上方落語 一心寺亭(初日)
元日そうそう落語会に出かけていったYさんのレポートです。
Yさんは、元旦夜、奥さんの実家にお出かけするところ、奥さんは早めに出かけ、お子さんもいとこ同士で遊ぶため早炉に出かけ、夜、飲むしか楽しみのないYさんは夕方まで落語会に出かけたそうです。
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あけましておめでとうございます。
今年も落語会よろしくお願いします。
今日の落語会ですが、ほぼ満員。
12時半に会場に着いたら、整理番号110番。
終わってからの抽選結果、前後が当たり、私ははずれ、残念無念。(109番、111番が当たり)
3時半お開きです。
今年初の落語会。
正月3が日日参するとの批判【※やっぱり批判があるんや!】をものともせず、天王寺の一心寺シアターへ。
到着後、しばらくして開場。
振袖姿の女性の姿もなく、いつもどおりの寄席風景。
開講一番、桂壱之輔さんの「ぜんざい公社」
まくらで、去年の話題として、天満天神繁昌亭の話。
上方落語協会200名の中で、最初に演じたとのこと。
9月1日の内覧会で、三枝会長や春之輔師匠などのお歴々の前での落語で非常に緊張したとのこと。
噺は、故春蝶師匠のイメージの強い噺で、やや損をした感じがした。
続いて、桂団朝さんの「宗論」
マクラでここだけの噺が多く、もう少し短めでもよかったのでは。
噺は、商売の邪魔になる宗教にはまる息子と親の対立の話。
初めて聞く話で、楽しく、親子の話に番頭のぼけた突込みが最高。
中入り前に、桂小春団冶さんの「豊竹家」。
まくらで、子供時分の三味線の稽古話。
いろいろの芸の修行をされているのだなと感心した。
このネタは、個人的に好みでないので、笑いが少なかった。
新作ものをやっていただいたほうがよかった。
今年3日連続に行くので、後の2日を楽しみにしよう。
中入り後、毎日放送の柏木アナの『酒の粕』。
マクラで、なぜこういう企画ができたのか、舞台裏の紹介。
9月からの猛勉強の成果は?
さすがにアナウンサー、話に緩急があり、非常に聞きやすかった。
後の出番の松喬師匠が「10年前後の噺家よりうまい」との絶賛。
私も納得。
トリに、笑福亭松喬師匠の正月らしく、目出度い噺の「崇徳院」。
マクラで酒が飲んで故松鶴師匠の墓参りをしてからの会場入りまでは去年と同じ。
去年は落語会の後、場所を移して宴会の再開だったが、今年は、繁昌亭の2部のトリに出番とのこと。
去年は繁昌亭だけがにぎわっていたが、今年はこういった地域寄席もにぎわうように努力するという、心強いコメント。
噺は、もちネタで、登場人物をうまく演じわけ、安心して聴けた。
が、一人息子を一人娘と言い違えられたのは、酒のせいかな。
明日も一心寺寄席に参加、春団冶師匠を目当てに、H氏やこのブログの製作者I氏も参加するとのこと。
正月早々にぎやかな落語会になりそうです。
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