第4回 まほろば寄席〔08-085〕
奈良国立博物館講堂 14:00
・桂さん都 つる
・笑福亭生喬 竹の水仙
・桂小春團治 アルカトラズ病院
・桂春團治 高尾
ほぼ満員の会場で、明るく登場した桂さん都さん、マクラでは、満員電車での出来事。
掛け軸の鶴〜千羽鶴(せんばづる)を「さすがに船場は上品でんなぁ〜、阿波座は下品で〜。」はおもしろかった。
「もろこし」のギャグはなかったけど、さん都さん、いつから聞いていないのかわからないけど、うまなったなぁってのが素直な感想。
続いて、笑福亭生喬さん。
はじめは軽く「決して、生喬と申しましても、笑福亭生活協同組合ではございません。」。
マクラの網走刑務所の土産屋さんの話題には笑い、左甚五郎の説明で酒飲みのことを左利きという・・・って話も興味深かく聞けた。
さて、演目の竹の水仙・・・に入ると例の「力み具合」が気にかかる。
宿屋の女将さんのくどさ、甚五郎をのぞく登場人物すべてが何で大声でしゃべるの?
オーバーなアクションで、ちょっとくさい。
オチの「二つを家宝に・・節と節とで不幸せ(節合わせ)」は、初めて聞いたので、多分オリジナルか。
いろいろなところで、工夫してはりますね〜。(次回の島之内寄席(11/18)の練習か?)
続く桂小春団治さん、マクラでは、「噺家って変な商売です。着物着て順番に出てきて、しゃべって帰って行く。他にもいろいろ変な商売があって、医者なんか、息すって〜、はい、吐いて〜、止めて〜、パンツ脱いで四つんばいになって〜。私の通っている話し好きの歯医者など。」から、演目アルカトラズ病院へ。
確か、二度目のアルカトラズ病院。
新作ネタなのに、二度目も楽しいのはうれしい。
さてさて、トリの桂春團治さん。
今日は何を?
「やもめ店賃ほど家にいず。」おお〜。高尾。
三味線の林家和女さんの声も美しく「あらふしぎやな〜高雄の姿〜、ありあ〜りと。」
煙が立ち上って、喜六は煙たそうに、でも、うれしそうに。
春團治さん、登場のときはしかめっ面で出てくるのに、噺のなかにはいると、うれしそうな顔の登場人物・・このギャップを自ら作ろうとしているのか。
いい感じ。納得の一席。
次回は、1月10日(土)で、桂小春団治さん「くっしゃみ講釈」、桂 米平さん「立体紙芝居」、桂 三若さん「カルシウム不足家族」、笑福亭呂竹さん「牛ほめ」、三味線 林家和女さんだそうです。
ワタシ、前売り券買いました。
会場に行くときには汗ばむような陽気でしたが、会場をでて奈良公園を歩いていると、秋の気配。
ちょっと長めのウォーキングで郡山近辺まで歩きましたが、そのときの空の写真です。
« 第68回花菱の会〔08-084〕 | トップページ | 第40回十三寄席 噺のにぎわい〔08-086〕 »
コメント