第55回王寺寄席(09-087)
王寺町やわらぎ会館 18:45
・桂 雀太 天災
・桂阿か枝 金明竹
・桂 宗助 無精床
・桂 雀松 悋気の独楽
今日は自宅でだらだら過ごしたため、家から法隆寺まで約70分歩き、そこからJRで一駅。
いつもの席をゲットしたが、開演が18時45分とやや遅れ気味?
今回は表さんの挨拶もなく、雀松さんの挨拶もなかった。
まずは、2日前に聞いた桂 雀太さん、「一生懸命がんばります。」って大声の挨拶から。
12日の城北にぎわい亭でも聞いたが、こういうの、真面目さが伝わってきていい感じ。
城北はマイクありやけど、ここはマイクなしで、ちょうどいい雰囲気。
(いつやったか、席亭さんが仰ってましたね。)
まずは、五条出身(王寺から電車で一本、本数は少ないけど。)で、現在は大阪の西区九条で四条上がった。(鹿の芸亭でも聞いたか。)
一昨日と同じネタやったらいややなと思いながら聞いてると、最近、なぜかわからず怒ってる人を見かけるって話から、落語では中途半端な登場人物がいなくて極端な人ばかり、むちゃモンもいて、と、演目の天災へ。
心学の先生を紹介してくれたのは中川のご隠居。
続いて、3日前に聞いた桂阿か枝さん。
こちらも同じネタやったらいややなと思ってると、どんぴしゃ、東成と全く同じ流れで金明竹。
さすがにこの間隔だと辛いものがある。
次に、最近、ちょっとご無沙汰してる桂 宗助さん。
火箸を両鼻の穴に入れて、ち〜んとか床屋の話題がマクラで、浮世床かと思ってたら無精床。
無精な親子の小咄では、噺の「間」や、優しい話し方なんかが米朝さんと非常に似てる。
「こういう、わかりやすいくすぐりも入れながら、、」とつぶやくのが楽しい。
トリの桂 雀松さん、最近、芝居に出ていたため、落語は久しぶりとのこと。
舞台「わが町」では、赤井英和さん、萬田久子さん、安達祐実さんらとの共演やったが、やっぱり女優さんはちがう。上方落語界にも女性は増えたが、「ふ〜ん、女、戸籍では。」って感じの人が多い。など。
ネットで、「わが町」を検索してみましたが、オフィシャルなページでは「赤井英和、萬田久子、安達祐実ほか」ってなってるし、ブログでも雀松さんに触れているのはわずか。
たしか、「売れない落語家 しめ団治」の役って仰ってましたが・・・・。
二号さん(大阪ではお手かけはん)の話題から入り、星野屋かと思いきや、悋気の独楽。
丁稚が熊野の牛黄散入りの饅頭を食べた後に「がぁ〜ん!」と言わせてみたり、細かいくすぐりが効いている。
軽妙洒脱、スマートって感じはいつもながら。
で、帰りは王寺の「笑笑」で飲んで帰る。
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