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2009年4月

2009.04.28

「桂吉坊がきく藝」出版記念落語会(09-039)

ワッハホール 18:30
 ・桂佐ん吉 道具屋
 ・桂 吉坊 稲荷俥
 トーク ゲスト 桐竹勘十郎
 ・桂 吉坊 蔵丁稚

Kichi_hanashi
今日は、Y氏は太融寺の「第47回桂文我上方落語選~大阪編~」へ、ワタシはワッハへと別行動の落語会。
今日は指定席やし、ゆっくりと行ったらええわ。
で、A列10番という絶好のポジション。
ここから見ると、高座はこう見えます。

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まずは、桂佐ん吉さん、「吉坊兄さんの、夢の印税生活のため、よろしくお願いします。」
マクラも軽く、道具屋を。
人形に「こんにちは」「おまはんかいな、こっちお入り〜」がかわいい。
「おい、のこ見せてくれ。」「のこ一丁、よろこんで〜っ」とか、「たにぶんちょうはええけど、ひらがなやがな。」とか小ネタたっぷり。

続いて、桂 吉坊さん
例の「へらへらっ」とした登場。
さっきの「夢の印税生活」は佐ん吉さん自ら考えたネタらしいが、先日の東京での会では、忘れてしまって「夢のあれでございます。」
後で、「兄さん、すんません、噛んでしまいました。」「噛むとこまで行ってへん。」
演目は、稲荷俥。
オチは「穴があったら入りたいように存じます。」だけで、「滅相もない、お社建ててお祀りをいたします。」がなし。

続いて、対談、桐竹勘十郎さんと並んで高座に座る。
桐竹さん「高野って座ると一席やりたくなります。」「姉よりはネタは多いかも。」「姉の落語は手に汗握る落語。」
人形遣いについては、「人形が動いている、とかと思う。」「言うことを聞かないときも・・」
う〜ん、対談はブログに残しにくい。

中入り、ワタシの席の右側には女性の二人連れ、左には男が一人。
中入りには両方とも、チラシを見たり、今回なら色紙を見たり、本を見たり。
で、右側の女性の色紙を見て、ワタシも色紙を出してみる。
あれっ、微妙に違うような気がする。
で、「すみません、ちょっと見せて貰えませんか。微妙に違うようで・・・・・」と話しかけ、彼女の色紙とワタシの色紙を並べてみる。
違う、全然違う。
で、それに気づいたそのとなりの女性も色紙を取り出し、比べてみる。
3枚とも違う。

てっきり印刷やと思っていたら、一つ一つ手書きでした。

Kichi_sikisi

中入り後、桂 吉坊さん
今日の落語会、入場料は3,000円ですが、本がついてますので本代1,500円を引きまして、勘十郎さんですから、まあ、1,450円、残りの50円を稲荷車が20円、道具屋が10円、次の落語が20円と、こういう事になってます。

マクラでは、吉朝、米朝とも芝居好きで、米朝師匠に稽古をお願いしたが、「おまはん、勝手にやるやろ」と言われたことなど。
で、演目は蔵丁稚。
由良之助が上使にしきりと酒を勧める理由の説明などはなく、三宝をお尻に引いて「ばりばりっ」。

いやぁ、なんかたっぷり聞けた感じでゆったりとした気分。
電車は快速に乗らず、準急に乗って本を読みながら帰る。

桂吉坊がきく 藝Book桂吉坊がきく 藝


著者:桂 吉坊

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2009.04.27

第258回かねよ寄席(09-038)

鰻のかねよ2階和室 19:00
 ・桂ひろば 替り目
 ・桂 米二 くっしゃみ講釈
 ・桂 雀々 ん廻し

京都で学生時代を過ごした院卒のY氏の引率で、落語前に四条から蛸薬師、誓願寺と観光して、かねよへ。

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誓願寺
「かねよ」さんのwebページ風にセピアにしてみました。


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誓願寺さん東門

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蛸薬師さん、セピア調

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かねよさん、携帯ではどうもあまい。
そういう「効果をねらった」ということで・・・・

