第54回日曜落語〜なみはや亭〜
・桂佐ん吉 子ほめ
・桂かい枝 おごろもち盗人
・笑福亭松喬 ざこ八
・桂 小米 夏の医者
・桂 文珍 包丁
場所はワッハ上方、ワッハホール。
6時30分開演のところ、仕事終了後駆けつけ、6時10分くらいに入場するが、すでに満席。「申し訳ありませんが立ち見になります。」とのこと。
※全然、ご招待とちゃうやんか。
実は、今日はよみうりテレビの「平成紅梅亭」の公開録画も行われており、そっちの抽選にもあたっていたが、よみうりにはY氏が家族全員で行き、私はなみはや亭に行くことになった。
最初に登場した、伊藤史隆アナウンサー曰く、「現在、阪神は1対0で負けています。」その後、拍手の練習をして、「今日は、定席の落語会風に演者だけを紹介して演目は後でご紹介します。」とのこと。
トップには、桂佐ん吉さん。故 桂吉朝さんの弟子で、演目は子ほめ。放送時間の関係からか、微妙に端折っている。若干緊張気味だが、はきはきして気持ちいい。
続いて、桂かい枝さん。故 桂文枝さんのお弟子さん。故人のお弟子さん特集?(そんなことないわな。)
演目は、おごろもち盗人。あれっ、朝日放送「ラジオ」の収録なのに、おごろもち盗人はないでしょ。
と思いながら、聞いてみたいような。
中入り前は、笑福亭松喬さん。演目はざこ八。
これも微妙に短めバージョンになっている。
つづいて、桂小米さん。
マクラで病気の話、大腿骨頭壊死症という2000人に一人という原因不明の難病にかかったときのお話。
手術が必要で、6ヶ月以上のリハビリ、完治まで1年以上かかる大病。
師匠米朝に電話をすると、「そんな大事な話は電話でなく、うちへきて話をしろ。昼間は何やから夜おいで。」といわれ、いってみるとお酒をつきあわさせられる。
「原因不明の難病なんです。」というと、師匠は「大変やな、何でそんな病気になってん?」「それが判からへんから原因不明なんですわ。」
次に左足にも発見。師匠に電話すると「そんな大事な話は電話でなく、うちへきて話をしろ。昼間は何やから夜おいで。」といわれ、またお酒。
「原因不明の難病なんです。」というと、師匠は「大変やな、何でそんな病気になってん?」「それが判からへんから原因不明なんですわ。」
お酒を禁じられているといっても、「医者は、そういう風にいうもんや。」といわれ、「考えてみると両足いっぺんにやってもろたらええやんか。最近は葬式と一緒に初七日までやるもんや。」とまでいわれる。
酔っていると何となくそんなもんかなと思い、医者に相談すると「よう、そんなアホなこと考えたな。誰がそんなこと言うたんや。」
「いや、友達です。」
「あんたな、米朝さんの弟子やろ、あの師匠やったら常識のある人や。いっぺん師匠に相談してみぃ。」
演目は、夏の医者で、大蛇に飲み込まれた腹の中での話が聞いたことのないもので、楽しかった。
トリは桂 文珍さんで、演目は包丁。
東京の話と微妙に違って、三味線の師匠とはただ別れたいだけの男。
包丁は上方では聞くチャンスが少ない話だが、誰に教わっているのだろう?
今日は、落研出身のN氏と一緒に行ったが、やっぱり最後は王将で餃子の一日でした。
次の落語会は6月19日の「紅雀と阿か枝」、20日のNHK(当たれば)の予定。
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