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2008年7月

2008.07.26

第51回王寺寄席〔08ー058〕

王寺町やわらぎ会館 午後6時45分
 ・桂そうば 鉄砲勇助
 ・桂 吉坊 蛇含草
 ・桂 米平 皿屋敷
 ・桂 雀松 星野屋

開場1時間前くらいに到着、いつもはあたりをぶらぶらするんやけど、今日はあまりに暑いのでホールのソファで待機。
開場の方から笛の音が聞こえてくる。
6時少し前から受付が始まって、一番にいくと、ちょうど桂雀松さんの到着。

6時過ぎに開場、この時点では20人くらいのお客さんなんで好きな席を選べる。
嫁はんと並んで中央通路沿いの、前から5列目。

二番太鼓がなるが、笛がない。
さっきの練習は何やったんやろ。
例によって、主催者楽笑会の表さんのご挨拶から。
「最近、イケメンがはやっていて、少し前は(味のある顔)が人気、繰り返している。」みたいな話。
また、今回は第51回なので、ここから新たな1回目としてやっていきたいとのこと。


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最初に登場したのは、桂そうばさん、福岡出身で自身のHPによると大阪弁をしゃべっているつもりだけど、大阪の人には福岡弁、福岡の人には大阪弁をしゃべっているとおもわれているそう。
ワタシ、そうばさんは初めてですが、なかなか落ち着いた感じで(落ち着いた感じに見せて・・)いい。
よく、信じられないような出来事に遭遇して、人に話すと信じてもらえないことがある。
小学生の頃、カモメにパンをやると、それを松の枝からねらっていたカラスが奪い、なんとそのカラスから、またまた鷹がパンを奪っていった。
(「で、あの〜っ」って口癖でタイミングを計っているのか。)
落語のほうにも、嘘をつきたおすって噺がありまして、、、と鉄砲勇助。
噺は「畜生のあさましさ」まで。

続いて、今日のお目当て桂 吉坊さん。大銀座落語会では、東京の落語家さんは「暑いねっ。」って感じであまり暑さを感じさせず、大阪の落語家さんは「あっついなぁ〜。」って話から。
演目は蛇含草。
「淀の川瀬は水車」はいつ聞いても、ようわからん。どうすんのやろ。

続いて、桂 米平さん、今日、唯一の「味のある」ほうとの挨拶。
マクラで幽霊(と化け物の違い)の噺やから、またまた夏の噺か、、、で皿屋敷。
おおっ、久々に米朝系の皿屋敷。
米平さん、体も手も声も大きく、か細い幽霊はとても想像できないけど、何か賑やかにお祭りにでも行こうかという感じで車屋敷へ向かう。
とても恐くはないけど、これはこれであり。

トリ、桂 雀松さん
お手かけさん、お妾さんの話から星野屋へ。
軽妙というか、軽やかというか、雀松さんのこのしゃべりが楽しい。
「チンしかあきません。スピッツ、ちわわ、シベリアンハスキーではいけません。」と流れるところが楽しい。
今日の昼、たまたま歩きながら聞いた東京の星野屋とは微妙に設定が違っていて、雀松さんの演じる「おハナ」は若く、現代的で、明るい。
きっとかわいい女性なんやろな。


終了後、二人で王将へ。

2008.07.12

島之内寄席 7月席〔08ー057〕

島之内寄席 午後2時 ワッハ上方ワッハホール

 ・桂阿か枝 千早ふる
 ・林家そめすけ 仏師屋盗人
 ・露の吉次 初天神
 ・笑福亭仁嬌 天狗裁き
 中入り
 ・桂 三歩 松山鏡
 ・笑福亭鶴瓶 私落語 回覧板

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久々の満員御礼か。
これが落語人気でなく、(多分)鶴瓶人気というのが残念。

