ふたかみ寄席『おとなのための 落語高座』〔08-093〕
ふたかみ寄席「おとなのための 落語高座」ふたかみ文化センター 市民ホール
・桂つく枝
・林家染左
・桂阿か枝
まずは、女性の司会者が登場して、その後館長さんのご挨拶。
この間の「たかつ笑い亭」でも館長さんが登場していたが、観客から見ると全くありがたみのない、ただ早く終わってほしいだけのモノでしかない。
で、名びらには「解説」と書かれた状態で、桂つく枝さんが登場。
見台、膝隠しの説明と、東京都大阪との違い、上下を切るって話など。
小拍子の説明では東の旅(発端)の一部をさらっと。
今回は、第一回ということで、一回があれば二回、三回と続けられるよう・・・
で、落語としては最初に登場したのが、林家染左さん。
「落語は、皆さんの頭の中のスクリーンに自由に描いていただく芸、お客さんの負担が大きい芸です。
今日、おもろなかったなぁと思ったら、半分は皆さんのせい・・・」
地口オチ、考えオチなどの説明をマクラに、道具屋を。
さてさて、またまた、名びらが「解説」に変わって、つく枝さんの登場。
今度はお囃子の解説を。
また、つく枝さん以外にも、大太鼓、しめ太鼓、あたり鉦、ドラ、拍子木、能笛、篠笛を携えた桂阿か枝さん、染左さん。
なんと、今日の3人は3人とも笛が吹けるそうで、「今日、大阪でやってる落語会では笛がありません。」まあ、それくらい少ないらしい。
続いて、林家和女さんも登場して、一番太鼓、二番太鼓を。
二番太鼓では、つく枝さんが笛、太鼓は阿か枝さん。締め太鼓は染左さん。
三味線がくわわって、今度はいろんな師匠方の出囃子を。
六代目松鶴、五代目文枝、米朝、三代目春團治から仁智さんのオクラホマミキサー、小枝さんのミッキーマウスマーチまで。
つく枝さん「小枝さんも落語やらはります。」で笑い。「ワタシ、この出囃子3回しか聞いたことが亡いですが。」
あと、お約束の風の音、雨の音、雪の音、池田の猪買の一部や、皿屋敷の一部など。
で、後半は、落語会。
阿か枝さん、小学校に行った話をマクラに、時うどんを。
二日目にいったうどん屋の主が、目をぱちくりさせるところなどおもしろい。
噺自体も面白いけど、よっく受けてました。
トリ、つく枝さん。
なんと、今日、落語会に行く前にiPodで桂文枝さんの崇徳院を聞いていたところに、今日の崇徳院。
オチは、割れても末に買わんとぞ思う。
「おとなのための落語高座」といっても、別段大人向けでもなく、「初心者のための」って雰囲気の落語会でした。
お客さんは、普段あまり落語を聞いていない感じで、あちらこちらでの大爆笑は会場を盛り上げてよかったですね。
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