
桂米朝さんの上方落語ばなしに載っているあたりです。(文庫版なら230ページの写真)
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動物園前に向かうため、また、今日はお彼岸やし、四天王寺さんの前、西門あたりはえらい人並みになりそうなので、早々に下寺町にスライド。
で、途中の清水坂。
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清水坂も風情があっていいんですが、今日はちょっとウラ道。清水寺の中を西門に向かうと、こんな光景が見られます。
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落語、崇徳院では「高津さんの茶店、道頓堀が見渡せる、、、今ではビルばっかりでムリですが。」とありますが、清水寺さんの舞台、とりあえず、通天閣やスイスホテル南海あたりはよく見えます。

ここから下寺町筋へ抜け、動物園の横から異常な人混みの新世界(それも、明らかに大阪弁でない人が多い。)へ。


で、講談の部に続きます。

2009.09.19

第2回桂吉坊の落語を聞くかい!?(09-069)

天理市 天理教はるのひ詰所 18:30
 ・桂 吉坊 田楽喰い
 中入り
       高津の富

 

天理市内の天理教の詰所(宿泊所?)での落語会、車で嫁はんと出かける。
はるのひ詰所は、駅から徒歩3分くらいのところで、駅前の駐車場もやすくアクセスはとってもいいところ。
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会場は和室の広間で、前回は間仕切りで二つに仕切った片方の部分やったけど、今回は通しで。
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この会は、吉坊さん一人で二席だけ、だからたっぷりと時間があって、マクラもたっぷりと。
一席目のマクラでは、ファンの人に吉坊さんの顔を入れた「はんこ」を作ってもらったことや、金太郎アメを作ってもらったこと。
なんと、突然3000個の金太郎アメが実家に届いた!
どうも、「なめられる」ってところが気になるが、あまり似ていなかったのでよかったとのこと。
あと、吉朝さんの7人の弟子、なかなか仲がよくて、どうしてだろうかと考えてみると、結局誰も人の話を聞いていなかっただけ・・・・
筆頭弟子、総領弟子、あさ吉さんの話題をいくつか。

 

演目は田楽喰い。
酒をこの会のスポンサー(?)をしている「梅乃宿」にしてみるのはご愛敬。

 

中入りをとって、二席目。
高津の富。
高津の富があたったんじゃい、じゃい、じゃい。には笑った。

 

 

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2009.09.17

露の団六の会~五郎兵衛が遺した噺~(09-068)

天満天神繁昌亭 18:30
 ・桂そうば 手水廻し
 ・露の吉次 崇徳院
 ・露の団六 運付く酒
 ・林家笑丸 ウクレレ落語
 ・露の団六 鳥屋坊主 

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露の団六さんとゆかりのある職場のNさんつながりで、久々の繁昌亭へ。
今日のメンツは、団六さんの落研時代の先輩というNさんを筆頭に、鶴ちゃん、Oちゃん、H姐、M上さん、O谷さんに、いつものY氏、H氏という豪華な顔ぶれ。

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まずは、ここのところよく見る桂そうばさん
例の「この中で桂そうばを知ってる人〜?」のマクラ。
出だしはなんとか大阪弁やけど、福岡で落語会をやりまして・・・・のあたりから福岡弁が出てくる。
今日の手水廻しは大阪の旦さんが、「手水」って言葉が通じない片田舎でって噺なんで、大阪弁がとても重要なのに、片田舎の言葉と混じってしまって設定が曖昧になってしまう。
アクセントが、「かおも、洗かいな〜。」。
そのほかの人物描写、表情や間などがうまく、好きなタイプの噺家さんなので敢えて苦言を。

続いて、久々に聞く露の吉次さん
以前、聞いたときより、アクが抜けていて、すぅ〜っと入ってきた。
今日はコンパクトに崇徳院をまとめていたせいかも。
もうちょっとたっぷりめにとも思うが、「つかえてやすか、すいてやすか?」など、きれいな言葉でいい感じ。
なぜか、数年前に亡くなった祖母のイントネーションを思い出してしまった。
茶髪で、色が黒く、噺家さんとしては見た目で損をしているのでは?

