吉坊ノ会〔08-110〕
山本能楽堂 18:30
・桂 二乗 ふぐ鍋
・桂 吉坊 寄合酒
・桂 吉坊 景清
中入り
・桂つく枝 宿替え
・桂 吉坊 厄払い
初めての山本能楽堂は、前の道に人があふれ、なかなか入場できない。
教えてもらえるまで、整理券を配っていることもわからなかった。
大槻能楽堂では、靴のまま入場したのでそんな感じだろうと思っていたら、ここでは靴を脱ぐことになっている。
入場前に「道に迷っていた」H氏と合流。
能の舞台なので、正面と脇とがあるけど、落語はどんな感じでやるのかと思っていたら、結局、ほとんど噺家さんの横顔を見てる感じになってしまった。
こういう角度は初めてだし、まあ、話のタネとしてはいいか。
やや後方にOさん(旦那さんは欠席とのこと。)。
で最初に登場した桂 二乗さん、ふぐ料理屋でアルバイトをしていた話題をマクラに、ふぐ鍋へ。
マイクのない会場で、ややかすれ気味の声か。
続いて、桂 吉坊さん、楽しそうに舞台に登場。
前回は、「男の隠れ家」に載ったため満員となったが今回は丁度いい加減。
第1回では、寒い季節に暖房を入れ忘れていて、寒い会場、演目も不動坊。お客さんからは「演出が過ぎます。」とのおしかりもあったとか。
1月11日には烏丸で落語会があり、3回目にして存亡の危機となっているので、是非ご来場をとの告知。
またまた、その前日にはここで、上方伝統芸能ナイトがあり・・・・丁度その日は入門の日で・・・と話はあちらこちらに。
入門時に師匠吉朝に米朝師匠のところへ連れて行かれ、米朝師匠から「ちゃんと勉強やってるか?」(きっと、もっと子供だと思われていた)「ぼちぼちです。」と答えると「ぼちぼちなら、え〜とせんならん。」と言われたことを覚えているなど、会場の雰囲気がなんとなく一つにまとまっていく。
で、演目は寄合酒。
続いて、着物を着替えた吉坊さん。
またまた、師匠の思い出話から。
師匠には他の芸能も勉強するよう言われていたけど、やっぱり根本は本業の落語の稽古が大事。ある時、何度教えられてもできず、師匠が怒って、見台を叩き、「あ〜っ、もう〜っ、おまえっ。俺の方がうまい〜っ!」って訳のわからない怒り方をされたとか。
演目は、影清。
中入り後、桂つく枝さん。
例の、夫婦の力関係・・・老夫婦が食事をしていた話・・・・から、またまた堪忍袋かと思いきや、宿替えへ。
そうか、このマクラ宿替えでも使えるんや、まてまて、夫婦が出てくる話なら何でも使えるんか。
オチは「我を忘れます。」
トリ、吉坊さん。
最初から意識してみていたのが、姿勢。
吉坊さんが一番背筋が伸びていて、お辞儀(礼)の姿も美しい。
最後はおしゃれな着物で、帯も二色の、吉坊さんにしてはやや派手目のもの。
年末の(といっても昔は節分やけど)噺で、厄払い。
ワタシ、なかなか落語会では聞けない噺で、うれしい。
煎った豆から焼き豆腐なんか、わかっていても笑ってしまう「間」。
会場を出たのは9時30分で、H氏との飲み会はやめておいて、まっすぐ(ウォーキングはしましたが、)帰ったため、11時半から飲むハメに。
翌日は二日酔い。
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