島之内寄席~1月席~(09-011)
ワッハ上方ワッハホール 14:00
・林家笑丸 雑俳
・桂 三金 奥野君の選挙
・笑福亭瓶太 替り目
・露の新治 狼講釈
・桂 坊枝 野ざらし
・桂きん枝 不動坊
早くつきすぎたため、難波あたりを散策。難波ウォークからビックカメラに出るあたりで桂 三金さんを見かける。
(美人女性と一緒だった・・・・それも三金さんよりかなり若い。)
13時30分くらいにワッハへ、Y氏が既に並んでいる。最近やや、入場者数が減ってきたみたい。
まずは、林家笑丸さん、舞台袖から顔だけ出して、会場をのぞいての登場。
演目は雑俳。
続く、桂 三金さん、バルーンショー(風船をふくらませて、犬などを作ったりするもの)も出来るそうで、去年の夏、献血車の人寄せのため難波高島屋前でバルーンショーをやっていた。
なぜかあたりには、険しい顔つきの人や、SPが。
ちょうど、自民党の総裁選挙のときで、大勢の人が集まってきた。
で、その場でバルーンが「バーン」となるたび、SPの視線が集まる。
演目の奥野君の選挙は、部分的にはきいたことがあるものが多いけど、演題を覚えていない。
「日本メタボ糖(党ではない)111kg、体脂肪51%、皆さん方とは違うんです。」から、デブネタをたっぷり。
オチは、「無党(糖)派層が離れました。」
続いて、笑福亭瓶太さん。
マクラでは、桂ざこばさんとの飲み会の話を。
酔っぱらってきたざこばさん、一緒に飲んでいる人たちに目標を言わせる。
都丸さん「サンケイホールをいっぱいに出来る噺家に。」
ざこば「よっしゃ。次、喜丸。」
喜丸さん「歌手とジョイントコンサートを。」
(ワタシ、喜丸さんの噺は聞いたことがありません。)
ざこば「次、(瓶太さんをさして)おまえ誰や?ははぁスパイやなぁ。」
って、具体の酔っ払いの噺から替り目へ。
オチは、「おまえ、まだ聞いとったんか! わあわあ、言うております。」
さてさて、中トリ、今日のお楽しみ、露の新治さん。
鮮やかなブルーの着物で。マクラはここのところ何度か聞いてるのでかぶるのは仕方がないけど、新治さん、何と58才で、お孫さんも二人いらっしゃるそう。
この間の生駒の落語会と違うのは、逃げ出すところでお囃子があったこと。
大満足の狼講釈。
中入り後、桂 坊枝さんから。
きん枝さんの本の出版記念のサイン会を、今、NGK前でやっていて、お手伝いに行っていた話から、同じ時刻に開催している花◎花寄席では、三幸、遊方、文昇、文華、おしどりってどうってことないメンバーが出てる・・・・あと、ノンスタイルとか。ノンスタイル人気で、娘はそっちへ行っているって話。
楽屋では、ちょうど着物の話が出て、私のこの着物は五代目文枝の形見で、羽織は志ん朝師匠の形見分けでいただいたもの。
志ん朝師匠には存命中に一度独演会に出ていただいて、そのときにも野ざらしを演っていただいた。
今日は、私の高座にかえて、そのときのビデオを・・・・
東京の三遊亭小円朝さんに羽織の話をすると、「そんなはずはない。この紋は三遊亭のもの。古今亭は違う。」
「いや、間違いない、志ん朝さんの奥さんに電話を貰っていただいたもの。」
「なら、もともと、六代目円生さんの形見が志ん朝さんのところへ行って、紋が違うので一門の人にあげられず、坊枝さんのところへ行ったもんだよ。円生さん、志ん朝さんという名人二人が袖を通したすごい貴重なもの。ところで、坊枝さんも?」
「何度か。」
「じゃ、だめだ。」(笑い)
「ええ、というような貴重な羽織、まずは5万円から!」って。
演目は、その古今亭の十八番、野ざらしを、場所を中之島に変えて。
オチは、つねつね、こちょこちょから、どぼーん、「ホンマにはまってしまいましたで。」
トリの桂きん枝さん。
いつか聞いた、やもめが集まるところから始まる不動坊。
派手なみどりの扇子で、徳利のイメージが出ず、手燭に使うところでも違和感があったり、「漉き直し屋」の徳(とく)を源(げん)と言い間違えたりはあったけど、口跡はさすがにこなれてきていて聞きやすい。
初めての人はどうかな。大勢の登場人物を徳さんの語りだけで紹介してしまうのは、聞いていてわかりにくいし、金貸しの利吉の表現が少ないので「ちょっと悪い奴」のイメージになってしまうし。
オチは、(こんな計略に)はまったんはこちら。
桂きん枝の落語な子育て (サンマーク文庫 G- 110) (サンマーク文庫)
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