露の団六さん
マクラでは師匠の形見分けの話で、長身の団六さん、着物類は全くまわってこず、帯と羽織のひもを「ゲット」したそう。
で、今日はその帯の披露も。
演目は、運付く酒。
丁寧に道のりをなぞってたので、情景が目に浮かぶよう。
露の一門ぐらいしかやらないのではと仰ってたが、たしか、林家花丸さんで聞いたことがある。

中入り後、林家笑丸さんから。
露の五郎兵衛師匠とのエピソードもなく、どちらかというと団六さんとのつながりから。
ウクレレ落語、、、、ウクレレ歌を軽くして、後ろ面の披露を。
五郎兵衛師匠も踊りの名手だったのでと、強引なつながりから。
やはり着物は前後ろに着た方がいいのはわかってるやろうけど、着替えの為だけに時間をかけるわけにもいかず、やむを得ないところか。

さてさて、トリの露の団六さん。
無一文のことを禅宗の無一物(むいちもつ)ってわざわざ言ってるのか。
先ほどの「うんつく」(=のろま、鈍くさいやつくらいの意味か。)にしても、鳥屋坊主の「お茶湯(おちゃとう)」(=仏壇にあげるお茶など。)にしても、意味がわからない人の方が多いのでは?
そこをわざわざマクラでも振らずに。
ちょっとマニアック?

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帰りには、8人でさくら水産へ。
H氏、Oちゃん、O谷さんをまほろば寄席に誘う。
「落語会、昼からやから、終わったら奈良のさくら水産で飲みましょう!」なんでやねん。

2009.09.12

上方落語共演会(09-067)

ヴィアーレ大阪 16:00
 ・桂さん都 強情灸
 ・桂まん我 寄合酒
 ・月亭八方 稽古屋
 中入り
 ・月亭八天 鷺とり
 ・桂ざこば 厩火事

関西地方は久々の雨のため、ウォーキングを断念し、ゆっくり目に会場へ。
既にY氏は到着していた。
座席は抽選で、「お-5、6」。まずまずの席。
この会に来るといつも米朝事務所のマネージャーさんとあう。
今日も、1階の喫煙所で会ったが、13日の紅雀さんの独演会のチケット頼むのをまたまた失念。

今日の落語会、タイトルは「上方落語共演会」。
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やけど、会場の提灯には、米朝一門会。
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直弟子のざこばさん、米朝さんの弟子の可朝さんの弟子の八方さん(孫弟子)から、八天さん、まん我さん、さん都さんなど曾孫弟子グループも確かに米朝一門には違いなけど。
事務所的には今回は米朝事務所だけではなくって、吉本興業も。

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まずは、桂さん都さん、強情灸。
「・・・・・・そんな落語家になりたい。」ってマクラから。
お灸をこらえる様は、段々熱くなってくる感じは出てたけど、そもそもこの噺のオチが好きじゃないので、ちょっと残念。

次に、桂まん我さん
声はいいし、間もいい、所作も無駄な動きはなく、抑揚もしっかりしている。
「うまいっ!」とは思うんやけど、何か引っかかる感じがする。
わからへんけど。

月亭八方さんは稽古屋を。
師匠を訪ねるところで、表から稽古を見るシーンはなく、かわりに自ら踊り、長唄、地唄の見本をたっぷりと。何度も拍手が起こる。
ワタシ、「腰をおんなはれ、腰を。」ベキベキッとか、「をあげなはれ、を。」が好きなんでちょっと残念。
オチは、「海山越えて〜」「そんだけ遠かったら大丈夫や。」

中入り、またまた米朝事務所のマネージャーさんを見かけたので聞くが、紅雀さんのチケットは持っていなかった。

中入り後、月亭八天さん
「先ほどのあれが、弟子です。いやいや師匠です。」から、「八天いうひとがきてはってん。」、あと、吉本新喜劇の役者さんの口まねをマクラに。
ここらは、「私は吉本です!」って感じか。
オチは、一人助かって四人死んだ。

トリ、桂ざこばさん
自らのお酒での失敗談をマクラに、厩火事。
後ろの席のおばちゃんは、どこから落語にはいったのかわからない様子で、マクラから引き続いて笑ってました。
左の方のおばさんは、ビール飲みながら(!)「おかしい、おかしい。」を連発。
「さる御大家」は京都。

ざこばさんの噺がどうとかでなく、落語ってよくできてるなぁって改めて思いました。

2009.09.10

第136回ひらの寄席(09-066)

平野区画整理記念会館 13:30
 ・笑福亭呂竹 初天神
 ・桂壱之輔  転失気 
 ・桂 春若  兵庫船
 中入り
 ・桂 文三  芋俵
 ・桂 米輔  鉄砲勇助

なかなか、天王寺より南へは足か向かず初めてのひらの寄席。
これまで天王寺以南は中井神社、あべの寄席、あべの区民センター、西成寄席くらいか。
仕事は昼から休暇を取って、途中うろうろしながら平野区画整理記念会館に到着したのは開演15分前。

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3室をぶち抜いた2階の和室はほぼ満席になる。ただ、薬業年金会館のように座布団自体がくっついて並んでる訳でもなく、ゆっくりと座れる。

