枝さんの朝から落語会〔07-035〕
10:00 天満天神繁昌亭
今日からはじまった「枝さんの朝から落語会」。
9時45分会場のところ、何人かが並んでいたためかちょっと早めに開場。
一番太鼓は笑福亭呂竹さん。
顔は見えへんけど、わかるでしょ。
受付には、桂枝三郎さん。
以前ちょっと茶髪で長めだったが、今日は普通の感じ。(この方がいいですよ。)
まずは、桂三四郎さん。
このマクラ、前にも聞いたなあ、3回目やと思いながら、「こうした、ええ加減な人が出てまいりますと落語になりまして、、、、今日は、」って流れ。
今日の演目は犬の目。
医者が河村眼科だったりする割には、助手は前田。
ノミも金槌も使わずに串(?)だけで目をくりぬいていく。
「日陰に、干しときや。陽に当たるところに干したら、目玉焼きになってしまうから。」
続いて、桂枝三郎さん。
朝からの高座はeoで放送されないので、何でもいえるから好きだといいつつ、2チャンネルの話題(田舎へ帰れ落語家ベスト10)や、繁昌亭が思ったほど赤字にならなかった(ため、国の補助金がもらえないこと)こと、各師匠さん方の稽古の仕方など。
特に師匠方の稽古の仕方(米朝師匠は理論的、春團治師匠は全くのコピーを求める、文枝師匠は「ぶわ〜っと」とか「うえ〜っと」、三枝師匠も言い方は違えど文枝師匠と同じ「テンポ、テンポ、テンポ」)はそれぞれが面白かったです。
で、演目は、「今では春團治師匠だけのネタになってしまってますが、昔は桂 文枝師匠もやっておられた」という野崎まいり。
いやいや、昨日その春團治さんのを聞いたところで、今日、また野崎が聞けるとは思ってもいませんでした。
「艫(とも)をはる」が、「お供」と「友達」だったり、細かなところで違いがあるもんですね。
竹の皮を使って小便をするところは、「ジャジャージャージャー、ポタン、ポタン」「終わったんかい?」「ジャジャージャージャー」って、相撲場風景みたい。
続いて、森乃石松さん。
ここまで、(多分)枝三郎さんのファンだろうか、三四郎さんの時には「男前〜っ」、枝三郎さんのときには「待ってました〜っ。」って声を掛けていた後ろの方のお客さん。石松さんの時にも声を掛けていました。(誰にでも掛けるんかい!)
ネタは動物園。園長は河村園長で、若い者は長谷川さんのところから来たそうな。
仕事の条件が合うかどうかのところで、「ワタシ無口やし。」っていうのが無かったけど。
トリにまたまた枝三郎さん。
何と、さっきの石松さんの動物園は枝三郎さんが教えたネタとのこと。(トラの歩き方以外、原型はとどめていないとのこと。)
また、枝三郎さんは米朝さんに教わり、米朝さんも、初代森乃福郎の師匠である三代目笑福亭福松(二代目文の家かしく)に教わったものだそうで、またまた森乃につながったってお話。
演目はエッセンスだけを凝縮した寝床。
豆腐屋などの商売人がこれない理由や、裏長屋の死人の話はごくごく簡単に流し、その分、奉公人の病気は細かく説明する。
また、細かな笑いどころ満載。
旦那「うちの2階は日赤病院かいな。」
旦那「なんやて、これで金取ったら、朝から落語会よりひどい?」
客「浄瑠璃インフルエンザ」などなど。
終了後、繁昌亭の北東にあるうどん屋さんへ。
カレーうどん380円。おにぎり80円でした。
うどんは、麺にちょっと工夫がされていて、「すべらんうどん」のはずなんですが、やっぱり、ちょっと、つるっといっちゃって、カレーのお汁が飛んでしまいました。
次回は5月3日(祝)朝10時からです。
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