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2009.10.10

第3回図書館寄席~鹿乃芸亭(しかのうんてい)~(09-076)

奈良県立図書情報館 13:30
 ・桂 文鹿   十徳
 ・笑福亭喬楽  寄合酒
 ・笑福亭小つる ちしゃ医者
 ・トーク
 中入り
 ・桂 文鹿   宿屋町〜瘤弁慶

10月の三連休、文化施設巡りの初日は、第3回を迎えた奈良県立図書館寄席 鹿乃芸亭。
Yose_20091010

今回から会場の使い方が変わって、しきりを入れた細長い形に。
後で結構満席近くなる。
Dvc00001_2


いつもの提灯。
Dvc00004_2

こちらは、毎回ゲスト用に作られている提灯。
Dvc00003_2

最初に、真っ赤な着物で登場した桂 文鹿さん
着物の話題で、東京の落語家さんは地味な着物を着て、自分をできるだけ目立たせず、噺を聞いて貰おうとしている。
上方では全く逆で、「オレが、オレが」というタイプが多い。
着物の紋は3年以上経たないと付けられなくて、同様に羽織も着られない。最初に紋付きを許されたときは、「命の次に大事なもの」と教えられた。
ある時、奈良県北葛城郡三郷町に仕事に行くと、町役場に「三ツ柏」の紋が・・・・と思ったら町章だった・・・。(ここで見られます。)
あと、春団治さんの羽織の脱ぎ方や、羽織の紐(特注のチェーン)などをマクラにしてたので、もしかして、「カラクゴボックス」かも?って喜んでたけど、着物マクラ → 十徳って流れ。

続いて、笑福亭喬楽さん
ワタシ、喬楽さんはじめてかもって思ってたけど、2回目。
「落語日記」によると、前回は去年の8月の島之内寄席、演目は花色木綿でした。
「夏川りみ」ってこのときも言ってたんですね。
ひと言小咄が面白かったんで、書いておきます。
「おかあちゃん、火事や!」「ひ〜」
「お母ちゃん、鍵、忘れた!」「キーッ」
演目は寄合酒を。

続いて、笑福亭小つるさん
出演順が「微妙」で、ここで小つるさんの登場。
例の「楽屋のテレビを見てましたら、ノーベル平和賞のオバマ大統領が狙撃され、、、、」って、このマクラ、わかっていてもイヤな気分にさせる。
来年10月22日に六代目枝鶴を襲名する話などをマクラにチシャ医者を。
はじめ、かすれた声が気になったが、なれてくるとなかなかいい雰囲気に思えてくる。

で、3人の出演者のトークコーナー。
これまでの2回は、奈良県出身の落語家さんばっかりやったけど、それでは持たないので、今回から「奈良に縁のある」で、奈良市在住のお二人をゲストにしたとのこと。
小つるさんは大阪市福島区出身、喬楽さんは鶴橋出身とのこと。
メインは、襲名にまつわる内輪話をいくつか(松竹と松竹芸能は別会社で、松竹座の使用料は600万円・・・書かない方がいいかも)。

で、4席目にまたまた文鹿さんの登場。
前回までのCDでなく、今回から三味線のお囃子が入ったので、ハメモノのある噺ということで、宿屋町〜瘤弁慶。
弁慶の立て弁はちょっと噛んだけど、普段聞けない噺でいい気分になれた。
オチは、「これでは、また壁土に塗り込められてしまう。」

ちなみに、明日は国立奈良博物館に行く予定。
 
 
 
※ 午前中、買い物に行ったスーパーの隅っこで、CDの廉売会。
上方落語名人選6(林家染二(当時・現四代目染丸))を購入。
 
 10月18日 一部修正。
詳しくは、コメントを参照してください。

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コメント

いつもこのページはお気に入りに入れて楽しく読ませて頂いてます。
というより自分では気づかない客席から見た貴重な意見として私の参考材料としてめちゃくちゃ役立っています。
瘤弁慶が不出来でしたので翌日の片塩寄席で鳴り物を使ってちょっと納得いくように最後の立て弁も繰って行きました・・・面目ない。
今日メールさせていただいたのは瘤弁慶のサゲの言葉は「これでは、また壁土に塗り込められてしまう。」としています。 またこれ参考に片塩寄席でははっきりサゲを言って下りました。 
もし文章訂正できたらサゲの言葉だけ変えていただけますか。感謝

文鹿さま、コメントありがとうございます。
ワタシの不十分なメモのせいでご迷惑をおかけしました。
おまけに、ここのところコメントの確認ができていなかったせいもあり、大変遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

今後ともいろいろお教えいただければ幸いです。

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