第9回露の新治寄席(15-033)
18:30 船場寄席
・露の新幸 東の旅 発端〜奈良名所
・露の新治 つる
・笑福亭三喬 転宅
中入り
・岡 大介(おか たいすけ)カンカラ三線
・露の新治 宿屋仇
お初にお目見え、新幸さん。
落語マニアの方の噂で、昨年入門したての40代?
なるほど、若々しくはないし、何かと芸達者なのは師匠の紹介にもあったところ。彼が例の弟子入り志願者だったのか?
新治さんもおっしゃってたように、発端はレアな話を聞いたと納得してくださいとのこと。納得。
いつまでもできる話でもないし、発端に巡り会えた喜びを素直に感じてよう。
新治さんの噺はまとめて後で書くとして、三喬さんの転宅。
得意の「泥棒ネタ」で、多分聞いたこともあるはず。
今回が秀逸でもなく、悪くもなく。
で、昨日のある落語マニアな人との飲み会話題。
「米朝や枝雀は録音がたくさんあって、CDはその中から名演と呼ばれるものが売られている。最近の若手でも素晴らしい名演はあるものの、いかんせん録音自体が少なく、名演がCD化されることもほとんどない。」って話がありました。
今日、三喬さんの噺を聞きながらそんなことを思い出してました。
あと一席でお開き、そんなことを考えながらの中入り後、現れたのは見たこともない青年。岡大介さん。
大きめの缶(カンカン)に竿を突き刺したカンカラ三線を胸に抱くように登場。
(後で聞くと35歳だとか、青年としか見えませんね〜。)
で、その見た目と、歌う「お座敷小唄」とか「憧れのハワイ航路」とのギャップが楽しい。
曲名は忘れましたが、「この曲で拍手をいただいたのは老人ホーム以来です…」って客層にはちょうどいい。
新治さんの独演会には何度かゲストで出演されていて、今週は繁昌亭昼席に出てはるのと、西成三角公園のコンサートにはずっと来てはるらしい。
大介さんの最後の歌では、新幸さんもギターを持って登場し共演。
新幸さんは元々ミュージシャンで日本橋のライブハウス「太陽と月」のオーナーでもあるらしい。
ギターの圧倒的な音量に敵わない、三線のか細い音色が逆に引き立つ素敵なセッションでした。
トリ、新治さんは宿屋仇。
発端からはじまり、あっという間に伊勢参りを終えて日本橋まで戻ってきました。
終演後、席亭挨拶ということで文福さんの登場、河内音頭を一節と、次回のゲストのテントさん、何故だかいてはった仁昇さんも交え三喬さんの発声で大阪締めでビシッと締まりました。
おっと、もうすぐ9時や、船場センタービルの飲み屋さんは夜が早いから急がないと…。
で、最近馴染みになりつつある天友で一杯。
(*21時15分にラストオーダー、22時閉店です。)
« 兵庫県芸術奨励賞受賞記念 『通し狂言 伊勢参宮神乃賑』(15-032) | トップページ | あされん(15-034) »
« 兵庫県芸術奨励賞受賞記念 『通し狂言 伊勢参宮神乃賑』(15-032) | トップページ | あされん(15-034) »
コメント