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2006年11月

2006.11.29

玉造猫間川寄席(11)

残念ながら、今日も特派員報告。
今日は玉造・猫間川寄席。
(声を大にして言いたいが、ワタシは仕事をしていました!)

 

ここから。
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特派員2号より報告。
報告のブログばかりで残念ですね。
次回は12月26日に開催されます。どうぞ参加してください。

昨年9月から大融寺が建替えのため、文我さんの大阪の会場がなくなり(今年11月に再開、畳から椅子席に変わり、聞きやすくなったと喜んでいます)、今年から玉造での落語会が開催され、今日で11回目。

 

初めての参加で、どんな所かと。
会議室に舞台を作ったところで、70名ぐらいでいっぱいの会場。
さすが文我さん、満席の状態。近所の人が多く来ているようであった。

 

まずしん吉さん、「みかん屋」、名前がかつら〜ん吉でなく、しん吉ですとの挨拶の後、まくらもなく早速噺に入る。
得意先が和歌山で商売の掛売りの変わりにみかんがどんどん送られてくるバージョン。
いつものとおりさわやかな話しぶり。

 

 次に、つく枝さんの「湯屋番」、しん吉さんの2番煎じで「つくえ」と呼ばれたとの話、本当かいな。
いつものように食べ物をご馳走になるエピソードの紹介。
それから幼稚園での落語会の苦労話。
多くの若手がまくらでされるのと同じ。
つく枝さんのオリジナリティがあればよかった。
暑くないのに汗をかきながらの熱演(?)。

 

中入り前の文我さん、「土橋万歳」。
正月の万歳に持っていくため、恒例の伊勢での大晦日のみそか寄席の話。
米平さんが、寒い中汗をかきながらのお伊勢参り。
あまりの暑さに、扇子を扇ぎ、周りから顰蹙とのこと。
珍しく所々でかんだ状況が見られた。

 

福車さん、「無いもん買い」。
東成区の落語家、一之輔さんと二人だけ。
過去に米之助さんとはるすけさんがいた。
そのほか藤純子さんがいてすべて本庄中学出身とのこと。
噺では日の出通り、今里新道商店街など地元商店街の紹介。

 

とりに、文我さんが登場。
『佐々木裁き』で武士の話。
まくらに『紀州』など、武士を茶化す噺を2席紹介し、一方武士を尊敬する噺という振りでスタート。

 

船場のこましゃぐれな子供の描き方が最高で、笑いまくった。

 

次回は宗助さんとの落語会、2月の二人会とどちらをとろうかな思案中。

 

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2006.11.28

桂三枝独演会

平成18年11月28日、今日は朝から、ちょっとお疲れめ。
ここのところずっと調子がよろしくない。
朝起きたときから、二日酔いのような、微熱があるような。
よっぽど休もうかと考えたが、今日は桂三枝独演会。
通し券の前売りもゲットしているし、行かねばならない、、、、、。って落語につられて職場へ出勤。

すると、なんと、12月1日に職場の人事異動があり、その内示があった。
ワタシは席替え程度でしたが、職場の人の昇格があり、そのため、お祝いの飲み会が開かれるとのこと。

で、Y氏にチケットをあずけ、誰でも結構ですから「無駄」にしないようにとお願い。

ここから特派員2号Y氏のレポート(ここのところ、自分で行かずに人様のレポートばっかり。ちぇっ。)
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本日は残念ながら独演会に行けずに残念でしたね。
私は、楽しい一夜を過ごせました。
開演6時半なので、急いで会場に向かい、開演10分前に到着。
座席にチラシが置いてあり、席を抑えているのかと思ったら、今度発売する三枝さんのDVDの宣伝でした。
やや後ながらほぼ真ん中の程よい席をゲット。

開演間近にはほぼ満席の状況。
さすが三枝さんの独演会若い男女が多く、いつもと違った雰囲気。

まず、前座として三金さん。いつもの「高座(口座)が命です」でスタート。
二人癖のまくらとして、自分の癖、眼鏡がずれたとき、中指で眼鏡を挙げ、鼻の下をこするこせがあるといって、話に入る。
師匠の独演会か緊張が感じられ、ハチャメカの元気さがいつもより弱かったようだ。

次に、三歩さん。
いつもの入れ歯外しがなく、早口言葉。落語家として必須とのこと。
ババナババロアと女房は闘病中、女房の病室2病棟、女房の病名糖尿病を鮮やか(?)に達成。
演目『鯛』を師匠に教えてもらったということで、話に入る。長老が重みがなく、すべて同じような鯛になっていたのが残念でした。

ようよう真打三枝さんの登場。
肌のつやがよい、目が悪くなった、といった話から、スポーツマンでなかった子供時代から読書を趣味にしていたというまくらから「読書」に。
「竜馬が逝く」と次のゴルフ夜明け前をつなげた演目の選定かなと思った。
生徒と先生の掛け合いが最高。

中入り後、長編創作落語、長作の『ゴルフ夜明け前』。
まくらで一人息子なら、タイガーウッズ。娘なら横峰さくらがほしい。
さくらの英才教育のため、漫画『プロゴルファー猿』を読ませ、ビデオで表彰式を見せ続け、今があるようだ。
ゴルフの話題として、杉原プロときよしさんとのラウンドの苦労話。

話の後、三枝さんが再登場して、DVD録画で違和感を感じられたことへのお詫びと購入の呼びかけ。
特に、夜明け前で、西郷どんのことば鹿児島弁の習得に10年かかったといった後の話のとき、鹿児島出身の女性が奇声をあって、その女性に是非とも買ってくださいとのお願いと、12月3日の落語会にきてくださいとのお願いでしめ。

その後はいつものコース、王将へいって楽しい反省会を行いました。

特派員委員2号のコメントよろしく。特派委員3号の報告へのシビアなコメントをよろしく。

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なんと、ワタシ、お祝いの飲み会の後、難波の王将へ合流しました。
で、今日も朝から体調不良。
なのに、6時40分まで現場のお仕事、、、、の後、飲み会。
今日、夜のお仕事がなければ、玉造猫間川寄席で桂文我さんの落語を聞いているはず、、、、、。

あ〜あ、また、Y氏のメールから「特派員報告」をつくらなあかんねんなぁ。

2006.11.26

安養寺寄席

大和小泉駅から徒歩約3分のお寺、安養寺で開かれる安養寺寄席。
例によって、ねたのたねで発見して出かけていく。
ねたのたねでは、「※万が一、葬儀があった場合は延期されます」って書かれているので、さてさて、どんな落語会かと楽しみにしていた。

今日は、地元なのでH氏、Y氏とではなく、嫁はんと。
奈良地方は、あいにくの雨、息子に車に乗せてもらって大和小泉へ。

安養寺は駅前(駅裏?)の路地の入りくんだところにあるが、結構大きなお寺で、田舎のお寺にしては何となく清潔感があるいいお寺です。

その、本堂に「入り口はこちら」みたいな表示があり、戸を開けると受付、「あれっ、たまさん?にしては、若すぎるやん。」って<たまさんにそっくりの>青年(少年)が座っている。
世間の話ではどうも弟らしい。

で、開会。最初に笑福亭たまさんからお囃子の説明。
「どんどんどんとこい。」から「お多福こいこい。」の説明があって、「前座さんはまだまだ若い人たちで、いつやめるかわからないし、また、励ましの意味もあって「石段」というお囃子を使います。」

そんな、前座でもやめる人なんて滅多にないやろっ、、、、、!