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きんし丼
この席から左(広間)を向くとこんな感じ。

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会場の様子

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鰻の一本釣り・・・・・・日本一の鰻です。

で、落語についてですが、ワタシ、多分二度とかねよの落語会には行かないと思います。
・狭い。落語をきく環境じゃない。
・遠い。交通費が馬鹿にならない。
・話のタネに一度は行ってみたかった。
・頑張って電話する気力がない。
でも、きんし丼はうまかったので、観光には行くかもしれません。
そんなことはともかく、まずは、桂ひろばさん、マクラの「ざこば師匠の実家の話題」はさておいて、演目の替り目、車屋が車を引き出したとたん、客が「ストッ〜プ」って。
このひと言から、話の中に入っていけない。
オチは「えらいとこ見られてしもたなぁ〜、わあわあ言うております・・・」

続いて、桂 米二さん、くっしゃみ講釈。
医者の話題をマクラに。
「1日3回、ちゃんとご飯食べて、酒は1合、タバコは5本」は面白かった。
講談は割とゆっくりと・・・なんで?って思っていたら、後で表情で見せるためか。

トリは桂 雀々さん
今日の1600円は、丼の分が1300円、残り300円を出演者で100円ずつ・・・・。
マクラ、っていうより、最近の話題を色々、色々、色々。
で、演目は、ん廻し。

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2009.04.25

繁昌亭夜席~第30回天神寄席「露の五郎兵衛の『七段目』」(09-037)

天満天神繁昌亭 18:00
 ・露の 雅 ん廻し
 ・露の団六 近日息子
 ・露の慎悟 鳥屋坊主
 ・露の 都
 ・露の新治 蔵丁稚
 ・立花家千橘、露の団四郎「軽口にわか・五段目」
 ・立花家千橘 七段目
 ・ごあいさつ


これが最初のチラシ。
090425p

チラシどおりの出演者。

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わかります?露の五郎兵衛さんの名前がありますね。
多分、この看板も最後かと思うと寂しいですね。

まずは、初の露の雅さん、大阪出身ではないしゃべり方、う〜ん、三重県出身らしいけど、関西弁じゃないみたいな感じ。
滑舌はよく、はっきりした言葉。
学生時代に、関東の友達に「ちくわぶ」って言葉を聞いて「ちくわ部」だと思ったって話をマクラに、言葉は面白いって話から、演目、ん廻しを。

続いて、露の団六さん、ワタシこういうひょうひょうとした人、好きです。
マクラは息子さんがバイトしている塾に通っている娘さんの話題。
娘は授業料1時間2,500円払っていて、息子はバイト代1時間900円貰っている。
で、娘が一人で受けている授業は何と兄の受け持ち。「家でやってくれい!」
子供話題から近日息子へ。

続いて、五郎兵衛さんの二番弟子、露の慎悟さん、18才の時、師匠がまだ小春団治だった頃、に入門して42年とのこと。
いろいろ時代も言葉もかわって、「お茶とう」なんて言葉もわからなくなってきている。
※お茶とう(仏前に茶を献じる式法で「供茶」とも呼ばれている。)

って話から、鳥屋坊主を。
なかで、念仏を唱えるところで「天にまします・・そら、五郎兵衛さんや。」
オチは「この仏はお茶とうがいらんねや。」
東京での万金丹。

続いて、露の都さん
ワタシ、この人が登場するときにはいつも「上品な奥様やな」って30秒くらい思ってます。
しゃべり出すと、いきなり「ハナでるわ。」とかで、そんな思いも吹っ飛びますけど。
「五郎兵衛と私」という演題で、思い出話をいろいろと。
・もともと、笑福亭仁鶴さんのファンだったそう、で、入門する手だてをいろいろ考え、「素人名人会」で当時、落語の審査員をしていた米朝師匠に会うことを思いついた。
名人会には出演できたが、その日には米朝さんが痔の手術のため欠席、代わりに露の五郎が審査員を務めていた。別に露の五郎について思い入れもなく・・・・・天上を仰いで、「ごめんなさ〜い、ねっ」等々。

