動楽亭昼席(11-16)
14:00 動楽亭 動楽亭昼席
・桂 二乗 牛ほめ
・桂まん我 桑名船
・桂 米左 一文笛
・桂 紅雀 青菜
中入り
・桂 塩鯛 近鉄バファローズ話
・桂 雀松 菊江仏壇
夜に大阪で仕事があるので、早めに出かけて、ちょうど時間調整にもなるってことで、動楽亭へ。
まずは、羽織姿の二乗さんから。
いい感じですね。若いのは若いけど落ち着きも出てきてて。
演目は牛ほめ。
続いて桂まん我さん、なんと顔には10cm近い大きさの絆創膏を貼って登場。
自転車でこけたらしい。
篠山に行くのに南光さんの奥さんの車で、南光さんと三人で出かけた時の話をマクラに。
「丹南インターやで、」「いや、篠山インターやって。」「丹南や。」「篠山!」
で行ってみると、丹南篠山インター。
演目は桑名船。ついこの間ごまめさんがこごろうさんの会でまん我さんのを聞いたところらしい。
江戸落語での岸柳島。(ごまめさんとちょっと違うでしょ。)
Wikipediaには詳細な「巌流島か、岸柳島か」の解説が書かれてますが、ワタシは古今亭志ん朝さんが「岸柳島でないといけない。」ってな事を聞いた(読んだ?かも)記憶があるので、岸柳島としておきます。
つづいて、桂 米左さん。
この間放送があった「すべらない話」で、三遊亭円楽さんが「上方の落語家さんの奇行」として、米團治さんのことを話していた。
放送以外にもいくつもそういう話があって、古典落語で「KYや。」と発したとか、襦袢を2枚も来ていたとか。
それどころか父米朝もさすがに、「とぼけたおじさん」で、おなじみの目薬と水虫薬の話を紹介。
それ以降、水虫薬には「目には使わないで下さい。」と書かれるようになったとか。
あと、米朝師匠、金箔には熱を下げる効果があるといいながら、金箔を顔にペタペタ貼る米朝師匠、みていて笑いの止まらない米左さん。
心の中では「ほんまに国宝や。」と思っていたとか。
師匠は名作も残していて、と、一文笛。
さすがの表現力で引き込まれますね。
続いて桂紅雀さん、先ほどの米左さんから「紅雀師匠」と皮肉られたのをネタに、「桂紅雀師匠でございます。」
自宅でのプチトマトの栽培の話題から植木の話になって、青菜を。
熱演ですね。
中入り後には桂 塩鯛さん。
バファローズの羽織を着て登場。
昔の、(近鉄バファローズがあった頃の)思い出話から、バファローズ応援歌を作ろうとしている甚兵衛さんの落語。
新作やから出だしも現代的で、といいながら「甚兵衛さん、こんにちわ〜。」
「ポップでキュートな応援歌」には、相撲甚句や六甲おろしならぬ「生駒おろし」。
単純に何も考えず、笑える時間っていいですね。
さてさて、トリの桂 雀松さん。
この間(6月22日)の繁昌亭昼席でも圧倒的に感動をくれたので、今日も期待度一番。
演目は菊江仏壇。
さすがです。最高です。
もう、雀松さん、乗りに乗ってるっていうか。
重たくもならずに、あくまで軽妙に、でも聞かせるところはたっぷりと。
雀松さんのCDって売ってないんですかね〜。
さてさて、お仕事お仕事。
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