「一部の方にチラシをお配りしてて、露の楓さんがでると書いてありましたが、楓さんはやめられたので、今日は先輩の林家染雀さんに来てもらってます。」

ええっ、いてるんやっ、やめる人。

最初はたまさんで、舟弁慶。
季節感は全くないが、この安養寺寄席、これまで3月と11月にやってきている。
季節感を考えると春秋のネタしかできなくなるので、あえて、やってみるとのこと。

何せ、桂 米朝師匠でも「時節ばいかい」って言えばどんな季節のネタをやってもいいって仰ってたとのこと。
(どんな漢字かわかりませんが。)

マクラでは、福島県に行った話。少しのネタで笑ってもらい、、、、笑い過ぎてもらって、かえって困惑した。
「原始人に火を見せたよう」って、言い過ぎ。

オチが、お松さんが舟の縁に足をぶつけ「弁慶〜、弁慶〜!」って叫んだのを聞いた喜ぃやんが「ほら、弁慶って、言うたから、、」

続く林家染雀さん、掛け取り。
途中で咳が何度かでて、体調はよろしくはなさそう。
でも、師匠譲りのハメものの美しさを聞かせてくれました。
掛け取りは3人(歌舞伎で帰すところ)までのショートバージョンでしたが、ちょっと、田舎の落語会では聞けない噺でした。

続いて、たまさん。
中入りを取る関係から、先に初天神をやるとのことで、中入り後、宿屋仇を。
宿屋仇では、喜六たちが相撲をとって騒いでいるのを、伊八がしずめるときに、まったく喋らず仕草と表情だけで話をつけたのが新鮮でした。

今日のたまさんのネタは、ほとんどの場面で3人以上の登場人物がいる話なんですが、2人だけが登場している場面では、舞台の上下(かみしも)がはっきりしてないように感じますね。
特に、舟弁慶の清八が喜六を誘いに来たところなど、二人の人間がごっちゃになってしまってる感じ。
(3人なら、ある程度仕方がないかとも思いますが。)

わずか1,000円の入場料で、2時間以上の落語会となりました。

PS.Amazonで注文していた、「六世笑福亭松鶴はなし」(戸田学編)が届きました。
笑福亭鶴瓶さんが桂米朝さんや桂 文枝さんにいろいろ聞くっていうのがメインになってます。
簡単に読めるけど、こんなことがあったんやとか、面白い本です。




六世笑福亭松鶴はなし


Book

六世笑福亭松鶴はなし


販売元:岩波書店

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2006.11.25

第11回 旭区ふれあい寄席


11月25日(土)
今日は、できれば落語会の「はしご」する予定だった。
一つめは、地元奈良県大和郡山市でのときわ寄席。
あいにく、前売り券を買っていなかったため、満員御礼で入場できず。

もう一つは、旭区民センター小ホールでの、旭区ふれあい寄席。
なんと、入場料500円という設定。
こちらはすでに前売り券を(特派員1号を通じて)買っていたため、入場料を上回る電車賃を使って行ってきました。
こちらは、Y氏とH氏との同行。
(Y氏は午後2時から宝塚の笑福亭福笑さんの落語会に行っていたそうで。ダブルヘッダー。)

まず、はじめに、桂吉の丞さん、時うどん。
ひとりバージョン。
吉の丞さん、いつ聞いてもいいですね。

続いて、桂 福矢さん
マクラで、学生時代に釣りなどのバイトをしていた話。
全く釣れなかった日に海に潜ると、鮑やサザエが沢山とれた。
何と、30万円。
こら、ええなぁ、1時間800円のバイトなんかやってられへんなぁと思っていると翌日の新聞に「鮑、養殖場から盗まれる。」!
結局、売った料理屋から足がつき、家庭裁判所まで行ったというお話、、、、、から、盗人つながりで、打飼盗人。

次に、桂 春若さん
何故か血液型の話から。
落語家では、圧倒的にO型が多く、また、成功している。
笑福亭松鶴から、仁鶴、鶴光、鶴瓶。上方落語協会会長の桂 三枝や桂 米朝。
また、月亭八方も人気が高い。等々。
それに比べてB型で成功している人は非常に少ない。なくなった桂 枝雀くらい。
(桂 枝雀さんは、「好きな落語をやらしてもらってるんやから、聞きに来てはる方々と同じように一日8時間は練習せなあかん。」と仰って、練習されていたそうです。)

あと、血液型が顕著にでるのは、刑務所の服役囚。
8割方がB型で、残りをAB型とO型。A型はほとんどいないそう。
(A型の人は、B型の人に殺されてしまっているのか?そんなあほな。)
また、便所に行った後の手の洗い方、手を洗うかどうかでも血液型がわかるという話から、有馬小便。
ちょっと下品(?)で、あまり寄席ではかからないので、ナマで聞けてよかったですね。

つぎに、桂 千朝さんで、鹿政談。
お奉行は曲淵甲斐守で、六兵衛さんは42才。
六兵衛さんの話では、「女房子供が、、、」というのがあったので、子供もいる設定?

