二十一日寄席〔08ー045〕
一心寺南会所 12:30〜
・笑福亭喬介 阿弥陀池
・桂雀五郎 宿替え
・桂 福矢 代書
梅雨の中休みか、昼前から日差しも強くなった一日、近鉄上本町からとぼとぼと一心寺南会所へ歩く。
日差しもあるが、湿度が高く、汗でだくだく。
土曜日ということもあってか、いつもより多くの入り。
まずは、笑福亭喬介さんの登場。
最初の登場なのに、なぜか、座布団を気にして折り目(唯一繋がっている方向)を客席側に。
最近、年季明けしたところで、修行が厳しかったこと、、、、っと、これは師匠には内緒とのこと。
ネタにはいるが、最初にとちりやり直し、、、、たことも師匠には内緒なのでここには書きません。
演目は、阿弥陀池。
いろいろな工夫があって、楽しい。
「ほたら、男の坊さん西宮。」だけでなく、「おカマの坊さん、玉造」や、「東の辻の魚屋」では、「人のブリ見て、我がブリ直せ。」
続く雀五郎さんには、「見台はいらないから。」といわれていたのに、わざわざ見台を準備し、後で撤収する。
そうは見えなかったが、緊張して・・・・?
続いて、桂雀五郎さん。
珍しくマクラがあって、いまの喬介さんと同じような年季明けの頃、自宅を出て一人暮らしを始めるときに、部屋を探していたときの話。
市内都島区で桜宮徒歩7分のマンション、築15年のワンルームマンション、ユニットバス、クーラー、ミニキッチン付き、エレベーターもあるマンションで、家賃が29,500円!
借家怪談のような話で、念のため契約前に確認したが、どの部屋も同じ家賃とのこと。
全室が同じなら、仮に幽霊が出ても全室同じなので、安心、、、ということで、契約したとのこと。
演目は、宿替え。
引っ越しの荷物をまとめるところでは、漬け物石は大阪城からとってきたモノになってる。
いつもはマクラの少ない(ない?)雀五郎さんですが、今日のマクラは、前に出た喬介さんの年季明けの時期にも合ってるし、ネタの宿替えにも合ってるし、秀逸。
さてさて、トリの桂 福矢さん。
福矢さんも、喬介さんの年季明け記念か、自身の修業時代の話を。
こうした修業って、噺家以外には相撲取り、歌舞伎、、、、あと、暴力団くらいかって。
昔は字が書けない人が多かったって話から、さてさて、向こう付けか?それとも、手紙無筆かって思ったけど、代書。
自由な(?)代書で、怒った代書屋は最後には印鑑を「ボキッ」と折ってしまうし、「ぼた餅86個で、新聞に写真入り、これもってどこへでもいけ〜!」って。
履歴書を頼みに来たのは河合浅治郎(もちろん二代目春團治)やけど、多分春團治さんは絶対にやらないパターン。
1,000円の落語会に満足して、中央図書館に向かう。
ここから、1時間くらい?・・・・徒歩で。
中央図書館ではCDを返し、次の落語会、森ノ宮へ向かう・・・・徒歩で。
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