中入り後、まずは、露の新治さん、蔵丁稚。
ここでも、話題は草彅君。
「なんと、今回の騒動で、経済的には50億円の損失だそう、繁昌亭なら昼夜大入りで15〜16年分。」
蔵丁稚は、時間が押しているからか、定吉が叱られるところから。
「晋の予譲」が出てくる珍しい型。
蔵に旦那がおひつを持って行くくだりで、「ごぜ〜ん(御前と御膳)」、何とここで拍手がおこり、下座でも太鼓が。
途切れてしまったものの、改めて「待ちかねた。」のオチまで。

次に、立花家千橘、露の団四郎ご両人による「にわか」、立花家千橘さんの七段目と忠臣蔵が続く。

最後に、ごあいさつ。
左端に司会の新治さん、左から団六さん、都さん、千橘さん、愼悟さん、団四郎さん、吉次さんと並び、五郎兵衛さんを偲ぶ。


「あほなこと、真面目にやって50年」

で、五郎兵衛さんがなくなった後で作られたチラシはこちら。

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第2回法テラス寄席(09-036)

大阪弁護士会館2階ホール 14:30
 ・桂さん都 動物園
 ・桂 紅雀 禁酒番屋
 ・桂 南光 つぼ算

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H氏と同行。
雨の大阪。
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法テラス大阪の山内副所長の司会、小寺所長の挨拶と法テラスの説明と「私が所長をやっているあいだは続けたい。」との「決意表明」。
なんと、今回の法テラス寄席、3倍以上の倍率だとか。

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まずは、桂さん都さんの動物園から。
例の「朝、東京から帰ってきて、ABCのラジオ収録、この後大阪狭山市の落語会・・・・そういう芸人になりたい。」ってマクラから。
移動動物園の説明はなし。

続く、桂 紅雀さん、お酒の話題をマクラに、、、、最近、特にって草彅くんの話をにじませて。
「あれで捕まるんやったら、後の南光師匠なんか・・・・・」
鳩山法務相の「最低」発言にもふれて、「すぐ撤回するような政治家と草彅君とどっちが○○○○か。」。
最近、マイカー(トゥデイ)で落語会の仕事に行って、運転手だったため飲めなかったが同行の噺家さんはカレーショップにもかかわらず、ビールで打ち上げ。
紅雀さんはカレーだけ。
なんと、その後すぐに飲酒検問。
機械でなく、警察官の顔に息を吐けっていわれ、「はあ〜っ」「もっと!」「はあ〜っ!!」「カレーやね。」

タイムリー(?)な話題がマクラになって、禁酒番屋も引き立つ。

トリ、桂 南光さん
先ほどの紅雀さんにマクラで名前を使われたことから「私より鶴瓶さんなんか、テレビで○○○○を出したんやから、あれこそ犯罪。」
会場に「定額給付金は貰われましたか?どうもこの会場には12,000円の方でなく20,000円の方が多い様子ですね。」
テレビショッピングの話題から、つぼ算へ。

続いて、「落語のお噺、今の法律やったらどないやの?」ってコーナー。
南光さんと法テラス大阪副所長の谷田弁護士との対談。
つぼ算が詐欺に当たるかどうか、未遂か既遂か、喜〜さんは共犯に当たるかどうか、番頭さんが「もう持って帰ってくんなはれ」と言ったのが「被害者の同意に当たるか。」など。
谷田弁護士のおとぼけぶりがなかなか見物。

最後に、大阪弁護士会 畑会長の挨拶で、締め。

H氏と別れ、ワタシは繁昌亭へ向かう。

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2009.04.18

第三回繁昌亭大賞受賞者の会(09-035)

ワッハ上方 14:00
 ・開口一番 林家市楼 看板のピン
 ・桂 吉坊 宿屋町(輝き賞/新人賞候補)
 ・桂 三金 デブのお肉に恋してる(創作賞)
 ・笑福亭銀瓶 寝床(奨励賞)
 中入り
 ・桂 文華 閑所板(爆笑賞)
 ・桂 吉弥 親子茶屋(大賞)