一言で言うと「端正な落語」で、ワタシは、これぞ上方古典落語、The Classicだと思った。
昨日の桂 米二さんも米朝流正統だと思うが、今日の千朝さんも負けずによかったです。

(Y氏は「米朝さんのコピーみたい」と言っていた。)

中入り後、酒井くにお・とおるさんの漫才。
考えてみると、ナマ漫才は初めてかもしれない。

で、Y氏、H氏と関目の王将。
お疲れ様でした。

公民館寄席 福笑の会

特派員2号(Y氏)から、11月25日の公民館寄席 福笑の会のレポートがおくられてきましたので、掲載します。

 

【以下、プログラムより】
名称 宝塚市立東公民館 第79回 福笑の会
日時 平成18年11月25日(土)
       午後2時開演(1時30分開場)
入場料 1,000円(全席自由席)
1 「エルダリーラブ」笑福亭たま
2 「池田の猪買い」笑福亭福笑
3 「みかん屋」笑福亭仁勇
<中入>
4 「替り目」桂 出丸
5 「狼の挽歌」笑福亭福笑
 三味線 林家和女

 

【ここからレポート】
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
二日続きの落語会、王将は疲れました。
遅れましたが、市民寄席の報告をします。
題目は省略しましたところがあるので、追記してください。

第79回市民寄席、福笑の会、12時から整理券を配布するということであったが、1時20分ごろに会場の宝塚東公民館に到着するとたくさんの人だかり、145番目の整理券をゲット。

 

待つことしばらくして開場。
200名の椅子が置いてあるホールに、若干の椅子を追加して、開演。

 

まずは、福笑師匠の弟子、たまさん、小咄3席(あまり愉快ではなかった)をやって、超高齢社会の老カップルの結婚話。
女性の父親を説得するときのやりとりが、これは聞いてのお楽しみ。

 

次は、福笑師匠の登場。
今日は2席話すので、古典と新作。

 

久々の古典ということで、非常に緊張しているとのコメント。
演目は、来年しし年なので、1、2月は各地の落語会で話されるであろう『池田の猪買い』を「お先に」ということで演目に決定したとのこと。
緊張という言葉と裏腹に、いつものとおりパワフルな熱演。

 

中入り前が、仁昇さん、まくらに、父親が唄の世界では全然取り扱われず、軽視されている事例を取り上げ、それが家族問題を派生させているとコメントして、本題に。
演目と違うまくら、いったいなんだったんだろう。
「みかん屋」は、師匠の仁鶴さんの飄々さを少し感じられた。

 

中入り後、出丸さん。
たまさんが見台を下げたが、演者をめくり忘れ、中入りのまま。

 

出丸さんがすぐに気がついて、自分でめくりに。
そして「自分の会では考えられないこんなに多くのお客様に名前を覚えてもらって帰らないと」。
まくらには演目に関係する酒の話。
福笑師匠とざこば師匠との飲み会、ざこば師匠が先輩でよかったとの同席する怖さがありありと。
「替り目」は、酔っ払いがどこかしらふが透けて見えていまひとつ。
時間の都合によるのか、女房へののろけで終わる。

 

とりに、再登場の福笑師匠。
先の出丸さんがまくらで緊張がとれた福笑師匠が一緒に酒を飲まんかといわれたが、高座が終わってからと言ったが、師匠はおいしそうに飲まれていたとコメントしていたが、本当に飲まれていたようで、話の途中でげっぷ。
すかさず、「わかりまっしゃろう」といって、話を続けた。

 

さすが師匠。
酒の勢いがいっそう笑いを呼び込んだ1席でした。

 

4時20分に、終演。

 

6時開演の旭区ふれあい寄席に向けて会場を早々に後にした。

 

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2006.11.24

つるはし一夜の宿の会(5)

久々の鶴橋、雀のお宿。
お客さんは全部で、48人と、この会にしては少ない。

 

例のY氏と別々に鶴橋に向かったため、ブログラムの番号はY氏は11番、ワタシが23番だった。
さてさて、最後の抽選で、どちらが当たるか?

 

まずは、桂さん都さん、強情灸。
マクラでは、何年か前の内弟子時分の思い出話を。
桂 都丸師匠が打ち上げに行くのと別れ、ひとり阪急電車に飛び乗ったはいいが、後から乗ってきた酔っぱらい、またまたその後のおばはんの話題。
志位委員長はないやろっ。

 

続いて、桂 米二さんで牛ほめ。
気になったのは、「愛宕さんのお札」。
たしか「秋葉さんのお札」だったような。
噺の途中で、メモに「愛宕さん?」と書いていたら、終了後Y氏からも「【秋葉さん】違ったっけ?」とのお話。
そうですよねぇっ。てふたりの会話。
「世紀末亭」でもチェックしましたが(笑福亭呂鶴さん)、やはり「秋葉はん」との表現。
是非とも、米二さんにお聞きしたいところです。

 

次に、桂よね吉さんで、ちりとてちん。
よね吉さんについても、Y氏との反省会で同じ意見になるのが、どうも、くやしい。
二人とも、今日のおすすめは、よね吉さんのマクラ。
昔、米朝師匠は落語会の重鎮ですよね。ってある先輩に話したところ、その先輩が「重鎮」を「珍獣」と間違えていた。って話。
ある意味、今日一番笑いました。

 

トリ、桂 米二さんで仔猫。
これも、マクラの米朝師匠宅で飼っていた犬「ロバ」の話で、大笑い。
今日は、皆さん(お客さん)、吹っ切れたようにわらってましたね。
ワタシは、隣のおっさん(もそもそする。)のせいで、何となく憂鬱でしたが。

 

米二さんも仰ってましたが、来年2月2日には、繁昌亭で「京の咄家 桂米二でございます@繁昌亭」が開かれます。
全席指定ですので、【前売り券を買って】お越しくださいとのことです。

 

例によって、反省会。
ああああああ〜あ。
今日は、呑んだ。

 

 

PS.抽選会は仲良く、二人ともはずれました。

2006.11.23

月亭八天独演会

今日は、例によって、特派員(1号)からの報告。

 

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今日は、ワッハの月亭八天独演会へ!
八天さんは、派手さはないが(あまり芸人さんには言ってはいけないかも?)、丁寧に噺を語る印象があり、特派員が注目している噺家さんのひとり。
お家も近いし(^^)
ホール一杯の入り、ピアなどでの発売もしていない中で、多数の地域寄席に取り組んでいる八天さんの人のつながりの広さが感じられる。
桂雀五郎「みかん屋」
八天「桃太郎」
桂 春菜「野ざらし」
八天「仔猫」
中入り
まるむし商店漫才
八天「かわりめ」

 

最近、雀五郎さんにはよく出会います。(東京でも)
それと「みかん屋」にも。同じ演題やと人によっていろいろ感じがちがいますね。雀五郎さんはハラハラしませんでした(誰やったらハラハラすんねん・・・○○○さんかな?)

 

まるむしさん、会場を沸かせてました。
どちらかと言うと、スローフードな八天落語に対してのスパイシースパイスみたいなぁ!?(例えがうまい!)

