第579回田辺寄席・昼席~新・じっくりたっぷりの会-桂三金の段~(11-43)
桃ヶ池公園市民活動センター
・桂 文太『(開口0番)文太の前ばなし』
・桂さろめ 営業一課の高田君
・桂 三金 奥野君の幽霊
・桂 文太 すっぽん三次
中入り
・桂 三歩 相部屋
・桂 三金 幸助餅
前回貰った招待券を握りしめて、向かうは田辺寄席。
最近、昼イチの落語会にいくことが多いせいか、昼ビールを飲んでないような気がする。
そう、車で出かけることもあるしね。
いま、近鉄電車のなかで、ブログの下書き中。
そうそう、昨日は笑ろう亭のあと、例によってY氏、H氏と王将。
何か飲み足りずH氏ともう一軒。
あー、お腹すいた~。
まずは、文太さんの開口0番、今日は笛のお話を。
文太さん、先輩の米輔さんに紹介してもらって笛を習っていたそう。で、その、腕前を披露。
シャギリ、片シャギリ、石段と続き、春駒さんの出囃子から、文枝さん、松鶴さんと。
「文枝は三枝兄さんが継ぎますが、松鶴はどうなるんでしょうね~。
仁鶴師匠が継がはったら、そのまま松鶴師匠と呼べるけど、友達の鶴志くんやったら松鶴君って呼ばなあかん。
もし、孫弟子にあたる風喬が継いだら、ありませんわな、名前変えましょう、右喬が継いだら・・・。
おい、松鶴、茶~入れて。
松鶴、肩、揉んでくれ。
おーい、あほの松鶴・・・ってなことに。」
で、いよいや本番。
桂さろめさん、営業一課の高田君。
適齢期の女、石井が上司の勧める見合いを控え、憧れの営業一課の高田にアプローチするお話。
落語好きの高田にアプローチするのに、「落語にでも誘ったら?少数民族は肩寄せ合って生きるし。」とアドバイスする先輩。自虐的。
さろめさんの世代に合う、観客の世代とのギャップも楽しいお話。
ただ、ワタシ一番後ろに座ったせいか、声がはっきり聞き取れない。
続く、三金さんは、奥野君シリーズで奥野君の幽霊。
じっくり、たっぷりではなく、ぼってりでっぷり、とはご自身の談。
最近は体に注意をして、運動のため、バイキング料理は何度も取りに行くようにしているし(爆)、年に二回は人間ドックにも通っているそう。
CTも撮ってもらっているが、あと、一回り大きくなると入らない!
でも、大丈夫なんです。その場合には、栗東にある競走馬用の機械で?
奥野君の幽霊は、この世に満漢全席を食べていないという未練を残した奥野君が幽霊になって友達のところに現れるって噺。
火葬の時には、好きだった焼き肉を食べられるよう牛肉をたくさん棺桶に入れたり、ケンタッキーフライドチキンを山ほど入れたり・・・。
あと、古典落語に通じる小ネタもあり、爆笑の一編。
中トリ、文太さんは、すっぽん三次。
どうも始めに講談の話、特に切れ場の話を沢山するなあと思っていたら、こういうことか!
うーん、新作落語、途中までしか完成しなかったら使えそうなネタですね~。
舞台は船場の商家、井筒屋。
娘の「おみつ」と奉公人「とうしち」が恋に落ちるが、噂になってしまうと許されない。
そのため、とうしちは兄を頼って石が辻の寺で修行していることにして、店を出ることに。
おみつの留守にとうしちは店を出てしまうが、それを知ったおみつが追う。
生玉神社で寺を訪ねるおみつ。
さて、それを見ていた主人公、超悪役のすっぽん三次、おみつを駆け落ち者と睨み襲って懐の金を奪う。
さて、さて。
こんなオチ、想像できませんね~。
中入り後は、三歩さんから。
出囃子は365歩のマーチで、放送がある場合には使えないとのこと。「放送されることないから、使い放題!」
マクラでは、貰ったエアコンの話題。
故障して「こら、貰うたんやな。(モーターやな。)」「基盤でんな。(黄ばんでんな。)」が楽しかった。
演目は、師匠三枝さん作の創作落語、相部屋を。
さて、トリの三金さん、ここではさすがに「いい噺」をチョイス。
相撲取りの世界では、贔屓衆、タニマチは羽織を土俵に投げ込み、力士がそれを拾って戻る。
その後、羽織と引き換えにご祝儀を渡すそう。
で、三金さん、自身の羽織を手にとって観客に「投げてみます?」
演目は、幸助餅。
今日は無事、抽選会にも外れました。(だって、ただでやってきて、当たったりしたら。)
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