竹田のビタミン寄席スペシャル 第一夜
京都市伏見区深草の氣樂堂で午後7時から。近鉄京都線竹田駅から東へ徒歩7分と聞いていたが、初めてのところはどうしても早く行って場所を確認する習性がある。
今日も、午後5時半には現地に到着、帰りに一杯飲めるところはないか、煙草はどこに売っているんだろうとあたりをうろうろする。
竹田駅は、すぐ南に名神高速が走り、駅からは建設中の京都高速(?)、駅も近鉄と京都市営地下鉄が相互乗り入れしているなど、「都会」のイメージがあったが、国道(竹田街道)沿いは、意外と寂れていて、取り壊し予定のマンションや不動参会者の「管理物件」との表示など空洞化が進んでいる様子。
気楽堂って、ごく普通の喫茶店(それも禁煙の)。
テーブルや椅子を表に運び出し、カウンターを布で目隠し、床にはシートを敷きその上にやたらにたくさんの座布団を並べる。
開場時間前だが、中で待たせてもらう。
座っているとわざわざ「受付」に回ってきてくれる。
抽選券と「通い帳」をもらう。
抽選券は裏に番号が印刷されてあり、落語終了後の抽選会の券になっている。私の番号は「子1364番」。また、1年間有効になっていて、気楽堂の落語会で300円分の金券として利用できる。
通い帳は明日以降の会の50円の割引券。
明日の予約をして、金券と通い帳を使えば1500円-300円-50円で、1150円で楽しめる。
ただ、来客のアンケート等はしていないので、「お知らせ」でなく、「特典」でリピーターをつかんでいるようだ。
前書きが長くなったが、いよいよ開演。
まず、桂 雀太さん、「饅頭恐い」の前段部分。
雀太さんは奈良県出身で、桂雀三郎さんの3番弟子。
マクラのなかで、「トリ」のことを「主任」という言い方をしていました。
落語カルテットの時も主任ってパンフレットに書いてありましたが、上方でもこういう言い方になってきてるんでしょうか。
「一番好きなもんは何や?」「るれれれれれれれれんこんの、てんぷるららら。」のあたりが、桂 枝雀さんをふと思い出させてくれました。
次に、桂よね吉さん、遊山船。
これも、上方での夏の噺の定番ですね。
「竹田のビタミン寄席」は「竹田」から「タケダ」になり、「タケダ、タケダ、タケダ〜」で、ビタミンになったそうです。
続いて、桂 雀喜さん、がまの油。
残念ながら、マクラはこれまで聞いたものいくつかの組み合わせでした。
私は「米朝師匠と長坂さんネタ」が一番好きです。
トリに、桂都んぼさん、宿屋仇。
マクラの「新世界ネタ」はちょっと笑えないところもありましたが、「いろいろな町があります。大阪の日本橋といえば昔は宿屋がたぁくさんございまして、、、」と噺につながる。
最後に、よね吉さん、雀喜さん、都んぼさんによる抽選会。
ビタミン寄席を収録した店主自作CDがほしかったが、残念ながらはずれ。
7時に開演した落語会、4席と抽選会で9時20分頃の終了、みなさん、お疲れ様でした。
長時間座っていたため、腰が痛い。
明日は第二夜、二乗さん、紅雀さん、都んぼさん、歌か枝さん。
あさって、ワッハで「立秋の紅雀と阿か枝」もあるし、明日は欠席しようかなぁ。
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