林家亭12月席~染左開発計画~〔08-118〕
ワッハ上方 レッスンルーム 14:00
・林家染吉 つる
・林家染左 ふぐ鍋
・桂 都んぼ あくびの稽古
・林家染左 うんつく酒
中入り
・林家染左 掛取り
ワッハにむかう前に、大阪市立中央図書館へ。
道中、20日に「供用開始」(役所言葉ですね)された、浮庭橋へ。
カタチは(見にくいでしょうけど)斬新なカタチ、橋の途中に小さな公園があるみたいな。
ただ、今の季節、まだ芝生は根付いてないし、・・・・・立ち入り禁止って・・・
橋に穴が開いていて、ここから阪神タイガースが優勝したときの飛び込みができる・・・てなこともなく、道頓堀の川面が見られる。(黒〜い。)
まずは、林家染吉さん。
染吉さんは去年の夏に入門したばかりの2年生。
ちなみに「染吉」という名は林家染二さんの前名で、「200円で譲った。」そう。
演目は、入門して最初に習ったというつる。
マクラでは、ちょっと微妙な大阪弁やったけど、噺に入ると見事な口跡。
新人さんに「もっと表情が」とか、「ちょっと堅い」とか言うのもどうかともおもうけど、あえてそんな注文をしたいほど「そつ」のない高座。
目を閉じているとどこかの名人かもと思うような口調で、こんな言い方はどうかとも思うけど「妙に」うまい。
※超※期待の新人です。(といってもちょっと年は、いってはる)
続いて、林家染左さんが高座に上がると、後方からフラッシュがたかれる。
何かいなと思っていると、産経新聞の取材とのこと。来年1月15日あたりに震災○周年の特集記事で3日間連続の記事になるそう。
ただし、阪神版だけだそうで、そのエリアにお住まいの方は是非、エリア外の方は出かけていって買ってくださいとのことでした。
で、昨日、今日あたりからめっきり冷え込んできて・・・・・寒い季節は鍋に限る・・・・とふぐ鍋へ。
さすが、豆腐を食べて「はふはふはふ」の表情。
続いて、桂都んぼさん。
落語の傍ら舞台もされていて、「芝居の練習は厳しい。相手を息をあわさないとあかんから。落語の練習は、ひとり歩いていてもできる。芝居は助け合える。落語は、たとえば誰かが受けなかったりすると、袖でヤッタって。」って稽古の話をマクラにふって、あくびの稽古。
あくびの師範は恐い感じで、東京弁。もともとこうやったっけか?都んぼさんのアレンジか。
続いて、林家染左さん、今度はワインレッドの着物(着物の色をいうのにワインレッドって)。
東の旅(発端)のカチャカチャを説明して。うんつく酒を。
中入り後の染左さん、またまた年の瀬の噺で、掛け取り。
掛け取りを追い返すための「狂歌」や「けんか」は話術が基本で、「浄瑠璃」や「歌舞伎」は話術だけでなく、他の芸事との複合芸みたいなもんやから、難しいんでしょうねぇ。
でも、さすがの力量。
レッスンルームは演者との距離も近く、こうした噺はレッスンルームか上方亭に限りますね。
今日は、客層もよく、この間の島之内寄席とは全く違って、いい〜感じでおトク感満載でした。
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