可朝・福團治ふたり会〔07-072〕
「月亭可朝」ってイメージは、「ボインは〜っ」って歌を子供の頃聞いた事くらい。
もちろん、これまでナマでは見たことがなかったんで、この二人会、ちょっと高いけど行ってきました。
まずは、桂 三四郎 さんで、大安売り。
「巴投げ」が無かったような。
自称座布団王子。
続いて、桂 春菜さん。
低い地声で話し出し、高い声でお母さんの話題をマクラ。
伝統芸能を保護するため、文楽の人たちは国家公務員になってるんやって。
それやったら、落語も廃れてきたら落語家を公務員にして保護して、それやったら、和菓子なんかも保護しなければならなくなったりして、それやったら、ぜんざいも可能性があるかもってところからぜんざい公社へ。
次に、元公務員、桂 福車さん。
何かつっこみがあるかと思ってたけど、特になし。
演目はないもん買い。
出前一丁のガラのパッチや、硫酸で顔を洗えとか、サリンの行水とか、そんなんあり?
さてさて、きれいなピンクの着物で桂 福團治さんの登場、例によって扇子で体を支えて始まる。
演目は、くっしゃみ講釈、講釈場では安倍や麻生、谷垣、小沢、それに植草さんまで登場。(読んでても意味わからんでしょ。)
中入り後、芸者ワルツをお囃子に、月亭可朝さんが舞いながら登場。
カンカン帽をかぶらず手に持っての登場は初めてとのこと。
参議院の話題で立候補したときの公約(一夫多妻、風呂屋の仕切りをなくす)や田中角栄と親交があったことなど。
演目は、市川堤。
最後の「俺は次郎吉やない〜!次郎吉やない〜!」って舞台の袖へ、普通ここでは幽霊が出るところ。
ところが!!!!
(ネタバレするので、ちょっとここではかけません。)
その後、ギターを手に、懐かしのボインの唄を。
最後に、(もう9時やけど)可朝×福團治(対談)として、お二人が若い頃の話を。
可朝さんが先代染丸さんの弟子やった頃、通いで、寺田町から百済に向かう途中、福團治さんが子守りをしているのに会ってたこと、可朝さんが米朝さんの預かり弟子になったけど、子守り(おむつ交換)ができず、枝雀、ざこば、米紫さんにやらせていたことなど、当時をしのばせる話題。
シメにお二人の太鼓と鉦の合奏で幕。
初めて見た可朝さんに感動し、芸っていうか、経験って言うべきなのか、、、の「チカラ」ってものを感じさせてもらった一夜でした。(前売り3,000円は安い!)
で、今日は一人なんで「はなまるうどん」ってお店でカレーセットを食べて帰りました。
カレーは、正直いまいち、うどんは美味。まあ、499円やから贅沢も言えへんか。
![]() | ![]() | 上方艶笑落語集(7)
|
![]() | 真面目ちゃうちゃう可朝の話
|
« 第16回らくご・らいぶ in GM−1〔07-071〕 | トップページ | 池田で亥会〔07-073〕 »
コメント