島之内寄席 7月席〔08ー057〕
島之内寄席 午後2時 ワッハ上方ワッハホール
・桂阿か枝 千早ふる
・林家そめすけ 仏師屋盗人
・露の吉次 初天神
・笑福亭仁嬌 天狗裁き
中入り
・桂 三歩 松山鏡
・笑福亭鶴瓶 私落語 回覧板
久々の満員御礼か。
これが落語人気でなく、(多分)鶴瓶人気というのが残念。
まずは、桂阿か枝さんで、千早ふる。
阿か枝さんの千早ふるは以前にも聞いているし、別に、、、、と思ってたけど、何の何の。
千早の声色もパワーアップしてるし、講談口調の「これがあの千早花魁の〜っ慣れの果て〜っ。」とか、「豆腐屋の幽霊は、いちま〜い、にま〜い、でなく、一丁〜、二丁〜。」って工夫満載。
あなどれん。
マクラで使った、保育園での落語会で手ぬぐいを焼き芋に見立てるのを、子供達がいつまでたっても「バナナー、バナナー」って叫び収拾がつかなくなった話が、この後、別の噺に使われるとは。
笑福亭喬介さんが登場して、お茶子を。
続く、林家そめすけさん、今日は笑福亭仁鶴さんのものまねから、オール阪神さんのものまねへ。
文句のでない噺をということで、泥棒の噺。仏師屋盗人。
さてさて、露の吉次さん、羽織を脱ぐと涼しげなパステルカラーの着物。ご本人は日に焼けた(地黒?)健康的なお顔なんで夏向きかも。
「すごいですね〜、この暑いのに。すごいですね〜、満員御礼。すごいですね〜。」としきりに繰り返し、「ホントすごいですね〜、鶴瓶師匠。」
噺家さんには、季節を全く無視して落語をすることもよくあると聞いたが、今日の初天神もそう。
初天神に連れて行った子供は、「あれ、買うてくれやぁ。」といろいろねだるが、最後には、「バナナー、バナナー。」(これがトップバッターの阿か枝さんの噺から)
長い噺なんで、みたらし屋まで。
この人を見ると、仁鶴さんのことが頭をよぎって仕方がない笑福亭仁嬌さん。
最近暑くなった、寝られない(13時間しか)、夢を見る・・・・で冷や酒の夢、凍りついた小判の二つをマクラに天狗裁き。
今日はいつもと客層がちがってるけど、一番受けてたようにおもう。
中入り後、桂 三歩さんも、最近けっこう聞いていて、
マクラ「七つ紋」「犬の三枝はサンポが嫌い」も慣れてしまって笑えない。
「七つ紋」は最初、爆笑したけどなぁ。
演目は松山鏡。
便利と不便はウラオモテ、今のように鏡が普及していない時代、越後の山奥の松山村の、、、
い〜い、出だしでした。
さて、ワッハを満員にさせたトリ、笑福亭鶴瓶さん、「(三歩)どう見ても、ガマガエルやなぁ。」といいながら登場。
途中、携帯電話が鳴ったお客さんに、「どうぞ、どうぞ、出てください。心配でしょ。」とか、くしゃみ三連発があったり、やっぱり何かある。
演目は私落語 回覧板。
「たべに」とか、昔のパペポのネタが出てきたり、懐かしい話がありました。
「これって、落語?」なんでしょうか。
« 笑福亭枝鶴襲名〔08ー番外編〕 | トップページ | 第51回王寺寄席〔08ー058〕 »
コメント