 

最後は、「かわりめ」、面とむかっては嫁に偉そうに言ってても内心は・・・、長年連れ添った夫婦の情愛が出てて、よい人情噺でありました。
ちょっと結婚したくなったかも?(ウソウソ(^^))

 

※ワタシ注
特派員1号H氏は独身です。!!!!!!!!!!!!!!

 

※以下、報告に戻る。

 

☆「八天さん今日の出来を10点満点で言うと?」
「8.3!」(使い古されてるなぁ)
実際は、8.3以上でしたよ!
次は、土曜日、地元旭区で「ふれあい寄席」だ!!

 

《特派員報告終り》
ps:帰りの谷町線より

 

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200611231823000

Podcast落語

昨日は体調が悪く、寄席に行けなかったもので、今日はおとなしく、一日家で過ごす。

で、そういうときの楽しみはPodcast。
フジテレビのお台場寄席や、ニフ亭のぽっどきゃすてぃんぐ落語

ちょうど、昨日から今日にかけて更新されていて、ともに、新作落語というか創作落語というか。

フジテレビのお台場寄席では、林家彦いちさんの、「みんな知っている」が、ぽっどきゃすてぃんぐ落語では、柳家喬四郎さんの、「都庁の奇跡」が配信されています。

我々、関西人からすると、「東京の噺家さんは、東京弁をしゃべる」という、どうにも理解できない特徴があるんですが、このお二人とも、楽しい噺です。

是非、聞いてみてください。

2006.11.22

第14回大成閣寄席

今日は、大成閣寄席繁昌亭バージョン、いつもは心斎橋の中国料理大成閣で開かれる笑福亭三喬さんの落語会。

 

ですが、ワタシは欠席。
今日は、11月22日で、「いい夫婦」の日。
だからという訳でもないが、休暇を取り、嫁はんとベーカリーレストラン・サンマルクで、「ランチの女王」っていうコースを食べてきました。
その後、夕方まで寒い部屋にこもってパソコンばっかりいじっていたせいか、どうも寒気がして、繁昌亭へ足が向きませんでした。

 

で、今日の寄席風景を、特派員2号(勝手に2号にしました。多分「いい夫婦」の日は知らなかったはずの、いつものY氏)がメールでお知らせくださったので、掲載します。

 

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今日はN氏と二人で参加。招待客を含め200名強、補助席にも少し座った状況。
1,000円の食事券付で大成閣はとても太っ腹。年に一度はこういった企画もいいかなと思った。

 

オープニングの挨拶で、世話役が寄席の馴れ初め(そばで落語会があるが、中華ではできないのかと持ちかけ、小麦同士、できないことはないということでスタート。)
次に、大成閣の専務が席亭として挨拶され、【会社がつぶれる】、【客が来ない】、【三喬さんがやめる】のどれかにならないかぎり、寄席は続けると宣言。

 

長い挨拶で、喬介さんがまくらで、「10分の挨拶、昼席なら一人の話が終わっている」とのふり。

 

手水回しを1席、訛りが少なく、上品な田舎言葉になっていた。雀々のオーバーアクションの落語に比べると、笑いが少ない。

 

次に、喬若さんが、禁酒関所。
松阪の大リーグの契約金60億円で、これまでのギャグの年俸7桁差が真実味を増すとのコメント。
昨日の福笑さんの「60万もらったら8時間落語をシャベル」のほうが聞いててさらりとしていると思った。
酒を内弟子の喬介は飲めるが、師匠と兄弟子はさっぱりで、あんみつで一杯。
下戸の喬若さんの酔っ払いがくどくなく、笑いを誘った。

 

本命三喬さんの登場。まずは花筏。
早くも本場所が終わった。朝青龍が強すぎて、2敗ぐらいのハンディをつけてちょうどかもとのコメント。
木村と式守の軍配の持ち方の違いを説明(陰、陽)。
いろいろまくらに事欠かず、いつ話がはじまるのか。
しかし始まると笑いの渦。

 

中入り後、看板の一。
賭け事がないとつまらない。
三喬さんも年末の商店街のがらがら抽選が好きでよくいく。
東京である人が特等の出るのをずっと待っていたが出ないので、中を検めると確かにあった。
玉が大きいのかと思ったが、そうでない。
その原因を産大機械科卒の三喬さんが調べたら、はすれが重く、特等が軽いので、はずればかりが出て特等はなかなかでない。
係りの人が「ゆっくりと回して」というが、ゆっくりまわすとますますはずれが出やすい、早くまわすのがコツとのこと。

 

また、ボンクラは、丁半博打でこまがそろったかどうか早く計算できるのが盆に明るく、なかなか計算できず胴元の親に迷惑をかけるものが盆に暗いことから、親に迷惑をかける息子をボンクラというようになったとのこと。
それから花王(?)の毛髪剤の紫電改のいわれ、なぜ戦前の戦闘機名がついているのか問い合わせた。
その謂れは、神の国のとりでは、神(髪)の国を守る最後の砦である戦闘機の名前をつけたとのことでした。
話は軽快に進み、あっという間にお開き。

 

8時20分に終わり、それから楽屋見学、楽屋は思ったより狭く、昼席で関係者が全員揃うと若手は立っているのかなと思われる。
ねた帳が置いてあって今日の寄席が書いてあった。
その後舞台に上がり、三喬さんとツーショット、そして見台の前でハイポーズ。

 

楽しんで8時半にお開き。
今日は反省会もなく、まじめに落語だけの一日でした。

 

それではさようなら

 

年賀の写真ができて喜んでいるYより。

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

ありがとうございました。
是非、その写真をおくってください。
ここに掲載しますので。

 

2006.11.21

島の内寄席(11 月席)

ワッハに入ったのは6時30分ちょうど。不覚。

一番手には、林家染太さんで犬の目。
話の感想を動詞で表すと、「走る」。
何かに急かされるような早口。

続いて、露の吉次さん
初めて聞いたが、いい間ですね。
残念ながら、声は出てへんけど。
マクラで師匠が五郎兵衛を継いだので、露の五郎が空いているって話。

演目は夢八。
夢八の登場の描写では、先程の犬の目の患者を引き合いに、「目も大丈夫そうやし、片足もあげへんし。」

次に桂枝女太さん、鮮やかな白い羽織で、「決して、散髪の途中で逃げてきた坊主ではありません。」

演目は、鹿政談。豆腐屋の六兵衛さんは、いつのまにか75才。
今ならせめてこれくらいでないと、「もうろく」できないですよね。
納得です。

中入り前に登場した、笑福亭福笑さん
福笑さんの今日の高座を動詞でいうと、「飛ばす」。
いや、飛ばす飛ばす。

マクラから、松坂の60億円の話題に触れ、「ワシやったら60万円でも、これから8時間ぶっ通しで落語できるっちゅうねん。ホンマ。」

初めて聞いた「きょうの料理」は、中国人の料理人[ルーチョンキ]さんのお話。
「中国人、細かいこと言わない。」ってフレーズや、料理の名前、豚肉の和風中華炒めナボリターナ、蚊の目玉炒め、パンダの踊り食いなど大爆笑。
福笑さん、あいにく喉の調子がよくなかったみたいですが、さすがの一言です。