まずは、桂阿か枝さんで、千早ふる。
阿か枝さんの千早ふるは以前にも聞いているし、別に、、、、と思ってたけど、何の何の。
千早の声色もパワーアップしてるし、講談口調の「これがあの千早花魁の〜っ慣れの果て〜っ。」とか、「豆腐屋の幽霊は、いちま〜い、にま〜い、でなく、一丁〜、二丁〜。」って工夫満載。
あなどれん。
マクラで使った、保育園での落語会で手ぬぐいを焼き芋に見立てるのを、子供達がいつまでたっても「バナナー、バナナー」って叫び収拾がつかなくなった話が、この後、別の噺に使われるとは。

笑福亭喬介さんが登場して、お茶子を。

続く、林家そめすけさん、今日は笑福亭仁鶴さんのものまねから、オール阪神さんのものまねへ。
文句のでない噺をということで、泥棒の噺。仏師屋盗人。

さてさて、露の吉次さん、羽織を脱ぐと涼しげなパステルカラーの着物。ご本人は日に焼けた(地黒?)健康的なお顔なんで夏向きかも。
「すごいですね〜、この暑いのに。すごいですね〜、満員御礼。すごいですね〜。」としきりに繰り返し、「ホントすごいですね〜、鶴瓶師匠。」
噺家さんには、季節を全く無視して落語をすることもよくあると聞いたが、今日の初天神もそう。
初天神に連れて行った子供は、「あれ、買うてくれやぁ。」といろいろねだるが、最後には、「バナナー、バナナー。」(これがトップバッターの阿か枝さんの噺から)
長い噺なんで、みたらし屋まで。

この人を見ると、仁鶴さんのことが頭をよぎって仕方がない笑福亭仁嬌さん
最近暑くなった、寝られない(13時間しか)、夢を見る・・・・で冷や酒の夢、凍りついた小判の二つをマクラに天狗裁き。
今日はいつもと客層がちがってるけど、一番受けてたようにおもう。

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中入り後、桂 三歩さんも、最近けっこう聞いていて、
マクラ「七つ紋」「犬の三枝はサンポが嫌い」も慣れてしまって笑えない。
「七つ紋」は最初、爆笑したけどなぁ。
演目は松山鏡。
便利と不便はウラオモテ、今のように鏡が普及していない時代、越後の山奥の松山村の、、、
い〜い、出だしでした。

さて、ワッハを満員にさせたトリ、笑福亭鶴瓶さん、「(三歩)どう見ても、ガマガエルやなぁ。」といいながら登場。
途中、携帯電話が鳴ったお客さんに、「どうぞ、どうぞ、出てください。心配でしょ。」とか、くしゃみ三連発があったり、やっぱり何かある。
演目は私落語 回覧板。
「たべに」とか、昔のパペポのネタが出てきたり、懐かしい話がありました。
「これって、落語?」なんでしょうか。


笑福亭枝鶴襲名〔08ー番外編〕

今日、大阪市天王寺区の寿法寺で、五代目枝鶴のかつての弟子だった笑福亭小つるさんが六代目笑福亭枝鶴を襲名することを発表した。

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小つるさんは、1975年に五代目枝鶴に入門したが、五代目が廃業したため、五代目枝鶴の師匠・父親である六代目笑福亭松鶴の門下になった。
襲名は、2010年の予定だそう。
長い間、空いていた、というのも、先代(五代目)枝鶴さんが1988年に廃業した後、誰も継げなかったため。
今日の記者会見では、記者さんたちからその点についてもいろいろ質問がなされ、小つるさんは「私は22年間ほど、うちの師匠にはあってません。」と話すと、横にいた笑福亭鶴瓶さんから、「(笑福亭)竹林は会うたらしいやん。誰か、私立探偵に探してもろうたらどや。」

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会見場の後ろには、おなじみの顔がたくさん。
(白シャツカメラマンは三喬さん、右下は竹林さん。左端は猿笑さん? 三喬さん、後の写真撮影のとき、鶴瓶さんから「新聞社とちゃうやつがおるでぇ」とつっこまれてました。)
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初代枝鶴は後の四代目松鶴、二代目枝鶴は後の五代目松鶴、三代目枝鶴は52才で急性アルコール中毒で死去。四代目枝鶴は後の六代目笑福亭松鶴、五代目枝鶴は廃業後行方不明。
いい名前なのかどうか、ばくちのような名前ですが、ある意味将来の笑福亭の総帥となる名前であることは確か。
小つるさん頑張ってください。