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客層は、ローカルな会で時間も午後1時30分開演ということもあって、比較的年齢的には高め。
繁昌亭などで見かける「マニアな方」も何人か。

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まずは、笑福亭呂竹さん
ある時、電車で子供が「はげてる。」と言って、隣にいた母親があわてて「好きではげてるん違うねんから。」と言われ、かえってショックを受けた。子供は正直なもので、、、、と、初天神に。
オチは、みたらし団子屋で「ワイもつけさしてな。」

続いて、桂壱之輔さん、ひらの寄席は初登場だそうで、ネタ帳をみて、これまで135回で一回もかかってないネタを持ちネタに「たまたま」してるとのことで、転失気を。

中トリには、桂 福若さん、崇徳院か兵庫船のとぢらかをしようと考えてきました・・・・で、お客さんの反応のよかった兵庫船を。
海に持ち物を流すシーンでは、最近襲名のあった、米団治、春蝶、文三の手ぬぐいを並べ、「今日のところはやっぱり米団治のを流しとこ」って。
福若さんが高座を降りるときに名ビラを「桂米輔」にしておりる。

中入りが終わるころ会場に戻ると、名ビラは「桂文三」、、、、。
で、桂 文三さんの登場。文三襲名の話題をいくつかマクラに、演目は芋俵。

トリ登場した桂 米輔さん、実は文三さんにトリをとって貰おうと考えていたが、先に出られた。
演目は、軽く鉄砲勇助。
小便が凍るところまで。


終演後、記念会館の展示を見学。

以下、説明なしでご覧下さい。

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「私ら、これ知ってるっ!機織りしてたよねぇ。」って少女のような話題が。大阪おばはんの少女の頃の話題か。
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2009.09.09

第15回 城北にぎわい亭(2)(09-065)

城北市民学習センター 19:00
 ・桂 雀太 延陽伯
 ・桂雀五郎 くっしゃみ講釈
 ・桂 雀喜 元犬
 ・桂雀三郎 猫の忠信

久々に、Y氏とH氏の三人連れ。
(H氏は職場から走ってやってきた!)
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この写真は、開場間もない頃の写真なんであまりに人がすくないけど、開会した頃でもやはり空席があちらこちらにあって、やや下火なのか。
今回は特に前の席のおっちゃんの隣の席が空いていたので、おっちゃん、右へ左へ頭を動かす。
そのおかげで後ろのワタシ、それにあわせて(あわさないよう)左へ右へ。

まずは、桂 雀太さん、今日は順番通りで延陽伯。
落語会の小さいチラシをつくって置いていたが、一枚がトイレに落ちていた事をマクラに。
マクラとはあまり繋がらなく、「縁は異なもの・・・」と延陽伯へ。
公的施設だからか、金玉とは言わず「金太郎をほしがってる」。
今日は、いつもより声の「かすれ具合」が聞きやすかった。
のどが鍛えられてきているのか、深酒をしていないのか、それとも、聞く方がなれただけなのか。
オチは「あざなを五光と申せしが、焼けてしまうがな。」

続いて、桂雀五郎さんはくっしゃみ講釈。
肝心の講釈で続かなかったところがあり、残念。
地声が高いため、くしゃみをこらえるあたりでは目立たず、逆にムリして低い声を出そうとするあたりでギャップがあって面白かった。
全体にしゃべりが早く、テンポがよくて楽しかったけど、年配層には聞き取りにくかったのでは?
むつかしいですね。

続いて桂 雀喜さん、元犬。
導入部は兄貴分の犬との会話からで、犬嫌いの片岡さんのところへ働きに行くっていう設定。
名前は「シロ」。
オチは「日本の字、読めませんもん。」

トリ、桂雀三郎さん
面白くなければ、「基本に忠実に確かな描写」ってな表現なんでしょうが、面白い。
何がって言われると、全部って答えないといけないのか。
噺の筋は何度も聞いていて次にしゃべる言葉はわかってるし、動きもほぼわかってる。
で、何で笑うんやろう。

三人で王将。

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次回は11月12日(木)です。
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2009.09.06

