城北にぎわい亭〔07-084〕
例によって、抽選の落語会。
今日は、外れても桂 米二さんの「MINAMI出張所」もあるしって思っていたが、こんな余裕のあるときに限って当たる。
谷町線で関目に向かうと、途中、落語会で何度かお見かけした人がはがきをにらんでいる。
(きっと、城北やっ!)
駅を降りるとあいにくの雨、城北市民学習センターまでは徒歩3分くらいやけど、駅前のドラッグストアで198円の傘を買う。
例によって、Y氏が先着していて、前から6列目、中央あたりの座席をキープしてくれている。
にぎわい亭も3回を数え、落ち着いてきたのか、センターの方の挨拶や、注意事項もなく「普通の落語会」のように開会。
まずは、桂 雀太さん。
例によって、、、、、、(って言っていいのか、)携帯電話の注意事項(ピロピロピッピ、ポッポッポッ〜)から、9月2日に猪名川寄席で聞いた天狗さしへ。
ワタシ、今月は、仕事と落語会の折り合いがなかなかつかず、今日で2回目の落語会。
2回とも雀太さんの天狗さしから、、、、。
鞍馬山の奥の院あたりまでやってきた男、「ここまで来たら天狗の臭いがプンプンするでぇ〜。」
なんか、怪しげな鞍馬の山中の雰囲気がにじみ出るようないい言葉ですねぇ。
続いて、桂雀五郎さん。
演目は宿替え。
オチは「ここまで、箒を掛にくるのはじゃまくさい。」
次に登場した桂 雀喜さん、野江内代に住んでおられるそうで、スポーツセンター太極拳クラブの話題から、大阪での落語会が久しぶりだという話をマクラに。
理由は、桂 雀々さんの東京での落語会。
雀々さん、ずっと東京かと思いきや、午前中に関西テレビの収録もあったりして、忙しい。
午前、大阪で、午後には東京での落語会。新幹線なら2時間半でいけるようになった、、、、、、、というフリで、住吉駕籠へ。
駕籠に乗るシーンまでは行かずに、酔っぱらいとのかけあいのシーンで残念ながら時間切れか。
酔っぱらいの描写がすごくよかったので、「もっと聞きたい」「最後まで聞きたい」って尾を引く感じ。
ここまで並んだ桂 雀三郎さんのお弟子さん3人、見事に、明らかに、だんだんうまい人が出てきている。
一人ずつでは気づかないようなことも気づかされたりして、、、。
考えてみると、お弟子さん3人は結構しんどいでしょうねぇ。そういった意味でも、勉強になって、演者の皆さんにもいい落語会になっているように思います。
こうした並びの落語会なら、トリに登場する師匠は、圧倒的な実力を、観客にも弟子達にも見せなければなりませんから、大変かなともおもってましたが、なんの、そこは桂 雀三郎さん。
「圧倒的」どころか、「問答無用」的な「チカラ」と「ワザ」を見せつけます。
3人の方々には申し訳ないですが、桁違いです。
演目の天王寺詣りは、「ここらが現代」、「ここらがハイカラ」なんて言葉をそのまま使う、オーソドックスな、奇をてらうところのない、いわゆる普通の天王寺詣り。
「うちに彼岸が出た」のくだりで、何であれだけ笑わせることができるんだろうか。
ひとつひとつの言葉の間、細やかなくすぐり、爆笑!!!
終了後、Y氏と王将へ。
経験というか、修行というか、そんなものを話題に餃子でビールを飲みましたとさ。
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