三代目松鶴以降の墓があります。
ネットのニュースによると、今日、墓前に報告したと伝えられています。
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一番左端にあったのが七代目松鶴。
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お寺の山門によくかかれてあるお言葉。
今日の言葉はとても意味深い感じがします。
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2008.07.11

天満天神繁昌亭(昼席)〔08ー056〕

天満天神繁昌亭(昼席)
 ・桂ちょうば 延陽伯
 ・桂三ノ助 桃太郎
 ・桂つく枝 四人癖
 ・桂枝曾丸(和歌山弁落語)
 ・桂 福車 商売根問
 ・桂梅団治 青菜
 仲入り
 ・笑福亭恭瓶 大安売り
 ・桂 楽珍 花色木綿
 ・藤本健太郎(津軽三味線)
 ・林家染丸 豊竹屋

繁昌亭カードで、ポイントが貯まるとペアでご招待というのがあって、ただ、昼席だけなんで、これまで2回ほどその「権利」ほ流してしまってました。
今回、世間は夏休みということもあって、やりくりして、嫁はんと出かけてみました。
昼ご飯を、繁昌亭の近所で食べ、12時半くらいにやってくると、もう長蛇の列。
前には、御坊市からやってきている団体さん。

で、初めてではないですが、こんな席から。
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まずは、桂ちょうばさん
「寄席というのは、こうして前座から出てきて、、、、前座というと若いと思われますが、もう30才。
そろそろ結婚も考えてます。
どこのホテルで披露宴をしようかなど、考えてますが、相手がまだ、、、、こうして、会場で探してますが、、、、、、、、明日に期待します。」
と、結婚話題から会場をくすぐって、延陽伯へ。

つづく、桂三ノ助さん、マクラで、想像力をテストする「神秘の池」。
演目は桃太郎。
以前より、滑舌がしっかりしてきているように思う。
はきはきして、聞きやすくなった。

さて、ウィキペディアによると「桂 文三」の襲名が予定されている桂つく枝さん。(記事では、2008年6月に正式な記者会見の予定とされていたが、過ぎている。)
保育園での落語会をマクラに、四人癖。
羊羹、「重っ、重っ、重っ」

和歌山弁落語の桂枝曾丸さん、隣のおばあちゃん(御坊市の団体さん?)は受けてましたね。
「でんだい、でんぶでさんでんえん。(ぜんざい、全部で3000円)」
あらすじ程度しかわからんかった。
もちろん、オチもわからず。

枝曾丸さん、「色物」なんですね。
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続く、桂 福車さん家族(息子、娘)をネタにマクラをふって、頼りないやつがいてるっ話から、商売根問。
「茶、栗、柿、麩(ちゃっくりかき、ふっ)」
これ、去年の上方落語検定の問題でした。

続いて、桂梅團治さん
桂春團治師匠の話題をマクラに。(今日は楽屋に居てないから、、、、)
A型で、すごくきっちりしている人で、師匠の外出中、B型の梅團治さんが稽古をさぼってテレビを見ている。
帰ってきた師匠は稽古をしていたか問い、梅團治さん「まじめにやってました。」

春團治師匠「ほんまやな?」といって、テレビの後ろの温度を確認するって、、、。

中入り

中入り後、笑福亭恭瓶さん
見かけと違って優しい話し方で、大安売り。
よく聞く、贔屓衆が相撲取りと話す形でなく、相撲取りが実家の母親と話すとの設定。
おかんは優しく、厳しく、いいおかんですね。
(ちょっと○日目を間違えてたみたいですが、、、)

続いて、桂 楽珍さん
何か相撲の噺をしようと考えていたが、先にやられたとのこと。
息子さんが「朝山下」という、元、朝潮(高砂親方)門下の相撲取りだそうで、体重がわずか68キロ(5月頃のニュース)、ダイエット中のワタシより軽い!
演目は、花色木綿。