中入り後、笑福亭伯枝さんで、へっつい盗人。
マクラであった、フラワーショーさんのバラさんのお話、先月、なくなられたそうです。

「あの、どう見てもおばはんが、舞台に立つと、立派な、、、、、おっさんでした。」

さて、今日のトリ。
桂 小軽さん
久々におみかけしました。「世間ではやめたんちゃうか、とか、刑務所に入ってるとか言われてるそうで。」

実は、何だったのかは聞けませんでしたが。

演目はちしゃ医者。

今日は、反省会には参加せず、一人帰途につきました。

さあ、明日は仕事を休むくせに、夜は繁昌亭、笑福亭三喬さんの大成閣寄席。

2006.11.19

あがき(36)〜折り入ってお話が。

今日は、特派員H氏、同僚O氏と「第36回 あがき〜折り入ってお話が。」へ。
ワタシは先週の土日以来、1週間一度も落語会へ行けへんかったし、その土日も王寺や奈良などローカルやったんで、久しぶりのワッハ。

桂歌々志さんは、H氏お勧めの噺家さんで、来年、三代目の桂歌之助を襲名することになっているし、来月12月17日には、歌々志として最後の独演会、来年1月5日には襲名披露公演も開催される。

さてさて、今日の「あがき」は。

受付はバタバタしていて、さん都さんは言うに及ばず、歌々志さん、銀瓶さん、上方亭でお仕事の桂 二乗さん(2時30分から4階でお仕事)まで動員しての受付。

まずは、桂さん都さんで、みかん屋。
さん都さんはいつでも一生懸命で、今日は若い女性客層に受けていたけど、このまま、まじめにがんばっていってほしい。
今日は、受付の仕事に追われ、一番太鼓を打つのを忘れていて、竹丸さんが打って、「何をしに来たのか。」と言ってましたが。

続いて、桂歌々志さんの祝いのし。
ちょっと「練習モード」かとH氏との反省会での反芻。
歌之助襲名までの昨年夏からのバタバタを。

つぎに、林家竹丸さんで、餅屋問答。
どうも、スピード感がいつもと違うように思う。
何か押さえているのか。ゆっくりとした間。
(同行したO氏は、ちょっと居眠り。)

中入り前に、笑福亭銀瓶さんの不動坊。
近いうちに、別の落語会でかける予定でもあるのか、自ら、確認するように進める。
飛び入りとは言っていたものの、約40分の熱演。
ここで、開会から2時間が経過。
7階レッスンルームの2時間はちょっと辛い。

銀瓶さんのあと、中入りで何人かのお客さんが帰ってしまった。
彼(彼女)らは、銀瓶ファンか。
足腰が弱いのか。

トリには、歌々志さんで佐々木裁き。
黒紋付きで、マクラで、昨日の夜の米二さんの落語会(の打ち上げ)で酔っぱらってしまった話を。
2時から始まり、4時30分までの長い落語会でした。

今度、12月17日に「最後の」歌々志独演会に行ってきます。
お楽しみに。(っていうか、ご一緒しませんか。)

2006.11.16

またまた、特派員報告

ワタシが仕事で忙しいっちゅうのに、例の特派員H氏からこの間の東京出張の報告が届きました。(遅いっちゅうねん。)
(過去、彼はこのパターンで他人のホームページを乗っ取ったことがあります。)

 

では、報告を。

 

【特派員報告 Part5】
12日朝は、再び鈴本演芸場早朝寄席へ。(午前10時からやけど)
二つ目による勉強会みたいな催し。
四席で500円とこれもお得感。
桂笑生「七五三の帰りに坊さん拾いもの、縁起が悪いと・・・そこを狂歌で切り返し・・・みたいな噺」
林家ぼたん「お玉に惚れられた若旦那、大川での心中を持ち出し、愛情を試そうとしますが・・・みたいな噺」(似た噺、大阪でも聞きました。旦さんとお手かけはんやったと思いますが?)
五街道佐助「泥棒間男」(と思います。)
三遊亭亜郎「紺屋高尾」

 

秀逸は、亜郎さん、風貌は、上方の桂かい枝さんに似ています。あと、マジシャンの藤井さんにも(^^)
劇団四季出身のかわった経歴だそうです。(本人のHPにありました。)
そのせいか(?)表現も豊か、師匠(円丈師)ゆずりのボケぶりです。
注目する落語家さんのひとりになりそうです♪
ア〜イ、アイ!
あっ、そうそう、ぼたんさんのお玉さんも妙にはまっていました・・・男を騙す女ちゅう感じが(--;)

 

終了後、昼からの「桂吉弥のお仕事です。冬」へ、東京国立博物館経由で。
前日と違うミイラ見ました。
今回の東京行は、ミイラに魅入ら(ミイラ)れ旅やったなぁ。なんか草場の陰から見ぃら(ミイラ)れてるよう。と、古代エジプトよりはるか未来(ミイラ(い))から思うのでありました(チャンチャン)

 

《特派員報告part5終り》
PS:次号、最終章を待て!通勤途上の谷町線より。

 

 

 

【特派員報告 Part6 最終章】
今回の東京行のトリは、「桂吉弥のお仕事です。冬」場所は、浅草見番二階大座敷。ここは吉原にも近い艶っぽいところです。

 

雀五郎「初天神」
吉弥「はてなの茶碗」

 

中入り

 

吉弥「立ち切れ」(「線香」までいるのでしょうか?)
入場受付は、一階入った土間、ひとりの女性が手に名簿、ポケットに千円札を一杯入れて仁王立ち(ちょっとこわいかな(^^))
会場は予想に反して大入りの模様、120程度といったところでしょうか?
吉弥さんの東京での人気に驚き:-O
さすが新撰組!

