安養寺寄席〔07-095〕
大和小泉のお寺、安養寺での落語会。
「ねたのたね」によると、今日は笑福亭たまさんお一人の出演か?
さて、お囃子はどうする? 受付は?(また、たまさんの弟か?)などと考えつつ、嫁はんとふたり安養寺へ向かう。
案の定、受付にはたまさんそっくりの青年(少年?)が、今日はスーツを着て座っている。
お囃子(テープ? CD?)にのって笑福亭たまさんの登場。
まずは、寄合酒。
マクラでは、三重県地方では、「赤福の餅の部分、中の白いところはおにぎりせんべいになっている。」って噂が昔からあったそうで、今回の騒ぎでより深く信じられるようになったとのこと。
あと、マクドナルドのハンバーガーには○○○が入っていて、牛丼は実は○○丼だとかの噂話。
寄合酒ではふつう、赤犬から取ってきた鯛、乾物屋をだました棒鱈、鰹節屋さんの子供をだまして取ってきた鰹節、数の子、ネギなどですよね。
今日は、他に「犬を連れた味噌屋の子供にもらった新聞紙にくるんだ味噌」っていうのがあって、さてさて。
二話目は厩火事。
髪結いの亭主が、最後にこけてしまって、自分の膝の皿を心配したり。
三話目は禁酒関所。
松本の旦さんが酒屋に飲みに来るあたりは省略されていて、それでいて、十分に話はわかる。
「ややエキセントリック」な表現に会場は大うけ。
中入り後、登場したたまさん。
実は、大安売りかいらち俥をやろうと思っていたが、最近、ちりとてちんを覚えたってことを住職に話すと、住職から「是非ネタおろしを。」といわれたので考えている。
大安売りやいらち俥は何度もやっているが、ちりとてちんは初めてだし、そもそも今日のお客さんはどこで笑うか分からない。
これまでも、客席の部分的に、あちこちバラバラに受けていて、何をやったらいいかわからないとのこと。
ここで、客席から「昨日、王寺寄席でちりとてちんがあった」との声。
で、たまさん、「昨日、王寺寄席に行った方?」と聞くと、2〜3割のお客さんが行っていたよう。
その後、お客さんの拍手によって、ちりとてちんに決定。
ちりとてちんは、最近は桂南光さんのやり方が多く、いろいろ違うところがあるが気にしないようにとの説明つきで。
まず、客は大橋さん。
お酒は白菊ではなく灘の酒。
茶碗蒸しは出てこなくて、「初モン」のワサビを丸ごと食べるシーンがあったり、腐った豆腐は2丁出てきたり。
手伝いのタケは同じだが、何と、「長崎では朝、昼、晩、三回どんぶりで食べた。」などと言うもんやから、どんぶりで食べることに、、、、、、ちょっと、その後は書けません。(めっちゃエキセントリック!)
近畿では木枯らし1号が吹いた寒い一日でしたが、落語では暖まらせてもらいました。
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