津軽三味線 藤本健太郎

トリ、林家染丸さん、さすが、芸達者。
義太夫のいつものマクラから、豊竹屋。
力みもなく(別に特定の誰かのことをいってるわけではありません。)余裕の高座。
狭い椅子に長時間座っていたことも忘れさせてくれる、、、15分ですが、、、、さすが、トリ。

2008.07.10

第278回NHK上方落語の会 〜桂春團治一門会〜〔08ー055〕

第278回NHK上方落語の会 桂春團治一門会 NHK大阪ホール
 ・桂 春菜 御先祖様
 ・桂小春團治 アルカトラズ病院
 ・桂福團治 ねずみ穴
 中入り
 ・桂 春若 京の茶漬
 ・桂春團治 いかけ屋

何人かで応募して、今回は大量(4枚)の当選。
職場のみんなでいってきました。
落語会デビューのNさん(女性)、2回目のO氏(先月デビュー)、隣の課のIさん(むか〜し、いったことがあるらしい。)、落研出身のマニアなN氏、いつものY氏、ワタシ(1枚は夫婦で行くって人にプレゼント)

副題に、桂春團治一門会と銘打った、上方落語の会、今日はいつにもまして豪華な感じがする。

まずは、桂 春菜さん、新作落語の御先祖様を。
家族の話題から、亡父桂春蝶の墓参りの話と続き、来年(8/30、9/27)の襲名の話題。
親父が春蝶やというだけで、襲名させていただくこととなりました、、って話から、演目御先祖様に。
死んだ男、納骨の日に、その墓の御先祖様に挨拶回りをするという話で、先祖には天智天皇を名乗る男や、光源氏、加藤清正、ジョン万次郎等々オーバーにいう「先輩」達が。

続いて、桂小春団治さん
ルパン三世のアルカトラズコネクションでも有名な、アルカトラズ島(刑務所)。
困った患者がいっぱいで管理が厳しく、そのため、アルカトラズ病院と呼ばれている病院。
そこに、たまたま救急車で運び込まれた男と、彼を取り巻く、糖尿病患者、肝硬変間近のアル中患者達の入院風景。

さてさて、桂福團治さん、東京落語の移植版の何作目か、ねずみ穴。
タケたちの実家は大和。
関西(の中では全体的に)は方言があまり強くないので、田舎の表現が東京落語のようにはいかず、なかなか難しいところがありますね。
オチはつけず、「兄弟、力を合わせて立派な商人になったというねずみ穴というばかばかしいお噺でございます。」

中入り後、桂 春若さん
時間給の話で笑いをとって、落語の興業で米朝さん、春團治さん、ざこばさんらと高松に行った話で「熱燗で」を入れる。(実話のように。)

いよいよトリ、桂春團治さん
桃太郎のさわりをマクラに軽くふって、いかけ屋。
「親の圧政」や「賛成」、「人に尋ねられたらどう答弁する」など、昔のギャグを入れているのが楽しい。(わからん人が多いやろうけど。)

終了後、みんなで反省会。
楽しかったです。

2008.07.09

第8回城北にぎわい亭〔08ー054〕

第8回城北にぎわい亭
 ・桂三四郎 犬の目
 ・桂雀五郎 牛ほめ
 ・桂 雀喜 明石飛脚
 ・桂雀三郎 船弁慶

雨が降ってきたせいもあるのか、やや少なめのお客さん。
地元での「しろきた熱」もやや冷めてきたのか。

主催者側は、逆に幟まで作る熱の入れよう。
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ところが、演者も熱を出して、、、、
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(熱を出して、なのかどうかはわかりませんが。)

で、今日のプログラムは急遽、桂 雀喜さんのごあいさつ。
「本来なら順番で言いますと、今回のあいさつ文の担当は三番弟子の雀太君なんですが、少し前から体調を崩して弱太君になってしまい、代打で私が書くことになりました。」
ということで、桂 雀太さんはお休み。

まずは、桂三四郎さん、「私は雀三郎一門ではないんですが、ロングヘアーという共通点で出さしてもらいました。師匠の後ろ髪と。」
犬の目、以前とほとんど変わっていない。(犬の目を入れられた男の)食生活が肉と骨になったくらい?

