第10回 城北にぎわい亭〔08-097〕
城北市民学習センター 15:00
・桂 雀太 時うどん
・桂雀五郎 八五郎坊主
・桂 雀喜 はてなの茶碗
・桂雀三郎 不動坊
時間休暇で職場を抜けだし、別件の雑用をこなし大阪駅からバスで城北市民学習センターへむかう。
高殿のバス停前で異常な渋滞があり、何かと思ってみると、今まさに起こった交通事故。
パトカーも来ていない。
既に、少しするとパトカーがやってきて、車・バイク双方にけが人はなさそうだったので、会場へむかう。
センターで開場を待っていると、2時に桂 雀太さん、桂 雀喜さんが入場。
ややあって、開場。
平日の昼ってなめてたけど、結局満席。
まずは、桂 雀太さん。
「心の旅」に出かけてましたとのこと。
旅の途中、東京銀座で小室哲哉さんのトークイベントがあり、ホンの30分ほどで1曲作り上げ、「この1曲でまた数千万円儲かるのかな。」と思っていたが、つい最近ああいう出来事に。
という、エピソードとは全く関係なく落語へ。演目は時うどん。
二人の登場人物は、ひやかし帰りではなく、一杯飲んだ後との設定。
終わったときの太鼓はタイミングが早すぎ、オチが十分に聞き取れてなかった人も多かったのでは。
で、雀太さん、名びらを次の雀五郎さんにかえそうとして、「城北にぎわい亭」だったことに気づく。
一瞬止まって、ゼスチャーで「雀太→私、雀五郎→次のひと」みたいなポーズ。
続いて、桂雀五郎さん、「城北にぎわい亭に続きまして、私、桂雀五郎でございます。」
例によってマクラもほとんどふらず、八五郎坊主を。
八五郎がズク念寺の1間半の扉を開けるところでは、舞台の端まで膝ではねていき、「一門の伝統芸でございます。」(笑った!)
続く、桂 雀喜さん、自称、「マダムの恋人」とのこと。
最近の雑誌サライで噺家を家へ呼ぼうという記事が掲載されていて、注意点として
1 あんまり先の日程を入れない。「たしにそうですね、いつ、もっとおいしい仕事が入ってくるかもわからない。」
2 出演料と交通費は別々で。「その通りです。この間もコミコミで行きましたが、どうしても交通費をけちろうと、高速道路をやめたり、別のところに精力が使われる。」
3 出演料の目安
東京の噺家さん。二つ目 5万円、真打ち 10万円、ベテラン真打ち 10万円以上。
上方落語協会 相談に応ず「本当に、いかようにも相談に応じます。」
演目のはてなの茶碗は、急かずゆっくり、落ち着いたしゃべりで、「もしかしたら、名人芸か?」と思わせるが、ところどころ怪しいところも。
トリの桂雀三郎さん、
不動坊を、たっぷりと。
この間の桂きん枝さんのバージョン(ほたら何かい、りきちが嫁をもらうんかい。で始まる、)では、りきちの人柄が出てなかったけど、今日は「良い」りきちさん。
「幽霊稼ぎ人です。」
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