 

久々の上方落語にちょっと安堵&「関西人やで」「よう吉弥さん見られるで」とちょっと優越感<(`´)>
わざと大阪弁で独り言いうてみたりして(^^)ウソウソ
雀五郎さん、「初天神」のフルバージョン、飴玉→みたらしから凧(イカ)まで、久しぶりにここまで聞きました。
吉弥さん「はてな」、たっぷりのまくら、米朝師匠の話など、突然、「さ〜おだけ〜」・・・吉弥「うるさいわ〜」(冗談でね)
爆笑をさそってました。
「立ち切れ」、これがまたええんです。

 

東京のお客さんが好きそうな人情噺にしあがってました。うっすら涙うかべてる人も(;_;)
特派員も・・・おっとアブナイ、まだまだ!
終わったのは4時すぎてました。
最初は、3席2000円はちょっと割り高かなとも思っていましたが、たっぷりの2時間余でした。
新幹線で席亭に報告しながら帰りました。

 

満腹満腹!!

 

次はいつ出張命令してくれるんやろかv(^^)v

 

《特派員報告最終章終り》PS:吉弥さんは14日にも見ましたよ(別途報告参照)

 

2006111512

 

 

 

2006.11.14

東成市民寄席

残念ながら、本日は仕事のためちょっと期待していた東成区役所の市民寄席に行けませんでした。

で、例によって特派員を派遣しましたので、その報告を搭載します。

「中入りです。
会場一杯です。
風喬「大安売り」
吉弥「ふぐ鍋」
楽珍「宿がえ」
きん枝「不動坊」

風喬は、NHK落語の新人大賞のまくら。
受賞が自信になったのでしょうか?堂々としてました。
でも、まだ一番の若手・・・座布団反してました(^^)

あっ、はじまる!
文喬さんや。

文喬「住吉かご」
八方「軒づけ」
文喬さん、「こんなにおもろかったかなぁ?」と思うくらい(^^)
某大学病院のまくらから本題まで爆笑をとってはりました。
まくらの途中で立ちはる人も「副作用」で切り返し。(思わず、うまい!)
八方さん、こんなに古典もやりはるとは・・・驚きです。m(__)m
認識を改めた夜でした。

これで前売り1000円・・・ふとっ腹でんなぁ東成区役所さん。
いろいろありますが、遅くまで職員の方、ご苦労様でした。」

あとは、先頃、落語デビューしましたNさんと谷六「眠龍」で、落語からリンカーンまで講評して帰途に着きました。
(眠龍の眠は、王編)

以上、東京帰りのH特派員が帰りの谷町線からお送りしました。
20061114


2006.11.12

特派員報告 Part3

H氏から21時42分にメールが届きました。

もう家に着いて、ご飯食べてました。
part4はいつになるかな?


>>>おいおい、これが最後かい。

特派員報告 Part3

7時30分頃、H氏からメールが届きました。


11日の夜は、上野、鈴本演芸場へ!

鈴本特選会

柳家はん治の会

前座さん(誰だかわかりません。)

「開口一番(物知り先生に挑む八五郎、魚の名前の由来からヤカンへ、矢がカーン・・・みたいな噺)」

三遊亭歌彦(円歌師のお弟子さん)「ケチな赤西屋?の主人、三人の息子に自分が亡くなった時の弔い方法を聞いて跡継ぎを決めようとするが・・・みたいな噺」

柳家はん治「背なで老いてる唐獅子牡丹(桂三枝作)」

古今亭志ん五「幇間腹」

お仲入り

伊藤夢葉(奇術:故一葉師のお弟子さん、知ってる人のお年が知れる(^^))

柳家はん治「笠碁」

《特派員報告part3終り》

PS:電池ないのでここまで、もうすぐ京都。(-_-)/~~~

特派員報告 Part2

午後7時にH氏からメールが届きました。

東京定席にはちょっと不満だ〜!

満員にはなっていますが、団体も多く、個人も含めて出入りが多い。
それも話と話の間だけならまだしも、途中でも多い。また、飲食自由ですので、あっちでガサガサ、こっちでガサガサ。
オシャベリ、携帯もし放題・・・はちょっと言い過ぎか、一部いてました。

全体的に落ち着きがない。噺の方も漫談的な内容でおりる落語家さんも多い。(これはこれでおもしろいんですが)
今回は、古典?は三人(圓遊師の演題がわかりません→橋の上で身投げのふりしてお金を背占めるやつ。)時間が押していたのか、初天神→寅ちゃん?と出たとこまで。
祝のし→大家さんのとこへ鮑を持って行ったところまででした。

ちょっと消化不良なところもありますが、落語、漫才・漫談、手品、曲芸などいろいろ楽しめます。

それも、夜の部通して、9時間いても、2500円ですからこれはお得です。(いてるんでしょ〜か?)

しかし、ここで育った落語家さんは、たくましくなるやろなぁ(^^)
《特派員報告part2終り》ps:今、名古屋です。

特派員報告 part1

11月12日 午後6時少し前、H氏からこんなメールが届きました。

東京特派員報告!
10日(金)の千葉出張にからめて、紅葉の筑波山と東京落語三昧を画策しましたが、11日の雷・大雨のため登山は断念(TT)(誰?雨男は!)
で、浅草・上野に直行。
「浅草演芸ホール」開演までにまだ一時間余ありましたが、もう並んでる人いてました。
イラチな特派員は待つことなく上野の国立科学博物館「ミイラと古代エジプト展」へ、結局、演芸ホールへ入った時には、半分ほど終わっていました。

浅草演芸ホール 十一月中席前半(落語芸術協会)
中程から
三遊亭圓遊
三遊亭遊三
玉川スミ
三笑亭笑三
(仲入り)
三遊亭右京
Wモアモア(漫才)
三笑亭可楽
三遊亭小圓右「初天神」
ボンボンブラザース(大道芸)
桂歌春「祝のし」でした。

《特派員報告part1終り》

ひがしむき寄席(第19回)

奈良駅前の商店街の途中にある、一見、お寺のような建物の奈良キリスト教会

19higasimuki_1

桂 出丸さんが、中心になってやられている落語会。
昨日に引き続き、地元奈良県での落語会ということで、「行かねばなるまい」っていう、ちょっとした義務感も持ちながら出かけてくる。

今日は嫁はんと二人、奈良観光やみやげもの買いも兼ねてやって来た。
途中、ビブレのぴあで、12月17日の桂歌々志独演会(最後の独演会になります。)のチケットを買い、奈良漬けを買い、会場で食べようと大判焼きとお茶を買い、万全の体制で会場へ向かう。

まずは、桂 文鹿さん
文鹿さんは、桂文福さんのお弟子さんで、奈良市出身のもとプロボクサーでもある噺家さん。
「落語家でも大御所、米朝師匠や、仁鶴師匠、三枝師匠などは、着物でも100万円はくだらないものを着ておられる。私たちは、まだ12〜13年目の中途半端なところで、なかなか100万円もの着物は着られない。今日のなんか、たった98万円です。」