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まずは、林家市楼さん、「トップバッター、イチロウです。あちらは年間200本以上のヒット、こちらの市楼は年間200日以上の休日。」
博打話をマクラに、看板のピンを。
林家の流れか、「東京のおやっさん」、ワタシはどうも好きになれないけど。
さすがの体格で、いい声がでてますねぇ。

続いて、今日のお目当てその1、桂 吉坊さん
輝き賞って微妙で、きらめき賞?とか、新人賞みたいな?とか。
演目は宿屋町で、女子衆の「けつ」のあたりでは、「ここらは師匠に習うたとおり」。確か、吉朝さんもそういってたので、「師匠のならった師匠のとおり」か。
「こうしたおなごでも色気があって」には、ホンマか!とつっこみつつ、「師匠に習ったとおりに」って。
足を洗ってもらっていて、「泣くな〜!」って。吹き出しますね。
「はもが、骨で骨で・・・」のあたりまでで、「宿屋町の半ばでございます。」
ちょっと欲求不満かも。

続いて、今日のお目当て、その2の桂 三金さん
天満宮で妊婦さんが娘を連れてお参りに来ていて、私もお参りしようとしてたらその女の子が指を指している・・・・・妊婦と間違えられて・・・
飛行機では重さの配分から席を変わらされたり、テーブルがおなかにつかえて出ないこともあるって、膝隠しをテーブルに見立てて見たりの「デブねたマクラ」を連発。
飛行機の話題では、「Chicken or beef?」「Both」には笑った。
どこまでがマクラでどこからがネタかというような中身で、デブのお肉に恋してるを。

続いて、今日のお目当て、その3、笑福亭銀瓶さん
嫌われる上司のカラオケは、熱唱型ということやけど、どこがあかんねん。と、「稽古不足を幕は待〜たない、恋はいつでも初舞台。」とか、谷村新司の群青とか、さわりを「熱唱」。
昔でいうなら、浄瑠璃で、、、と寝床を。
ご料さん「朝からカラスが家の周りに飛んでるけど、何か。」
時間配分を勘案しつつ、コンパクトにラストまで。

中入り後、今日のお目当てその4、桂 文華さん
いろいろな方言をマクラに、というかマクラの方が長いくらい。
演目は閑所板、なるほど。
「さすが、大阪じゃ、閑所板にコマがついとる。」

さてさて、大賞の桂 吉弥さん、米朝さんが「だんだん」で寝たきり老人の役をやったのが体調を崩した原因やった、から、米朝話題をいくつか。
で、米朝、米団治親子を想像しつつ聞いてください、と親子茶屋を。
「高津の黒焼き屋にも売れん」のくだりで、1月前ほどのテレビで吉弥さんが住吉大社や高津宮にいったことがないって言ってたのを思いだす。
狐釣りの手の動きも親子の差がないし、声色だけで差をつけている感じ。
オチは、原型は「必ず博打はならんぞ。」で最近は「必ず」を「決して」に変えている人が多いみたい。
吉弥さんは「博打だけはせんように。」
このあたり、ワタシ、すっごい違和感が残る。

歯医者に行くというY氏と別れ、3階で本を立ち読み。
なんと、『桂吉坊がきく藝』が既に発売されている。
4月28日の『桂吉坊がきく藝』発売記念落語会でついてくる本なので、今買うわけにはいかないが、立川談志さんのところだけ立ち読み。

2009.04.15

第111回まるまる出丸の会(09-034)

東梅田教会 19:00
 ・桂 雀太 延陽伯
 ・桂 出丸 狸の化寺
 ・桂 米二 ご近所の掟
 ・桂 出丸 花筏


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Y氏と出かける。
開演待ちの間に、「となり、空いてまっか〜。」とH氏。

二番太鼓では、もう一流の腕前の笛。

まずは、桂 雀太さん、最近、上方落語界は結婚や襲名ブームで祝儀が大変と嘆きつつ、「釣り合わぬは不縁のもと、袖すり合うも多生の縁、躓く石も縁の端、とか言いまして」でそのままネタに入ったら良かったのに、この後に子供時代の夏休みの話題を入れたりして、ちょっと流れが切れた感じ。
演目は延陽伯。
火事の時なんか困るがな、「何、わらわの・・・」
で、「わあわあ言うております。」

