第27回谷六寄席〜笑福亭枝鶴落語会〜(11-27)
13:30 ほっとすてんしょん
・笑福亭枝鶴 動物園
・笑福亭飛梅 大安売り
・笑福亭枝鶴 遊山船
いや~、ずっと知ってたんですよ、谷六で落語会があるってこと。
別の会があったりとか、谷九から谷六への一駅が電車に乗るほどでもなかったりとか、いっとき、ほんの近くまで来てたこともあるくらい、ほんま、なんとなく来られへんかった会に、初めて来てみました。
開演間際で、十数人の入り。
まもなく、始まりはじまり~。
最初に席亭さんのご挨拶、枝鶴さんの後援会などのお話。
あと、終演後には交流会も予定されているとか。
ふむふむ、参加してみるのも楽しいかも。
最初に笑福亭飛梅さんが出てくるのかと思いきや、なんと、枝鶴さん。
見台なしで、見台について色々楽しいエピソードを。
なんでも、六代目はどんな噺でも「大阪の噺家やから。」という理由で、必ず見台をつかっていた。
対照的なのが三代目春団治師匠。
見台を使うネタはないそうな。別に仲が悪い訳でもなく、春団治師匠は、その方が美しいって考えらしい。
で、あるとき、お茶子さんが春団治さんの高座にも関わらず見台を出していて、春団治さんも、高座にあがるまで気づかなかった。
どよめいていたのは客席、「見台を使う新しいネタか?」
で、始まった落語は代書。
また、春団治さんは、自身の「寸法」が腹に入っているのでそれが見台と合うかどうか。
結局、見台の外に硯があるような形で落語を終えたらしい。
で、舞台を降りて一言、「これからは、置かないようにしてください。」って丁寧な口調で。
丁寧な口調で話すほど、真剣に怒ってるのは六代目も同じで、「あほ、ボケ、カス!」は、まだ許してもらえたそう。
丁寧に「辞めとくなはれ。」っていわれたらおしまいやったそう。
て、枝鶴さん、以前にこの落語をやったとき、見台が邪魔になって仕方がなかった・・・っていう動物園。
確かに、虎の歩く様には邪魔ですね~。
そうそう、動物園の園長は竹内さん。
続いて、笑福亭飛梅さん、すごく若いと思ってたけど、羽織を着て登場。
こちらも予定していたネタが、これまでこの寄席でかかっていたので、ひさしぶりのネタをと、大安売りを。
さて、トリの枝鶴さん、子供の頃の大阪の福島区の夏の風景、風情をマクラに、遊山船を。
まさか、1日に二度も遊山船を聞くとは。
ものを知らないようにしか演じられてない喜六がちょっとずるがしこくなっていて、清八が「おまえ、ほんまに知らんのか?なぶってるんか?」と、何度も問いかけるのが面白い。
また、喜六も「さあ、どっちやと思う?」って。
このころ、会場の寒さがピークでTシャツ1枚のワタシ、汗をかいたときの着替え用のポロシャツを腕に巻いて、寒さをしのぐ。
終演後、お席亭から「交流会に参加される方は・・・」ってお話がありましたが、辛抱たまらず外へでてしまいましたとさ。
こんなところにも参加してます。
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