演目は、カラクゴボックス。
誰でもが落語ができるようになり、落語家 桂 文鹿などは廃業していく。
ワッハ大阪もつぶれてしまい、後にできたのはカラオケならぬ、「カラクゴボックス」。
二人がカラクゴボックスへいき、いろんな人たちのカラクゴを演じる。
いろいろなカラクゴがあり、桂朝太郎さんの「あぁ、声出すの忘れてた。」や桂春團治さんの羽織を脱ぐところのものまね、桂 米朝は昔のテレビ番組のナレーションまで入っている。
最後に、桂 文枝の「こっちぃ、お入りぃ〜。」のものまねと、オチへとつながる。
このネタ、新作の中では最高クラスですね。
(いかんせん、誰でもできるってものでもなく、ものまねのうまい人限定だろうけど。)

続いて、桂 出丸さん、へっつい幽霊。
出丸さんは、文鹿さんより若く見えるくらいだけど、さすが、キャリア20年以上。
言葉がはっきりしていて、聞きやすい。
文鹿さんがあたためた会場を、一気に爆笑の渦に。

トリは、林家染丸さんで、寝床。

やはり、違います。40年選手。

何事でも、経験が大切で、何十年と経験を重ね熟練していくが、一方、体力や「若さ」を失ってきて、迫力が減っていく。
ワタシは、今、この二つのバランスが一番とれているのが(アブラがのっているというのでしょうか)、染丸さんを含む世代(単純に年齢だけではないけど)ではないかと思ってます。
力みもなく、かといって力を抜いているのでもなく、い〜い感じです。
ご自身、CDやDVDの制作について、「ずっと残るものだから、、」とためらっておられる様子ですが、他のご老体を見てみますと、今が「染丸ベスト」ではないでしょうか。

あまり、落語を聞かない嫁はんも、今日の染丸さんは絶賛。
彼女が誉めたのは、以前のこの会の笑福亭松喬さんに続き、二人目。

PS.昨日、上野に出没していたH氏、今日も朝から「鈴本早朝寄席」にいっているらしい。
今日の早朝寄席の番組は、五街道佐助さん、桂 笑生さん、三遊亭亜郎さん林家ぼたんさんの4席で入場料、500円也とのこと。

2006.11.11

王寺寄席(第46回)

1年に三回、王寺寄席。
雨の中、車で約30分、王寺町やわらぎ会館へ。
今日は前回に比べすいているのか、と思っていたら、結局、満席に近い状態に。

初めに、桂雀五郎さんで、手水廻し。

続いて、桂都んぼさん、掛け取り。
掛け取りの好きなものを使って、返済を待ってもらおうとする話しだが、そのネタに落語を持ってきた。
八百屋からの請求を待ってもらうところで、
「古今亭とこ(ここんとこ)、仕事が、、、」
「あんまりバカに春風亭(すんな)。小南(こない)して来てるのに、、、と仁鶴(とにかく)、、」
「来年の春團治まで、松の助。」
って楽しかったです。

次に、桂 米左さん
「ちょうど二席聞いていただきまして、わたしのところは、中入りのようなもので。皆様、ロビーに出て背中をのばすなり、トイレに行かれるなりご自由になさってください。私はここでひとりでもやっておりますので。」
桂 米朝さんの入院時、付き添いについていると、突然、師匠が夜中に「そらいかんやないかい。」と寝言を発した話から、天狗裁きへ。

トリは、桂 雀松さん、餅屋問答。

全部で、約1時間半の落語会でした。

PS.今日はH氏は上野鈴本演芸場 柳家はん治さんの落語会に行っているらしい。(何故、東京?)
【今日の鈴本演芸場 柳家はん治さんの会のプログラム】
落語 三遊亭歌彦
背なで老いてる唐獅子牡丹(桂三枝作) 柳家はん治
落語 古今亭志ん五
仲入り
奇術 伊藤夢葉
笠碁 柳家はん治

2006.11.06

花菱の会

今日は、花菱の会に単独行。
18時20分の定刻にワッハに到着。

開口一番は10日ほど前に聞いた笑福亭喬介さんで三人旅。

「うまいっ!」とは思わないが、いい感じです。
こういう「好青年」は、応援したいですね。

続いて、桂 春蝶の名跡を継ぐことが決まった桂 春菜さん
袴姿で登場したのは、踊りがあるためか。
着物は袖あたりに蜘蛛の巣のような模様があしらわれたもの。
「蝶六さんの代演で出てまいりました。普通、代演といえば、上の者がやるんですが、今日は掛布の代打に川籐みたいな。」
演目は、七段目。例によって「ええ声」を聞かせてくれます。
春菜さんの七段目は三度目ですが、毎回、確実に魅力が増しています。

続いては、桂梅團治さん
まずは、先ほどの春菜さんの着物について、「もうすぐ、蝶になるのに、袖に蜘蛛の巣はあかんやろ。」
阪大の学園祭にも春菜さんと一緒だったそう。あと、笑福亭風喬さんも一緒だったとかで、風喬さんが阪大の学生に間違われて喜んでいた話など。
なんと、風喬さんの新人賞、賞金が45万円もあって、それだけでも欲しかった。

演目は、「長屋浪士」という新作。
元禄14年のころ、福島区の甚兵衛長屋に浪人が二人住んでいた。
浪人たちは、「主君の命日」だとか、「主君の無念をはらす」などと言い、あたりの住民達には、【赤穂浪士が世を忍ぶ仮の、、浪人姿で、、隠れているもの】だと思わせていた。(実は食い詰め者、二人。)
家主は言うに及ばず、桶屋の女房、石屋の娘、裏の大工、向かいのかみさんまで、金や食べ物、家財道具まで持ち込んでくる始末で、二人はしめしめとほくそ笑んでいた。
ところが、ある日、紙くず屋に化けた、大高源五が現れ、、、。
(ここでは、梅團治さんがとちったことは書きません。「窮鳥懐に入らば 猟師これを撃たず。」でしたね。)

中入り後は、桂 春雨さんで、時うどん。
完全版。
「時うどんは本当は長い話で、今日、私が前半もやりますが、滅多にやる人はいません。おもしろくないからです。今日、かえってホームページなどに書く人は、おもしろくなかったとは書かずに、珍しいものを聞けた。と書いておいてください。」
その、前半というのは、うどん屋に至るまでの道々、二人が「満月だから、何か落ちていたら拾おう。」という部分と二人で都々逸をやる部分。
春雨さんの大阪弁にもだんだんなれてきましたね。