続いて、桂 出丸さん
お客さんには息のあった方がいらっしゃって、お二人で片方が「液キャベ」、片方が「久米仙」を持ってきてくださった。
われわれ米朝一門は、と各一門の話題をしつつ、ざこば一門は「ざこば組」と呼ばれます。って流れから、「黒鍬組」に(むりやり)ふって、狸の化寺を。
ネタおろしかも、っていうくらいの噛み具合。

つぎに桂 米二さん、ご近所の掟。
米朝家のロバ(犬)のマクラ。
最初に登場したのは姉妹かと思っていたら、下は弟。(王将での話題でY氏、H氏もそう思っていたというので、何かそう思わせる言葉があったのでは。)
途中で自分の中で人物設定が変わると話に入っていきづらくなる。

で、トリの桂 出丸さん
相撲の話題をいくつかマクラに、それも最近の○○部屋に行った話などから、「そんな時代のお話です。」って。(自身も笑ってましたが。)
演目は花筏。
う〜ん、ひと言でいうと荒い。
最近、笛の稽古に熱心?

で、Y氏、H氏と王将東梅田店へ。


2009.04.13

第42回十三寄席 噺のにぎわい(09-033)

第七藝術劇場 18:00
 ・桂 福丸  転失気
 ・笑福亭瓶生 ちりとてちん
 ・月亭八天  お神酒徳利
 中入り
 ・月亭八天  恋しくて

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初の第七芸術劇場。
キャパは補助席をあわせても100席と少し。
マイクなしで十分声が通る、いい感じの会場。
映画館の椅子なので、普通の寄席より大きめで、座りやすい。ちょっとくたびれてるけど。
前半分と後ろ半分の通路にあたる所に座り、余裕で足を組める。

まずは、桂 福丸さん、水戸黄門をマクラに、「知ったかぶりをする人→嘘をつく人」から、転失気を。

続く笑福亭瓶生さんも、「知ったかぶりをする人→嘘をつく人」の登場するちりとてちん。
どうも、動きに無駄がありそう。
旦那さんも「わし」と言ったり「わたし」と言ったり。キャリアはあるのに何か上滑りの感じ。
言葉?訛り?なんやろ、入っていけない感。

さてさて、月亭八天さん、お神酒徳利。
「知ったかぶりをする人」ではないが、今度は丸丸「嘘をつく人」。
ちょっとネタがかぶりすぎ、飽きてきますね。

中入り後、トリの月亭八天さん、恋しくて(安田昌子 作)。
失恋した鈴木二郎(26天王寺区在住)が自殺を図ろうとするが、失恋救急病院に運ばれる。
1年つきあったOLゆうこに振られたため。
第一治療室「失恋レストラン」ではやけ食い、第二治療室「失恋カラオケ」、第三治療室は失恋SMクラブ、と話は進む。
オチはさておき、「OL」って女性でしょって感じで終わる。
う〜ん、いまいち。

ひとり王将十三店へ。
ここは、テーブル席ばかりで、一人で行っても「壁に向かって座らせられる」ことはない。

2009.04.11

第8回稲田観音落語会(09-032)

觀音禪寺 14:00
 ・笑福亭鉄瓶 阿弥陀池
 ・笑福亭鶴二 馬の田楽
 ・笑福亭瓶吾 化物使い
 ・笑福亭鶴二 隣の桜

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着ていく服に迷いながら、今日はウォーキングメインやからと、暑けりゃTシャツって感じの服で出かける。
やっぱ暑い。で、シャツ一丁で歩く。
小阪からJR徳庵まで、東大阪の市内縦断なんで今日はそんなに歩数はこなせない。
道に迷いながらたどり着いた観音禅寺。
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桜は満開をやや越えたあたり、で、花びらがきれいに散ってくる。