続いて、桂雀五郎さん。(開演前にトイレで会いました。)
雀五郎さんの牛ほめ、「汚くないオチ」なので好きです。(こんなとこにも節穴あるわ〜、おっさんここにも、、、)

続いて桂 雀喜さん
久留米の温泉での仕事で、よく知らないのに「上方落語名人」とか、「浪速からあの雀喜が、今見参!」だとか書かれていた。
もう一組と一緒の仕事だったため、舞台は前座とトリをつとめるということに。

演目は明石飛脚とかいてありましたが、いわゆる「飛脚三噺」で、明石飛脚、雪隠飛脚、うわばみ飛脚の三つ。
明石飛脚は「寝てる方が早い。」、雪隠飛脚は「ああ近道しよったな。」、うわばみ飛脚は「しもたっ、ふんどししてたらよかった。」
飛脚が走り出すタイミングとお囃子との掛け合いが楽しく、「あっどっこいさのさっ!」ってかわいい顔をして走り出すのは楽しかったですね。
雀喜さんはこの「三噺」に一つ追加して、佐川飛脚「この飛脚が佐川急便のモデルとなりました。」

トリ、桂雀三郎さん
夏は暑くて、大好きだという雀三郎さん、演目は、日曜日に桂文珍さんのをきいたばかりの船弁慶。
いやいや、コメントしようがないですね。
楽しかった。笑った。ついこの間聞いた噺なんで、どこでどうなるってのがよくわかってるのに。

次回の城北にぎわい亭は9月9日(火曜日)です。
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2008.07.08

白鶴酒造・生貯蔵酒 Presents 五日連続「なみはや亭」(8日)〔08ー053〕

なみはや亭
 ・桂 春菜 昭和任侠伝
 ・笑福亭鶴二 七度狐
 ・桂きん枝 悋気の独楽
 ・桂ざこば 遊山船
 中入り
 ・笑福亭鶴光 掛川の宿
 ・笑福亭銀瓶 胴乱の幸助

まずは、来年8月30日に松竹座で桂春挑戦中襲名する桂 春菜さんから。
「私いろいろ気にするタイプなんですよ。ええ〜っ、なんて言うんでしたかね。自律神経、、、」とふって、観客から失調症と言わせるなど高座をうまくつかんでる。
演目はおなじみ、昭和任侠伝。

続く笑福亭鶴二さんは、七度狐。
若手の中では(経験年数は若手ではないんでしょうが)一番安心して聞ける。
演目は七度狐。

続いて、桂きん枝さん、最近ABCではあまり仕事をしていないが、昔、旧社屋ではプロポーズ大作戦の収録があって、キャパ1000くらいの大きなホールだった。
芸人になって、「飲む・打つ・買うをしっかりやれ」と言われ、酒の飲み方は林家小染さんにならい、博打は横山やすしさん、女は八方さん。
実は、芸人もそんなに一生懸命やっているものはすくなくい。
昔の船場のご寮さんはそうもいかず、

桂ざこばさん

笑福亭鶴光さん
笑福亭鉄瓶さん

2008.07.06

白鶴酒造・生貯蔵酒 Presents 五日連続「なみはや亭」(6日、夜の部)〔08ー052〕

なみはや亭
 ・桂歌之助 桃太郎
 ・桂 坊枝 阿弥陀池
 ・桂雀三郎 親子酒
 ・桂春団治 皿屋敷
 中入り
 ・笑福亭福笑 葬儀屋さん
 ・桂こごろう 茶の湯

4時半頃に昼の部が終わり、速攻で夜の部の整理券引き替えに。
1時間以上、余裕があるのでワタシはウォーキングに、Y氏は読書。
ちなみに、Y氏、平岡正明の「シュルレアリスム落語宣言」に挑戦中。

