第14回らくごらいぶ in GM-1
GM-1は学園前駅から徒歩2分の、普段はギャラリーをやっているところ。
米二さんの車にビラが貼ってあるのが看板代わり。
例によって(鶴橋のパターン)、受付に米二さんご本人がいらっしゃった。
黒米のおにぎりとお茶をいただきました。
はじめに、桂 二乗さん、七度狐。
二乗さんに言うのもなんだけど、何で、狐はあんなしゃべりをするのだろう。
その違和感がずうっと後を引く。
二乗さんは、東京でお芝居のため6月から7月にかけて、東京に行っていたそうだ。
(そのせいか)ちょっと噺に「つっかかる」ところがあった。
そんなに落語会に行けない私にとっては、米朝さんや枝雀さんのCDが基本で、、、、、、、、。
そんな「人間国宝」と比べられても困るでしょうけど。
続いて、桂 米二さん、京の茶漬。
この間、鶴橋で聞いたところだけど、細かなところで笑わせてもらいました。
米二さん、舞妓さんに化けるおばさま方の噺はいいですけど、今日の客層的にはどうなんでしょう。
「笑わなしゃあない。」ってお客さんが結構いたんではないでしょうか。
京都観光に行って、一度は化粧して人力車に乗ったことのある人が結構多かったようなんですが。
たしか、この間は「京阪沿線に引っ越しましてん。」が、今日は「近鉄沿線」に替えておられましたね。
近鉄の方が、伊勢やら、名古屋やら、奈良やら、広くてええでしょ。
続いて、桂都んぼさん、四人ぐせ。
「ナマ」ならではの噺で、世間のおばさん方が大笑いで、つられて笑ってしまいました。
都んぼさんは、これまで大ホールで聞いたことはあるのですが、今日のような小さなホールで見るとちょっと雰囲気が違いましたね。
結構、「濃い」顔やねんなぁって思ってみてました。
トリは、桂 米二さん、寝床。
米二さんの寝床も最近聞いたような気がするんですが、今日の出来は最高。
(偉そうな言い方をすると)米二さん、何か一皮むけたような噺でしたよ。
細かなくすぐりももちろん、何か、開きなおったような感じがして、それでいて、基本をはずさず。
「花が咲いた」って思ってます。
私は以前から米二ファンではありますが、今日の噺はこれまでで(第1回鶴橋以来ですが)最高だと思っています。
また、次の「最高」を楽しみにしています。
米二さんの本来のオーソドックスな芸風でない、「何か新しいもの」を感じた今日は、気分的には「大もうけ」でした。
米二さんファンの皆様、8月6日には、宇治市民会館で尾長猫寄席、8月20日には祇園「いしだ」、9月2日にはもんぼう寄席があります。
是非、ご参加を。
« 第141回オーク弁天寄席 | トップページ | イチロウの交流戦 21 世紀会 »
コメント