島之内寄席三月席(15-029)
14:00 トリイホール
・笑福亭飛梅 道具屋
・露の団姫 鯛(桂三枝・作)
・林家うさぎ 隣の桜
・桂 文福 金婚旅行
中入り
・笑福亭仁勇 紀州
・桂雀三郎 天王寺詣り
久しぶりやなー島之内寄席。
結構な入りやし。
思い出したようにここにやってくるのは、この寄席がある意味「標準形」やと思ってるから。
◯◯一門会や◯◯独演会でもなく、テーマを持った落語会でもなく勉強会でもない。
一番オーソドックスな上方落語会やと思っているから。
で、一昨日、桂米朝さんが亡くなって、さて上方の落語界はどうなるのか、なんてことは実はどうでもよくて、実質的に何年も米朝不在ではあったわけで。
まあ、米朝師がお年を召されてからは、雀々さんや吉坊さん、他の一門ですが春蝶さんなども東京に行ってしまったりはあるものの、まだまだ静かにブームは残ってたりする。
そんなことは置いておいて。
まずは飛梅さん、初舞台で、オタの直前になって会場で携帯が鳴って頭が真っ白になった話をマクラに。やや短めの道具屋を。
団姫さんは、鯛。いまや多くの噺家さんがやってる鯛やけど、女の人は初めて聞いたかも。
続いてお馴染みのお囃子が、タラッタラッタラッタ♩と流れてきて、うさぎさん。
隣の桜も今の季節感いっぱいの噺。
文福さんも、相撲甚句で大阪の春の感じ。
仁勇さんの紀州は二度目かな?
さて、トリの雀三郎さん。
今日はこの天王寺参りを聞きに来たと言っても大げさではない。
彼岸の中日に、天王寺参りを聞く。それも雀三郎さんの。
こんな幸せ。
噺は部分的に暗記してるほど聞いてるけど、この幸福感。なんやろー?
今日は最高のいちにちでした。
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