(番外)彦八まつり

晴天! 大晴天! ってな言葉はないけど、9月だというのに真夏のような暑さ。

とりあえず、鳥居から午前の部です。
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で、のぼり。
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文枝一門のテント、桂枝女太さん。
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西成ホルモンの林家そめすけさん。
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松喬一門のテント、笑福亭喬若さん。
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桂 福車さん、桂 福若さん、桂 蝶六さん。
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桂 文太さん、旭堂南湖さん、左手前にいる桂 三象さんって、普通の人みたい。
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三枝さんのお店。桂 三象さんを横からみた写真・・・・・・桂三ノ助さん。
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ざこばさんのお店、組事務所ではありません。
桂ひろばさん、桂佐ん吉さん。
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桂 三若さんと、もうおなじみ桂 三象さん、後ろの方に桂 三段さんの姿も。
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露の一門のお店は、骨つり、露の団六さん、9月17日の落語会行きますね。
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こちらは鶴瓶一門のお店。写真ではよくわかりませんが奥にたくさん噺家さんが。
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奉納のあと、桂 文福さんと、露の新治さん、新治さんカメラ目線いただきました。
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笑福亭福笑さんのお店、売る前に自分で飲んでたりして、、、。
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文枝一門のお店、桂 文喬さん、こちらもカメラ目線いただきました。
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桂 文喬さん、桂 文華さん、桂枝女太さん、桂 珍念さん。
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鏡開き、実行委員長の桂あやめさん、桂春團治さん、司会の笑福亭生喬さん。
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客のように店をのぞき込む桂 米八さん。
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見てるだけで暑さが増す(?)桂 三金さん
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さて、誰でしょう?
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答は、二人の三代目。
桂 春蝶さん桂春團治さん
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ここから、住まいのミュージアム・大阪くらしの今昔館ってところに行って、大阪欄間を彫って、彦八まつりにかえってくる。(これは番外の番外)

笑福亭鶴志さん
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林家染二さん
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「いなせ」な桂 文昇さん桂阿か枝さん
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写真は撮れませんでしたが、駅に向かう途中で笑福亭仁智さんとすれ違う。
さてさて、今日は何人の落語家さんを見かけたのでしょう。

・・・・・あ〜しんど。

(番外-番外) 大阪欄間を彫ろう!

大阪くらしの今昔館でのイベント、「大阪欄間を彫ろう!」っていうのに参加しました。

イベント自体が「無料」(入館料要)だったのに加え、たまたま入館料が無料になるチケットを貰っていたんで、職場の鶴ちゃんと「行っとこ、行っとこ!」ってことで参加。

以前、浪曲を聴きに行ったことがあって、昔の町並みもゆっくり見ておきたかったし。(写真に撮りたかったし。)

で、まずは完成した欄間から見てみてください。
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木は柔らかい材質で、爪で押さえても傷がつくような感じ。
最初から切りこみは入れられてあって、端っこだけ削るだけやったけど、やってみると熱中する。
1時間半はあっという間に過ぎました。


この写真は、水都大阪2009の八軒家浜会場。
彦八まつりの会場、谷九の生玉神社から天六の今昔館まで徒歩でむかう途中の写真。
天神橋から東方向。
こちらは西方向、中之島を望む。
この写真を撮るのに、天神橋の途中、横断歩道もないのにらくらく渡れるくらい道がすいてる。(あかんやん)
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お約束。
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途中、繁昌亭に立ち寄る。
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年に一度の(2日)お休みの繁昌亭では何をやっているかというと、
提灯のお掃除ですね。
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いきなり下町を上から眺めているようですが、やっとこさ今昔館に到着。

ここから、とりあえず写真だけです。
またいつか?説明をいれる予定(?)
ゆっくりご観戦下さい。

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2009.09.02

第41回桂米二不定期落語会(09-064)

太融寺本坊 19:00
 ・桂そうば 桃太郎
 ・桂 米二 ろくろ首
 ・桂 出丸 書割盗人
 ・桂 米二 菊江仏壇

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鶴ちゃんと、開場前から並び、抽選番号は5番、6番。

まずは桂そうばさんから。
そうばさんの故郷、福岡でのざこば・都丸二人会に前座として出たところ、甥っ子から「二人会やのに、何で三人?」と聞かれ、「おまけみたいなもの」と答えると、「ざこば→トロ、都丸→ウニ・・・・・そうば→ガリ?」
演目は桃太郎で、何度か聞いたがやっぱり博多弁、福岡弁が気になる。
「なが、むやねん。」こんな感じ。

続いて、桂 米二さん
お化け、四谷怪談から例の中村勘九郎さんの井戸のシーンをマクラに、ろくろ首。

続く桂 出丸さん
昔、吉朝の会の前座で出て、桃太郎をやったって思い出話から。
「クスリとも受けへんかった。スタジオ録音のよう。」
演目は書割盗人。

トリ、桂 米二さん
三日前にあった選挙の話題から、京都の後援会の集まりの噺をマクラに。
幟がばさっと落ちた話。I代議士。
あと、上方落語協会では圧倒的に三枝会長の信任が厚く、三枝さんが降りたらざこばさんや、鶴瓶さんが立候補するかも・・・・?
演目は、菊江仏壇。

さてさて、今日の展開は鶴ちゃんにはどうだったやろ。

果物はぶどう、二人ともはずれ。


二人で王将。


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