喜楽館 元気寄席(24-16)
18:30 神戸新開地喜楽館
・月亭秀都 看板のピン
・桂吉の丞 胴斬り
・笑福亭鶴笑 松鶴思い出日記
・桂 吉坊 兵庫船
台風10号で開催が危ぶまれる中、久々の神戸遠征。久々の吉坊さん。
今夜、元気寄席で明日は喜楽館昼席、両方とも桂吉坊第18回繁昌亭大賞受賞記念の会。
今これを書いている午前時点では、新幹線以外は特段交通に支障もなく、なんとか持って欲しいところ。
午後1時、やや早めに神戸に向かう。
途中近鉄が1〜2分遅れたようだが、別段なんの支障もなく、まずは、湊川神社さんを軽くお参り。
旭堂南海さんの講談「水戸黄門」に出てくる湊川建碑の物語です。
「徳川光圀公は、皇室を国の柱として守るために至誠を尽くした正成公を崇敬され、正成公の墓碑を建立されました。立派に墓が建立されると、沢山の人が訪れるようになりました。」
ABCラジオの「ドッキリはっきり三代澤康司です」で、桂 南天さんが紹介したというサキイカのお店。
小が540円、大が1080円、試食用もいただいて食べながらホテルに向かう。
ホテルには夕方に着くが、ホテルから喜楽館までは徒歩2分ほど。時間が余っているのでゴロゴロしていると携帯に着信があった。
出てみると、なんと、
「神戸新開地喜楽館の◯◯ です。台風の接近により、お客様の安全を考慮して明日の昼席は 中止とさせて頂きます。」とのこと。
「ええっ!もう神戸まで来てるんですよ。今日の夜席、元気寄席はどうなるんですか?」
「今日は予定通り行います。」
まあ、仕方がないですね、相手はお天気ですから。
で、しばらくして喜楽館に一番乗りで到着、少し待って入場。
月亭秀都さんは、看板のピン。かなり短めな感じ。台風がくるので早めに終わるのか?
続く桂吉の丞さん、胴斬り。40歳を超えてやや穏やかな印象になった。胴斬りは久しぶりにきくので楽しかったですね。
続いて、笑福亭鶴笑さん、パペットを見せてくれるのかと思っていたが、延々、師匠六代目松鶴の話を。「松鶴思い出日記」というタイトルだそうです。
松鶴師の話は多くの噺家さんがされてたのですが、鶴志さんが亡くなられてどうなるのかと思ってたところ、鶴笑さんが「人間は人の記憶から消えた時に本当に死んでしまう。なので我々弟子はいつまでも話し続けていきたい。」の一言が沁みましたねー。
中入り後、本日のお目当て、桂 吉坊さん。上方の落語は旅の落語が多い。
東の旅など、往復の道のりを細かく描写している一方、実際のご参詣の場面は描かれていない。
(実際には、「参詣」という部分はあるらしいのだが誰もやらない。昔、米朝師匠になぜ誰も やらないのかと聞いたところ、「おもんないからや。」)
他にも月への旅や西の旅があるが、この西の旅、金比羅参りを描いているが、落語では参詣のところどころか、行く道のりのこともさっぱり描かれていない。
で、兵庫船。いいなあ、ばつぐんの安定感。
なおさら明日の昼席の中止が残念になる。
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