花菱の会〔07-074〕
今日は、花菱の会。
18時25分くらいに入場し、上方亭の最前列を避け2列目に座っていると、「前、座ってよろしいかぁ。」という聞き慣れた声。
H氏の来場。
「どないしたん?」と聞くと「9時からの飲み会までの時間つぶしですわ。」とのこと。
まずは、笑福亭一門から、笑福亭呂竹さんの登場。
演目は米揚げ笊、丼池の甚兵衛さんが、今日は「竹内さん」になっていた。
「梅田のステンショ」をあげるところまでいかず、お金で済んでいた。
続いて、桂 春雨さん。
春雨さん、5年前に大病を患ったとのことで、「がんばらないようにがんばる。」(以前にも書いたかも。)
あと、低血圧の頭痛の直し方などをマクラに、青菜。
植木屋さんのおしりが硬く、風呂でタイルを割った話は久しぶりか。
(これまで、大阪弁じゃないのが気になるって書いてきたけど、今日、春雨さんの言葉が不思議に全く違和感なく入ってきた!!)
次に、桂 福車さんで、てれすこ。
関西ではまず聞けない噺。
マクラで日本全国の「なまり」を話題に笑いをとってから、長崎の話と言うことでてれすこ。
奉行が遠山の金さんの父親だったていう話が、ホントっぽくてよかったですね。(ホントかもしれんけど。)
中入り。
H氏は予定を早めて飲み会に向かう。
今日の蝶六さんは絶対に期待やのに。(根拠無いけど。)
で、桂 蝶六さん。
実は、開場直後にたばこを吸う場所で蝶六さんもたばこを吸っておられた。
仕事の話題だったようで、中身はよくわからんけど、声に張りがあるのが(痛いほど)分かった。
舞台には、グレーから白のグラデーションの着物で登場。
ちょっと、「粋」な感じ。
マクラで、「これまで10年以上、花菱の会をやってこられたのは、それぞれの個性が全く違っていたか。例えれば、春雨さんは船場の若旦那が似合う、梅團治さんは河内・八尾方面、福車さんは新世界、私は、、、歌舞伎座の裏。」
演目は、厩火事。
いいですねぇ。たとえば落語の評価するとき、「声」がどうの、「所作」がどうのって言いますが、今日の蝶六さん、声(大小も含めて)、所作、顔、それにキレイな大阪弁。
男女や兄貴分の描き分けも、、、、、最高でした。
トリに登場した桂梅團治さん。
7月は忙しかったけど、8月に入って子供さんと九州までの旅。
ほとんど車での寝泊まりで、職務質問され「誘拐」と勘違いされたとのこと。
演目は、宇治の柴舟。
これもまた、春團治さんのCDくらいでしか聞いたことがない珍しいネタでした。
![]() | ![]() | 桂春団治(3代目)(1)
|
![]() | ![]() | 桂春団治(3代目)(2)
|
![]() | ![]() | 桂春団治(3代目)(3)
|
![]() | ![]() | 桂春団治(3代目)(4)
|
![]() | ![]() | 桂春団治(3代目)(5)
|
![]() | ![]() | 極付十番 三代目 桂春團治 DVD-BOX
|
« 池田で亥会〔07-073〕 | トップページ | らくご道〔07-075〕 »
コメント