開場待ちの間に話していたおばさん、なんと、5日間すべて当たっているとのこと。
ワタシたち、7月10日のNHKに当たっている話をしたら、NHKはなかなか当たらないとのこと。いろいろありますね。

会場のABCホールのすぐ南側に福沢諭吉生誕地の碑がある。(反対か、碑のすぐ北にABCホールができた、、、、。)
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天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず
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夜の部のトップバッターは、桂歌之助さん
大阪のおばちゃん(電車無理乗り)、塾講師の経験談がマクラ。
演目は桃太郎。

続いて桂 坊枝さん
「最近はインターネットなど、情報が早い。ただ、いろいろな論調ががあり、比較することが重要で、私は新聞は毎日欠かさず6紙読んでいる、、、ただし、梅田駅のゴミ箱で。
落語にも、新聞を読まなあかんという話があまして、、、」
で、阿弥陀池。
自宅の新聞の列車脱線事故が【トップに】、と言ってから【上のところに】と言い換えていたのがちょっと気になりましたね。
「こんな話聞いたか?」「おう、今聞いた。」「聞いたらあかんのに〜っ」ってかわいい。

続いて、桂雀三郎さんの親子酒。
爆笑の定評ある親子酒、いつ聞いても笑わされる。
「大阪では人文字でも二文字で表すんや。てぇ、ゆぅ、めぇ、はぁ。」(関西以外の方、わかります?それぞれ、手、湯、目、歯です。)

中トリ、桂春團治さん
清やんの歩き方、お菊の登場はいつ見てもすごい。
オチの「2日分読んどいて、へへ、明日の晩休みまんねん。」の「へへ」が気になった。前からこうやったんやろうか。

中入り後、雀三郎さんとは別の爆笑王、笑福亭福笑さんから。
演目は葬儀屋さん。

トリの桂こごろうさん、「みなさん、もうおなかいっぱいでしょぅ。」(確かに、、、。)
マクラは師匠桂 南光さんの話題から。
「テレビでにこやかにしてるでしょう。あれは嘘です。めっちゃ怒りっぽい人で内弟子時代は毎日怒られてました。」
おなかいっぱいでも、こごろうさんの茶の湯はおいしくいただけました。

そうそう、番組提供の白鶴酒造、全員プレゼントの冷酒もおいしくいただきました。
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白鶴酒造・生貯蔵酒 Presents 五日連続「なみはや亭」(6日、昼の部)〔08ー051〕

なみはや亭
 ・笑福亭たま いらち俥
 ・林家花丸 千早振る
 ・桂 文華 ちりとてちん
 ・桂 文珍 船弁慶
 中入り
 ・桂 三歩 さよなら動物園
 ・笑福亭三喬 次の御用日


時間には十分余裕があると思ってたので、淀屋橋からとぼとぼと歩いてほたるまちへ向かう。
川のある情景もなかなか美しい。

堂島リバーフォーラム
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朝日放送ABCホール
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11時前に到着するも、長蛇の列、大階段は吹き抜ける風が涼しい。
朝日放送ABCホール(大階段)
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整理券に引き替えた直後の状況
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キュキュ
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1時過ぎにY氏と待ち合わせなので、整理券をゲットした後、福島で昼食。
時間つぶしをして、やっとこさ、入場。
新しいのはいいが、施設としては梅田花月の傾斜を少なくしたような感じ。

会場の風景(入り口あたりから)
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まずは、笑福亭たまさん、マクラでは、「沽券に関わる話」と産地偽装、産地偽装では「アイヤー、ホントに国産あるよ〜。」に爆笑。
演目は、いらち俥。
衝撃のオチは「市電とぶつかった俥、運転士も飛びこのあとどうなんねんと、気になるところですが、持ち時間が終了しました。」