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築360年という本堂にたくさんのお客さん。
住職さんのお話では、第8回にしてこれまでの最高記録だとか。
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まずは住職さんのごあいさつから開演となる。
最初に登場した笑福亭鉄瓶さん
顎関節症(がく・かんせつしょう)になったとかで、大きく口を開けられないそう。
口腔外科では口の状態を見るため、「パピプペポ」の音で状態をみるとのことで、「ラッパ」や「パンツ」などを大きな声で言わされる。
平日の午後なので、あたりには子供ばかりで笑われる。
直しようがないようで、痛み止めを飲んで、自分自身で口を広げるしか手がないそう。大変。

続いて、笑福亭鶴二さん
自宅のある布施から、昔は自宅→鶴橋→京橋→徳庵だったのが、大阪市営地下鉄今里筋線でやや便利になり、今回は、JR大阪東線でますます便利になった、繁昌亭との掛け持ちまでできるようになった。
ということは、皆さんも繁昌亭へもこられるということなので是非。
演目は、馬の田楽。
ほかの方のも聞いたこともあるけど、ワタシ的にはこのネタは、というか登場する子供たち、特に「梅やらはん」が、鶴二さんのが最高。

中入り・・・・って言葉はなかったけど、世話役の人たちがお菓子とお茶をサービスしてくれる。
ええなぁ、こういうローカルの落語会。
昔、港区であった地底旅行寄席では、近くにすわったおばちゃんが知り合いかどうかに関わりなく、あたりに「飴ちゃん」を配ってたなぁってな事を思い出す。

中入り後、笑福亭瓶吾さんから。
瓶吾さんは鶴二さんより年上だけど、後輩にあたる。
師匠の笑福亭鶴瓶さんがゲスト出演する「第15回 落語inかわにし」について師匠が出演することになる顛末や、大きな会場を探さないといけなくなったバタバタ、おまけにいつもはなかなか売れないチケットが既に完売になった・・・ちょっと気の悪い話をマクラに。
演目は化物使い。
登場人物は一人暮らしの頑固なじじいでもなく、嫁さんもある、割と普通の亭主ってところがオリジナルとは違うよう。

トリの笑福亭鶴二さん、今度は緑の着物で登場。
瓶吾さんのマクラを意識してか、自身の師匠、六代目松鶴さんの話題や、春団治さんの話題などを織り込んだマクラ。
ちょうど今の季節にあった隣の桜を。
次回は6月27日、第9回が開催されます。

終演後、帰りは、JR徳庵→放出→河内永和→近鉄って経路で帰りました。
初大阪東線。


2009.04.09

第40回桂米二不定期落語会(09-031)

太融寺本坊 19:00
 ・桂吉の丞 犬の目
 ・桂 米二 田楽喰い
 ・桂阿か枝 竹の水仙
 ・桂 米二 愛宕山

落語会デビューのTちゃんとY氏と同行。
開場前から並び、受付を待つ。
あたりには桂 二乗さんや、桂さん都さんがいてお手伝い。

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会社から歩いて10分もかからなかった・・・・はず。
いつもはY氏と歩くのに、今日は落語会デビューのTちゃんとやから、道を間違わないようにっておもっていたが、この幟(のぼり)。

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本堂の写真を撮るのは初めてのはず。

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この写真は撮ったことがあるかも。

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で、開演待ちの席から。

開演2分後Y氏到着。
挨拶よりも、プログラムの番号が気になる。82番とのこと。
まずは、桂吉の丞さん桂米團治さん襲名披露の話題から。
ネタ的には桂 南光さんと同じマクラで、演目犬の目へ。
ドイツに渡米したっていう眼科医や、目玉に「おい、鬼太郎!」としゃべらせるなど、工夫はしつつ、短めに。

続く、桂 米二さんは、この間ブログに書いていた「酔っ払いのいる落語会」をマクラに、田楽喰いを。
実は同行したTちゃん、職場に財布を忘れてきていて、噺の始まりの「財布忘れた。」あたりで、妙にはまってしまう。
実話がすぐ横にいると笑うもんですねぇ。
上六が「電車の終点」やった頃の噺やねんなぁと、変なところに感心。

