王寺寄席〔07-094〕
嫁はんと出かけた王寺寄席。
全170席程度がほぼ満席になっている。
ワタシ、最近、ちょっと落語会にチカラが入ってなくって、(ブログの更新がいい加減になっているので、ご覧になっている方はわかっておられるでしょうが。)今日もメモは忘れるわ、デジカメは忘れるわ。
それだけならともかく、ペンがないとどうしようもない。
で、近所のスーパーでボールペンとメモ帳を買っていく。
王寺寄席のような地域の寄席は、年齢層が高く、マナーという点ではちょっとマイナス。
無理矢理エレベーターに乗ってくるお婆さんや、時間に関係なくトイレに行くお爺さん。
ひそひそ話がひそひそ話にならないおばさん達。
まっ、それもこれも含めて落語会やと、変な理解もあったりする、、、、中年。
王寺寄席は演目が書かれておらず、何が聞けるのか、ちょっとした楽しみがある。
昨日、今日とちょっと冷えてきたので、誰か、千両みかんでもやってくれないかと思いながら開演を待つ。
まずは、桂雀五郎さん。
牛ほめでした。
「なつめ型の手水鉢」でなく「石灯籠」とか、ちょっとパターン違いか。
サゲで、牛の「ベタベッタ、ベタベタ」がなく、キレイな感じでスムーズに終わるのもいいですね。
続いて、桂まん我さん。
いろいろな食べ物の偽装の話から。
「吉兆いうても桂吉朝と違いまっせ。」てなマクラから、ちりとてちんへ。
出されてきた料理を喜ぶ様なんかを見ていると、どうも南光流か。
また、酒の飲み方うまいですね。しずくがこぼれないように左手を軽く添える仕草なんか。
「えっ、茶碗蒸し? そんなん素人がつくってどないしまんねん。料亭へ言わなぁ。吉兆とか。」
続いて桂 米左さん。
最近、NHKの朝の連ドラ「ちりとてちん」にはまっているそう。
舞台にドラをおいてある設定や、自分自身の師匠の呼び方とか、プロから見るとつっこみどころ満載だそう。
(ワタシ、見たことありません。)
で、今日の演目は崇徳院。
最近、劇中で崇徳院の話題があったそうで、テレビを見てはる方で崇徳院を(ちゃんと)知らない人もいるだろうということからか。
「互いに探す相手が見つかりまして、めでたく一対の夫婦ができる崇徳院というおはなしでごさます。」
さてさて、トリの桂 雀松さん。
「いろいろ、偽装の話題もありますが、我々の方、偽装も何もそのまんまでございます。桂 米朝って書いてあって桂小米朝が出てきたら誰でもわかりますから。」
で、演目は幇間腹。
雀松さんのちょっととぼけた感じがたまらない。
サゲのところ、皆さん(最初に書いたおじいさん、おばあさん達)は分かったのだろうかと思いつつ、嫁はんと晩ご飯を食べて帰りました。
※ 今日も王将へ行ったことは内緒にしておこう。
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