トリは、桂 福車さんで、藪入り。
ワタシは江戸落語でしか聞いたことがありませんでした。
そう言えば、船徳もそうだったような気が。
福車さんは例によって、辛口のマクラで、10月31日の朝日新聞夕刊をネタに。
「繁昌亭の席亭がやめることが新聞の1面に載る。他にも、6カ国協議だとか大きなニュースはいっぱいあったのに。まぁ、どちらもポイントは米朝。」

福車さん、最近ファンクラブができたそうで、上方落語協会のHPからもリンクしてるので、是非見て欲しいとのこと。ここです。

人情噺ということで、前の春雨さんから「人情噺ができるのは人間味のないひと」という話がありましたが、よかったですよ。ホント。
藪入りで帰ってきた「亀ちゃん」のかわいらしさ、父親のちょっと抜けているけど愛情いっぱいのところ、母親の優しさ。
「亀ちゃん」は昔の奉公(に行って3年目に帰ってきている)の年齢だから、今で言うと中学生くらい?
かわいいなぁ。(うちの中学生もかわいいけど。)

帰り際、梅團治さんが頭を下げておられたのが印象的でした。

2006.11.04

桂枝三郎の会

三連休の中日は、桂枝三郎の会。
枝三郎さんは、見た目茶髪で、ちょっとチャラチャラしてるけど、その実、勉強家で珍しいネタを多く持っておられるので、楽しみな噺家さん。
今日は、聞いたことのない「大師巡り」が聞けるというので、ワッハ上方レッスンルームへやって来た。
大師巡りは世紀末亭にものっていない珍品。

まずは、桂枝三郎さんの御挨拶から。
何と、繁昌亭で、先月末昼席の大入りが途絶えたとのこと。
まぁ、いつかは途絶えるものだし、、、、。

最初に、桂まめださん、天然キャラ、天然しゃべりで、みかん屋。
みかん売りが、38才って、ちょっと年取りすぎちゃうんってつっこみを、次に出てきた枝三郎さんから。
実は、まめださんの年だそうな。
「ほんまに、ちょっとしっかりせんとあかんでぇ」とダメだし。(枝三郎さん)

続いて、桂枝三郎さんの大師巡り。
初めて聞く話で、登場人物は、放蕩息子と商家の大旦那さん、それに出入りの魚屋、魚喜さんの3人。
父親の大旦那さんは、若い頃から大師巡りに行く信心家、方や息子は放蕩者。
父に叱られ外出を禁じられた息子は、出入りの魚屋を使って、大師巡りに連れ出してもらおうと企む、、、、。
太融寺から、玉造のどんどろ大師、天王寺さんまで。
オチは、「落つれば同じ谷川の水」

ここで、中入り。
中入り後、林家卯三郎さんが登場して、餅屋問答。

トリは、桂枝三郎さんで、厩火事。
京のさる御大家を、ふつう、「猿、猿」って呼ぶが、「嵐山」っていうのが新鮮。

今日の反省会は、H氏と一緒にお好み焼きやでビールとあいなりました。

で、軽く一杯飲んだ後、ひとり、心斎橋へ。
AppleStoreに行き、つい、2〜3日前に発売になったiPod Shuffleをゲット、9,500円でした。

2006.11.02

太融寺本坊オープニング落語会 桂文我落語会

Y氏お勧めの桂 文我さん、太融寺落語会。

昨日は仕事の都合で深夜に帰宅したため、昼頃から眠たかった。
こんな日の落語会、特に椅子席はちょっと苦痛でもある。
Y氏に、「椅子席ですか?座布団ですか?」と聞いたところ、座布団らしいとのこと。椅子席なら居眠り必死の状態ではある。

また、予定していたH氏が急遽行けなくなり、代役に、太N氏。

新装(?)になった太融寺の本坊、初の落語会。
椅子席!
例によって、文我さんの落語会では、CDや色々なグッズ、書籍などが売られていて、新書版の新しい本が出ていた。「落語「通」入門」(集英社新書)
買おうとすると、会の終了まで待てば文我さんのサインがしてもらえるとのこと。
で、自分の名前を書いてサインをお願いしておく。

まずは、桂まん我さんの開口一番で、寿限無。
太N氏は全く落語会自体が初めてだったため、寿限無はよかった。

続いて、桂 文我さんで、千早ふる。
文我さんはじめての演目だそうだ。

オープニング落語会というめでたい席ということで、黒紋付きで登場。
なんでも、太融寺本坊は文我さんの師匠である枝雀さんが小米だった頃から落語会を開いていたところとのこと。
また、約240年前に上方落語中興の祖ともいうべき、桂派の祖、桂 文治が檀家だったということで特に「桂」の噺家さんには縁のあるお寺。
太融寺は正式には佳木山太融寺といって、佳の字の右半分「圭」と木の字をあわせて「桂」を名乗ったということ。
もしこのとき、桂 文治が綾小路文治と名乗っていたら、文我さんも綾小路文我となっていた、、、、のか、というお話。
桂 文治は多くの作品を残し、蛸芝居や千早ふる、崇徳院が有名だが、今日は文治にちなんで千早ふる、崇徳院、昆布巻芝居の三席の予定。
で、最初に、千早ふる。

次に、芸者ワルツのお囃子に乗って登場した、真っ赤な着物の桂 三象さん。
演目は、アメリカ人が家にやってきた。
短い話なので、たっぷりのマクラで。
今日のお客さんは、いいノリで、全体にうまく演者を乗せている。
特にY氏の左方向の女性は、楽しいノリで、「ぞくぞく」するような笑い声を聞かせてくれた。
(Yさん、これくらいの表現ならいいでしょう?)

続いて、文我さんの崇徳院だけど、不覚にも、すこし居眠りをしてしまった。いかん、いかん。

中入りの間に、太N氏と外まで出て煙草を吸い、目覚ましに。

トリは、文我さん演じる昆布巻芝居。

いつも、近所におかずをもらいに行く「やもめ」の男。昔食べ物にあたったことから、鼻がきき、臭いだけでおかずの中身や量までわかってしまう。
いつも、おかずをもらいに行く商家の今日のおかずは鮒の昆布巻き。
商家の主の好物で、主は今日だけはやもめにおかずをやりたくない。
やもめは、主の好きな芝居話、宮本武蔵、を使って昆布巻きをせしめようとするが、、、。

初めて聞いた話で、居眠りをする暇もなし。

ハメものともうまくマッチして、いい話に。

最後には、オープニング記念として、抽選会。
残念ながら、3人ともあたらなかった。

終了後、例によって、王将で餃子。
太N氏の落語会デビューの祝杯。




落語「通」入門


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落語「通」入門


著者:桂 文我

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