続いて、桂阿か枝さんは竹の水仙を。
何度か聞いているはず・・・で、下っ端のサムライも、細川の殿様も、左甚五郎も、宿屋の主人も、その妻もって、意外と登場人物が多い話やのに、「すっくり」と噺に入れるのは描き分けが秀でているからか。
侍のとまどい、おどおど、困惑良かったです。
オチは「飲み(ノミ)口、しっかりしてまんがな。」

トリ、桂 米二さん、愛宕山。
マクラでは、「たいこもち」はいなくなったが、会社の営業などではよく似た仕事をしている人もいるのでは?
そういう人は名刺に「たいこもち」って書いておけば・・・・?
って話から、愛宕山。
ワタシ的には今日の愛宕山イマイチでした。
山に登る情景が、もう一つに思えたから。
くびのあたりに風呂敷を担いだ様子のところ、確かにあんまりくどくやるとってのもあるんでしょうが。
芝居と落語の違いってどんなへんにあるんかなぁ。

で、抽選会。
まずはオレンジ。
ビギナーズラックでTちゃんに景品が当たる。
何番目かに81番、Y氏かすってます。
で、7番ワタシ。
続いてスイカ。
いくつか呼ばれるがY氏、残念。

こうなると、いじってしまうのが我々(ワタシとTちゃん)の悪い癖。
Y氏が「90人程度で10何人かあたったから、15%くらいかな。」
ワタシ「いえいえ、3人で2人やから66%、半数以上に当たるんですわ。」


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これが賞品、アンコールオレンジ。
もう一度食べたいってアンコールからのネーミングらしい。
通販では、6個2,600円から、30個5,000〜6,000円くらいまでいろんなものが見つかります。
丸留さんは高級店やから、3個で1,000円オーバーでしょうねぇ。

で、3人で東梅田の王将へ。
Tちゃんは愛宕山の最初の情景描写が気に入ってたようです。
感じ方はいろいろやなぁと思ったひとときでした。

ちょっと飲み足らずに家に帰ってから深酒。
翌日のしんどいこと。

2009.04.06

第65回日曜落語~なみはや亭~公開録音(09-030)

ワッハホール 18:30
 ・桂三四郎  普請ほめ
 ・桂 文華  八五郎坊主
 ・笑福亭福笑 幻の財宝
 中入り
 ・笑福亭三喬 鴻池の犬
 ・桂 文華  仔猫

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Y氏と同行。
まずは、桂三四郎さん、「普請ほめ」。
「せやさかい、わたい、いうたりましてんや。」ってしゃべったり、現代大阪弁をしゃべったり、時代があっちゃこっちゃ。
口は早いが、話には乗れる。
「それだけのこと頭に入れてきた。」「懐にいれてきました。」

続く桂 文華さん、今日は文華さんをフューチャーする会とのことで、トリにももう一度。
お坊さんと落語というのは深い関係があって、・・・・安楽庵策伝とかの話題から八五郎坊主へ。
八法「八方ふさがりっちゅうしなぁ、足が短かなりそやし。」
オチは、「つけにくい名前や。」

笑福亭福笑さん、多分放送できない話題をマクラに。
3月30日・・・ちょうど一週間前に動落亭できいた幻の財宝。
それもY氏と同行して。

「おひさんに目がくらみました。」

中入り後、笑福亭三喬さん
マクラで、最近は男が女性化しているという雑誌の記事の紹介から。
立ちションも少なくなって、昔は酔っ払いが、「高島屋に大丸のマークの立ちションしたんねん。」とかあったが、連れションして「ひとのフリみて、我がふりなおせ。」とか、をオチへの仕込み。
最初にひろわれた質屋は竹内さんで、途中、「枝雀らくごならここは、うわぁぁぁぁぁぁあ。」とか、ソフトバンクの犬を織り込んで笑い満載。

トリの桂 文華さん、仔猫。
さてさて、落語会ではあまり聞けない仔猫。
たっぷり楽しませてもらいました。

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