ひがしむき寄席〔07-050〕
奈良の教会で、年に2回春、秋開かれているひがしむき寄席。
今日は、あいにく一人でいく。
開演1時間前についたため、まだ舞台の設営中。
この会は「名ビラ」がなく、舞台袖に名前入りのちいさな提灯が並んでいる。
まずは笑福亭呂竹さん、地味な着物で登場。
間違えて教会にやってきたお坊さんみたい。
演目は、牛ほめ。
結構広い会場やけど、よく声が通るのは、ちゃんと練習しているせいか。
続いて桂 出丸さん。
「昔、土木や建築関係は○○組という名前が一般的で、現在でもその名残で間組、奥村組等が残ってます。
落語では「米朝一門」とか「春團治一門」などと呼びますが、ざこば一門だけは、たまに、ざこば組と呼ばれます。」
演目は、、狸の化寺。
だじゃれ好きな親方って設定で、「阿弥陀さんが一体多い、一体どうしたんや。」
トリは、桂小米朝さん、三枚起請。
5月24日まで、大阪新歌舞伎座の「川中美幸特別公演 出雲の阿国」に「九蔵」役で出演されていたそう。
(何と、入場料金13,000円!)
そのせいか、今日は声の調子がよくないようだ。
でも、何か「華」があるのは、もってうまれたものなんやろうか。
おしまいに、小米朝さんが挨拶され、「どうも、声の調子が「九蔵」の役の声になりそうなところがありました。このひがしむき寄席は、出丸さんが一所懸命がんばっている会です。どうぞ今後ともごひいきによろしくお願いします。」
トリらしい落語、トリらしい挨拶、いい落語会でした。
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安養寺寄席に続いて書き込みさせてもらいます。奈良のイノマティーです。
素早いレポートのアップですね。私もひがしむき寄席に行っておりました。ゆったりとした教会の礼拝堂での寄席もいいものです。小米朝さんは、台詞回しが役者のようでした。芝居にずっと出ておられたからでしょうか。生の小米朝さんを聴くのは初めてなんです。
奈良の寄席にだけ行ってる訳でもないのですが、管理人様のように多くの寄席にはなかなか行けません。米二さんの会や、「笑いのタニマチ」にはよく行ってます。繁昌亭は最近敬遠気味です。
投稿: イノマティー | 2007.05.27 23時04分