第18回らくごらいぶinGM-1 18:30 ギャラリーGM-1
・桂雀五郎 黄金の大黒
・桂 米二 住吉駕籠
・桂こごろう つぼ算
・桂 米二 住吉駕籠
ワタシ、ここGM-1の落語会、5回目になります。(嫁はんと来るのは4回目)
今日は、午後2時の「まほろば」が終わってから、時間つぶしつつ、それでも開会1時間前に到着。
まだ受け付けも始まっていない時間やけど、中で待たせてもらって、目当ての椅子をゲット。
入り口あたりで、桂 米二さんが例によってうろうろしているが、なんか、太った?
いつものように、黒米のおにぎりとお茶をいただき、開演を待つ。
会場は、ちょうどはかったように満員の40人くらい。
まずは、桂雀五郎さん、ちょっとしゃべりが落ち着かない感じ。
何かあわてているような。緊張?
長屋の「戸なし」、「三月裏」、「八月裏」、「釜一つ」の説明から、大家に呼ばれている理由を「犬喰うてもた。」「猫喰うてもた。」って。
一つしかない羽織の紋は、ねずみにかじられ、新聞紙を貼ったはいいが、「ラッパのマークの正露丸」。
つづく、桂 米二さんは、遊山船。
開場が、(多分)普段はギャラリーとして使われるようなコンクリート打ちっ放しに近い部屋なので、お囃子が響く響く。
「その陽気なこと〜っ」って、ほんまに陽気で、声が聞こえないほど。
見台は出ていたけど、ざこばさんのように、肘をついたり、もたれかかったりせず、「欄干に見立てる」という感じではない。
「いかりの模様」だとおもっていたら、米二さんは「いかりの浴衣」っておっしゃってましたね。
あと、「おまえんとこの、かかぁ、こんなこと言えるんかい。」ってフレーズもなかったし。
続いて、桂こごろうさんです。
マクラではいろいろな売りモンがあるって話から。
昔、ラジオ番組のテレフォンショッピングでダイヤモンド入り高級腕時計通常価格10万円が8,800円になった話、「これでは、ほとんど利益がありません。」って、まだ儲けとるんかいっ。って話から売る方にも工夫があれば、買う側にも工夫がありまして・・・・で、壺算。
「こいつとこの嫁はん、しゃべりやでぇ〜、明日から大阪中のお客さんがやってきて、・・・・・そやそや、天ぷら二度揚げしてたんをしゃべったんもこいつとこの嫁はんやし。」
勢いに負けた瀬戸物屋の番頭、「あんさん、買い物うまいわぁ〜。私、今度別家して、嫁もらいますますねん、あんさん、立花通りに家具買いに行くのんついて行ってもらえまへんか。」
さてさて、トリの桂 米二さん、演目は住吉駕籠・・・・雲助って言葉の由来などを説明して、ゆっくりと「こう、酔うつもりやなかったんや・・・。朝目ぇさますと天気がええ、いっぺん住吉さんでも・・・・・」の酔っぱらいを逃れ、いよいよ・・・・・・のときに、またまたハプニング。
今日は、会場の前の車(路上駐車?)に、警察がやってきて、なにやらやっているらしい。
で、主催者側がそれに気づき、回覧ビラをつくって会場に回した。
「神戸ナンバーの車、表に警察がきてますよ〜。」みたいな。
これはこれで、主催者側としては精一杯の配慮か。
で、なんとなく、会場は落ち着かへんよね。
最後には、米二さんも気づいて(早うから気づいてはおられたでしょうが)、舞台から「何ですねんっ。」
で、舞台から「神戸ナンバーの車の人!」
その「神戸ナンバーの車の人」は最前列からいそいそと外へ。
住吉駕籠の佳境、ジキがふたり駕籠に乗り込んだあたりだったから、もう、演者としては最悪のタイミング。
「それでは、気を取り直して、・・・・取り直せへんわ。」
以前、この会で携帯電話が鳴って、それもちょうど「寝床」の旦那が怒っているときで、抜群のセンスでクリアした米二さんやったけど、・・・・。
雰囲気がとぎれたことは残念やけど、「こんなことがあってん!」って話のタネにはなるか。
客としては、(飴ちゃんガサガサ)のおばあさんの方がうっとうしくって、今日くらい大きなハプニングだと逆にあきらめというか、楽しんでしまう。
米二さんは気分最悪でしょうけど、これにこりずに、続けてくださいね。
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