次に登場した林家花丸さん、「こうして登場しました私が最初に何をするかと言いますと、たま君の汗を掃除する。」
そば屋さんに請われてサインした話をマクラに。

続く、桂 文華さんも、知ったかぶりがテーマ。
放送局は複雑な造りになっていて、今も道に迷っていたら伊藤アナに笑われたと言うところから、ちりとてちんに。
6月28日の質屋寄席で青菜を聞いたが、イメージがかぶりますね。

中トリ、桂 文珍さん、なんと、鼻の穴にティッシュを詰めて登場。
「サミットがあるというんで、環境を考え、CO2削減のため片方の鼻の穴にティッシュを詰めている。」とのこと。
「大阪の夏は暑く、昔は川遊び、橋の上での夕涼みなどをしましたが、そんな夏の暑い暑い日のお話です。」

中入り

会場の風景
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中入り後、365歩のマーチのお囃子に乗って、桂 三歩さんの登場。
演目はさよなら動物園。

さてさて、本日のトリ、笑福亭三喬さんの登場。
今日は、白鶴酒造から参加者全員に冷酒1本ずつプレゼントがあるが、昔、故六代目師匠が「やっぱり、酒は白鶴」というところを「酒は白鷹」とやってしまった事件などをマクラに、次の御用日。
なぜか、奉行が桂文枝だったりして、「こ〜んにちわぁ、い〜てはりまっか〜?」

お疲れ様でした、、、でもまだまだ夜の部がある。


2008.07.03

復活!左らくご〔08ー050〕

ワッハ上方上方亭 午後7時から
 ・桂ひろば 道具屋
 ・桂 米左 足上がり
 ・笑福亭生喬 青菜
 ・桂 米左 宿屋仇

1年の半分がすぎ、やっと50回目の落語会にH氏と同行。
H氏は米左さんと同じ高校卒で、3年ほど先輩に当たるそう。
(参加予定のY氏は急遽【仕事】のため、参加できず。)

「左らくご」にしては、多くのお客さん。
お手伝いの笑福亭生寿さんが補助椅子をいくつも出して、結局70人ほどか。

まずは、桂ひろばさん
今日は、繁昌亭の落語講座の受講者がたくさん参加しているそうで、その人達はみんな「道具屋」ができるということを高座に上がる直前に聞かされたとのこと。
「ざこば一門は、理屈ではなく、空気で落語する。」ときっぱり。
ちょっと、「違うところ」で受けていたりして。

続く、桂 米左さん、ひろばさんの高座について、チェック。
上下(かみしも)が切れてないところや、そもそも、米朝さんの本で覚えて演るって、、、って。
いろいろマクラがありましたが、「インターネットには書かないでください。」とのことで、内緒。
芝居の型をいくつか説明して足上り。
多分、今日のお客さんの層では「足が上がる」ってわからないだろう事はわかっていて、でも、あえて説明もしないで。(噺をちゃんと聞けばわかるはず・・・・・ということか。)

さて、続いて笑福亭生喬さん
ふっくらした、ひろばさんの後に、しゅっとした米左さん、その後にはまたまたふっくらした生喬さん。
ところが、生喬さん、14キロ減量したとのこと。
96キロからなんと、82キロまで。

ハワイのような気候は日本人はすぐに飽きてしまうそう。
日本には四季があって、暑いときには打ち水に風がとおり、庭の緑がみずみずしく、涼しい感じがするもので、、、、、と、青菜へ。
ここでも、上下が気になってしまって、植木屋の奥方が下手の押し入れから出入りするのがちょっと違和感。
生喬さんの話し方は、ワタシ、もう一つで(H氏は大好きだそう。)力強さが、ちょっと力みに感じられてしまうことが多い。
特に、この季節には。

トリ、黒紋付きで登場した米左さん。
「しゅっ」とした感じで涼しげ。
まず、「師匠が健在の頃は、、」でマクラが始まり、演目は宿屋仇。
武家や、武家の奥方、宿屋の若い衆、3人の旅人、ややもすると誰が誰だかわからなくなる登場人物の多い噺を見事に演じ、、、、やっぱり、トリの落語一つで、「今日はええ落語会」やったって思いますね。

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